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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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発注の分散

きめ細かくするために発注は分散します。
オーナー夫妻は廃棄が出るFFパン関連を発注し、グローサリはP&Aに任せます。
できるだけ、出動回数が多い、勤務時間の長い人から割り当てます。
発注することで、店の運営に関心と責任感を持ってもらいます。
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P&Aの基本シフト

経費の中でも人件費は大きな割合を占めます 。また一番コントロールしやすい経費です 。
オーナー夫妻で足りない時間をP&Aでうめます 。

基本は各時間に最低でも一人 、ピーク時や納品、発注がある時は複数のシフトにします 。
まず、最低限の人数で基本シフトを組み 、そこに肉付け(シフトを増やす)していきます 。

人件費減=利益増です。
まず、オーナー夫妻の最大限のシフトを決めます。それからP&Aのシフトを組み、人件費を調整します。
目安はオーナー夫妻以外で、800千円代から900千円までの人件費です。

P&Aの育成

採用したP&Aを育成します。もちろん1人の戦力として活かす為です。
前述したようにオーナー夫妻だけでは、年中無休24時間営業店はまわせませんので。

まず最初に教えるのが、一番嫌がるクリンリネス、その中でもトイレ掃除です。
とにかくクリンリネスのみです。コンビニの仕事はレジ打ちだけだと認識している人が多いので
まず、その甘い認識を覆し、嫌で大変な作業からトレーニングします。

この掃除が出来ない人、嫌な人はすぐに辞めます。ある程度してから辞められると被害が大きいですが
最初でしたら、被害も軽症、次の人の手配も可能です。

我が店では、嫌な仕事もこなし、継続してもらえる逞しい人を望みます。
お金を払って働いてもらうからには、最低限のことはやっていただきます。

人がいないからといって、役に立たない人を採用するなんて最悪です。
今いる優秀なP&Aも辞め、大事なお客様も離れる可能性が大だからです。
それだったら、少しの間、自分や家族で努力して店をまわす方がベターです。

従業員の知り合いやオーナー家族の知り合い、近所で評判の人等、当り構わず人の紹介をお願いします。
もちろん、それなりの対価を払います。無駄に捨てる求人広告より余程良い人材が見つかるはずです。

P&A(パート&アルバイト)の採用

CVS経営にとって、商品の次に大事な経営資本は人。経営者夫妻(親子・兄弟他)だけでは、
年中無休・24時間営業は継続出来ない。そこでP&Aが必要となる。

P&Aの採用にあたっては、本部からのマニュアルもあるかとは思うが、やはりオーナーの
責任ある仕事と考えて、基本を押さえておきたい。
1.採用した後、育てて戦力になるまで、時間と費用がかかる(トレーニング中はシフトがダブリ、
     一人前の仕事が出来ない)。
2.レジだけでなく、クリンリネス等の作業や発注まで任せたい。
3.少なくとも2年間は継続して欲しい。

以上踏まえて採用のポイントは
1.素直で誠実な人物、決して人受けしなくてもいい、最低の接客用語が言えたら良い。
2.他のCVS経験者は、自分はCVSを知っていると勘違いしている、何らかの辞めた理由が存在する
  (引越は除く)ので採用しない。あくまでCVS素人を自店の風土で育てていく。
3.履歴書は、必ず確認する。丁寧に記入(字は下手でも丁寧さが大事)、写真も貼ってあり、印鑑を
  押す場所があるなら、真っ直ぐ押印してある=誠実で丁寧な仕事をする人の証。
4.見た目も大事。金髪やだらしない服装、清潔感のない人も不採用、仕事場は自分が目立つ場ではなく、
  お客様に満足していただく場、それが理解出来ていない人は採用すべきではない。
5.自信満々の人より、どちらかというと、自分に自信がない人を採用して、CVSの現場で自己実現と
  自己発見をして成長して欲しい。このCVSに勤めて自分は自信を持てたと。
6.最後に時間を守る人、面接日も時間より、少し早く来て待つ人が望ましい=時間の管理=自己管理の
  出来ている人=大人の人=信用出来る人。

繁忙期対策

これから年末の繁忙期に入ります。
この時期は、作業効率アップと誰でも出来る売場管理に徹します。
企業&学校依存立地ではない限り、これから年末にかけて売上は上伸します。

