ここでは2ヶ月くらい、様々な項目を述べてきました。このあたりで、一度まとめてみると良いでしょう。
分類は、4つの経営資本、「ヒト・モノ・カネ・ジョウホウ」で。
分かりにくい場合は、「従業員、商品、売上・利益・損益、データ(単品管理)」の言葉に置き換えても良いです。
毎日、ただ読むのではなく、体系的に眺めると、経営というものが分かってきます。
現場の、一部を、一方向からだけ見るのではなく、全体を眺める、そして違った視点で見る。
すると、それぞれの項目がうまく連動して、「お客様の支持を得ることができる」と理解できてきます。
また、各要素がうまく連携した結果として、利益が向上し、商品経営が継続できるんだと気づくでしょう。
コンビニを経営していると、先行きの不安が多いと思います。
今の売上がこのまま続くのか、競合店が出て来ないのか、利益が確保できるのか、
体力が持つのか、その他、急なアルバイトの休み等、悩みは尽きないと思います。
しかし、今は続けるしかない、やるしかないのです。そうすると、利益を出して生き残るしかないのです。
先述しているように、粗利益の増と人件費中心に経費のコントロールです。
また、コンビニ経営を継続しているうちに、単品管理の手法をマスターして欲しいと思います。
単品管理をマスターすれば、コンビニ(FC・VC関係なく)だけでなく、その他の小売業も
上手く経営出来ますので。
商圏の調査は済んでますか?
店の周辺の事業所や学校、競合店(コンビニに限らない)、そして各種施設等。
たとえば、中小企業が多いと、昼用の弁当が売れると考えられます。
しかし、社員食堂を持った外出禁止の大企業では、昼用の弁当の売上は見込めない。
これは1つの例ですが、周辺を知ることで、データの背景が見えてきます。
商圏の項目と季節・気温・曜日・時間等、それぞれ合わせて分析することで
データの詳細が見え、発注に活かせます。
もう1つ例をあげると、近くに中学校があり、春や夏休み、或いは通常でも、部活後に
米飯やパン、ドリンクの購入がある場合があります。
これも時期や曜日や時間帯と単品・カテゴリーの売上数を見て推測できます。
データには必ず根拠・背景があります。これを確認することで、発注が正確になり、
つまり販売数増とロス減少が実現するのです。
コンビニに限らず仕事の出来ない人は、あれこれ手をつけて、いろいろ抱えて
結局、何も完遂せずに終わるという傾向があります。
というのは、全体も見えず、優先順位も考えないで、思いつくまま、目の前のことに関心が向き、
方向性も段取りも、進捗も関係なし。何となく動いているのです。
しかし、本人は一生懸命に働いていると思っているので、これがやっかいです(笑)
つまり、生産性は0(ゼロ)、もっといえば出来る人の足を引っ張るのでマイナス。
できれば存在しない方がよいのです。
こうならないためには、「難しいとか簡単とか考えずに、1つ1つのことを完結させることです」
この「完結させること」を習慣化し、その繰返しの中で学習し、段取りの仕方や同じ間違いをしない学習ができるのです。
大人の中には、何度も同じ間違いを繰り返す学習の出来ない人の多いこと、
こんな人を「頭の悪い人」と言いますので、こうならないためにもコンビニ業務を1つ1つ完結させる習慣をつけてください。
コンビニ競争に勝ち残るための私の狙いは
「基本の徹底」をベースに、単品管理のマスター(深耕)による店力アップです。
基本の徹底では店力が一定ですが、単品管理のレベルアップ分、店力が上がるというわけです。
言い換えると、「お客様のニーズに対応できた分」、結果として売上と利益が上がる構図です。
これを得たら必ず競合に勝てる店になれると確信します。
コンビニは年中無休24時間営業が当たり前です。
しかも、仕事を辞めるまで継続します。
ということは、開店から一時期、頑張る、或いは競合店ができた時、頑張る。
それくらいは良いですが、ずっと永遠に緊張状態で長時間勤務をすることは避けてください。
メリハリをつけ、任せることは任せて、さっさと帰りましょう。何かあったらオーナーに連絡を入れてということで。
睡眠時間も確実にとってください。睡眠第一、体力第一です。
自分の体のことは誰も心配してくれません。まず自己管理を。
また、オーナーが店にいない方がかえって従業員が自立することも多いのが事実です。
コンビニ経営の中の「基本の徹底」と「単品管理のマスター」、この2つが完璧にできるようになれば
商品の供給さえあれば、大手FCチェーンを離れても、コンビニ経営は継続できます。
というのは、お客様の購買行動を理解し、品揃えを合わせていけるオーナーは少ないからです。
(様々な飲食流通業そして商品開発に携わり、成果を出した私流の商人道=手法を使っている人は少ない)
ですから、この手法を身につけたなら、たとえ、看板は変わっても、商品されあれば、商品経営(物販)は継続できます。
ただし、基本の徹底は継続し、単品管理はより精度を上げていくことが必要です。
この2つに終わりはないのです。
また、契約がゆるい(縛りが弱い)〇ショップ等に変わる場合には、営業時間等含めて経営自体を再検討しましょう。売上だけでなく、粗利益、販売管理費等、経営全てを再構築する必要がありますので。
P&Aは、年中無休24時間営業のコンビニにとって財産です。そのため人財(材)になるよう指導育成します。
できれば長期間勤務してもらうことが理想です。すると育成スケジュールに余裕がもて、中味も濃くなります。
時給800円、それに見合う、さらに1000円にも匹敵するパフォーマンスを期待しましょう。
採用してすぐに、
①店舗設備の概要と注意事項の説明、そして従業員への紹介。
②清掃と挨拶(クリンリネスとフレンドリーの一部)をトレーニング。清掃中でも挨拶できるまで。
③この段階で、お客様への最低限の対応と仕事の大変さ・大切さの心構えを持つ。
④基本4原則を中心に、形だけではなく、1つ1つの業務を完了・徹底させる。
⑤収納代行・チケット等のサービス部門を習熟させる。
⑥検品・品出し等で商品にふれた後、発注を任せる。これは関心を高め責任感を持たせる効果があります。
⑦お客様が店内にいない時には必ずレジを離れて作業する。動きの中で接客をすることがポイントです。
その他、いろいろありますが、全てのことを徹底することです。
世間では、コンビニは飽和状態とか、他業種との競争に勝てないとか、いろいろいわれています。
しかし、私は断言します。「コンビニ全てがなくなるわけではない。必ず残る店がある」と。
1店当りの商圏人口や、日本の人口構成、景気の要素等、外部環境は変化します。
けれども、お客様のニーズに合った商品を提供できる店は必ず必要なのです。
人間は飲食しないと生きてはいけない動物なのです。
そこでは、業態として、コンビニ、ドラッグストア、スーパーマーケット、専門店、その他あります。
その中で、商品供給において、一番革新的で、完成度が高く、安定しているのがコンビニです。
私は、コンビニ内での弁当・惣菜等の店内調理も実践し、成果も出しました。
しかし、ここでは標準的なコンビニとして、生き残る店があると確信してます。
それはお客様の立場に立てる店。
誠実、そして基本が徹底できる。さらに「本当の単品管理」が実現できる店です。
立地が同等であるとしたら、こんな店は競合には決して負けません。
そのための真理と手順の学習を、このブログを通して続けましょう。