値入と粗利益の違いは?いつも話題になっていますね。チェーン本部は値入高の拡大を、オーナーさんは粗利益高の拡大を目指している。売上高対比のFCチェーンに対して、大手FCチェーンがいう「本部もオーナーも粗利益を増やすことで一致している」は実は違うんですね。
値入の場合はとにかく仕入れが多ければいい、極論を云えば、いっぱい仕入れて売れなくて、大量に廃棄や不明ロスになっても構わないのです。しかし、オーナーさんは廃棄や不明ロスが出ると、自分の手取りが減ってしまいます。
例を出してみます。
原価70円 売価100円のおにぎりを2個仕入れました。
①2個共売れました。値入は60円=(100-70)×2です。粗利益高も同じで60円です。
②1個売れ、1個残りました。値入は60円=(100-70)×2です。
粗利益高は△40円です。(100-70)ー70
③2個共残りました。値入は60円=(100-70)×2です。粗利益は△140円です。(0-70-70)
この①から③の違いが理解できましたか?売れようが残ろうが値入は同じ、つまり本部ロイヤリティは同じです。しかし、オーナーさんは1個残しただけで赤字です。商品を残して赤字でもロイヤリティはしっかりかかります。だからこそ、単品管理で繊細な発注をして小さな粗利益高を積み重ねるのです。
以前も述べたようにできるだけ仕入れた分だけ売る。仕入れ≧売上ですね。
しかしここで相反するのが縮小均衡、残したくないからといって、売れる分だけ仕入れしていたら、いずれ発注がゼロになり、お客様も来なくなります。ですから「本当の単品管理」で発注精度を上げる。もちろん仮説の確率も上げることですね。
だから本当に勝負する相手は、実は本部ではなく、競合店でもなく、来店されるお客様なんですね。如何にお客様のニーズに品揃えと在庫を合わせるかです。このブログには素晴らしいヒントがたくさんありますよ。
「本当の単品管理 ②」発売開始です。
いわゆる単品管理は「コンビニ限定の2次元の闘い」です。ここに「商いという3次元の闘いである本当の単品管理=空中戦」では、コンビニ競争という地上戦に負けるわけがありませんね。
②では単品管理の仮説の背景となる自店の立地・商圏等を把握し、数値の真相を追求します。POSデータという数字に至る経緯が見えてくると、POSデータがお客様の購買行動として浮かんでくるようになります。さらに通常の単品管理では語られることのない「ウエザーマーチャンダイジング」も引用し、より精度の高い発注で競争店に圧倒的な差をつけます。
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