この期間は通常と異なる人がシフトに入ることも多く、また売上上伸=商品の回転が速くなります。
ということで、誰でも、簡単に出来る売場⇒売れ筋に絞り込んだ売場に徹底します。
アイテム数を絞り、売れ筋のフェイス拡大+在庫確保です。
Bランク以降の商品は切れてもOK。空いたフェイスを売れ筋で埋めておけば良いです。

とにかく売れ筋、売れる商品を切らさず徹底的に売ることで売上を構築します。
アイテム数が減れば、発注・検収・品出しの時間が短縮出来ます。
その浮いた時間を接客やクリンリネスにまわしましょう。

単品管理によって

私の提唱する「単品管理手法」によって、最初はすぐ成果が出ます。いわゆるビギナーズラックですね。

元々、単品管理が出来ていないので、基本通り「単品管理手法」で仮説&発注を行なうと
廃棄ロスと品切れが減り、結果として粗利益が増えます。

まず顕著なのが廃棄ロスの減少です。この廃棄が続く商品の発注数を減らし
その分を売れ筋の発注にまわす。これだけなので総発注数量は一定です。

しかし、上手くいくのは最初だけ。ここからお客様との闘いになるのです。
思った通りの展開になるのは、10日に1回あれば良いでしょう。
なかなか思うとおり(仮説のとおり)にはいきません。

コツというか、ノウハウがあるので、それをマスターし、上手く活用できるようになれば
100%とは言わないけれど、70~80%くらいの確立でお客様の動きに合わせれるようになります。

本当にマスターしたら、品揃えや商品開発もできますね。




利益との関連

CVS経営の中で利益に関係するのは下記の項目です。

粗利益(売上総利益)-粗利ミックスと棚減り&廃棄ロス
営業利益-人件費と水道光熱費
FCチェーンでは経常利益はあまり考えなくて良いです。

粗利益を増やす、そして次に営業利益を増やすことが必要です。

経営資本とは

経営の資本とは「ヒト・モノ・カネ」と以前は言われていました。
最近はこの3つの経営資本に「情報」を加えています。

FCチェーンのコンビニ経営において
経営資本は「ヒト」「モノ」「情報」「カネ」の順番だと思います。

何よりも人がいないと年中無休24時間営業の店はまわりません、いくら自分や家族が犠牲を払おうと。
次に商品を売ってなんぼの世界。商品を仕入れて販売し、利益を得る、これが基本です。
その商品を販売するにあたって必要なものがデータ、すなわち「情報」です。
与えられた資本を最大限に活用して、最大の利益を得るためにです。
「カネ」についてはオープンアカウントをとっているので資金繰りに頭を痛めることは少ないです。

季節に合わせて

季節に合わせて品揃えを変化させることは非常に重要です。秋から冬にかけての気温が急激に低下する時期は特に大事です。

CVS店内に商品があると認知されて、実際に売れるまでタイムラグがあると思います。中華まんやおでんがその一例です。
CVSは、ほとんど固定客ですので、カイロ等の季節商品は、お客様の頭に「店にある」と認識されない限り、いきなり商品を並べても売上にはつながりません。もし緊急で並べるなら、カウンター近くか入口のエンド最上段にPOPをつけて商品をPRする必要があります。

実際に他の商品でも、店内にいると気がつかないことが多いですが、実際外での作業や通勤・通学を考えるといろいろ品揃えを変化させることが見えてきます。

例えば、外で作業をする人達は通常軍手をして作業をしていますが、冬(降雪や降雨)の時には、寒さ対策と軍手が濡れないように、軍手の上にさらにゴムの手袋をはめます。しかも軍手の上ですのでサイズはLL,最低でもLサイズが必要となります。
その他寒さや雨対策として、カイロ・傘・手袋・帽子(あれば)・ホットドリンク等の品揃えと陳列位置を再考しましょう。

お客様を知る4

お客様を知る 4

お客様を現場で確認することが大事

一例をあげると
いつも昼間に弁当とお茶1本を買われるお客様
暑くなると、弁当ではなく、おにぎり2個と冷麺、そしてペットボトルのお茶を2本或いは2Lのペットボトルを購入する。といった変化が見られます。

こういう変化をすばやく発見し、発注に活かすためにも現場でお客様の行動を確認しましょう。

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