前回は客数の予測から発注数を決める話をしました。
分かりにくいかと思うので、具体的な数字で説明します。
例えば、今週の木曜日の発注をします。
①今週の木曜日の客数を予測します。
先週が655人、その前の過去2~9週の平均が647人とします。
平均すると651人。これが今週の木曜日の予測来店客数です。
*予測客数の算出方法は、移動平均でも、単純平均でも良いです。
自分の使いやすくて信頼のおける出し方がベストです。
またデータを使用する期間の長さも4週以上でしたら任意の週でOKです。
②予測客数に買上率をかけ、実際の販売予測数を出します。
なおカテゴリー(分類)毎の買上率は平均せず、各月で固定した方がよいです。
今月の木曜日のおにぎりの買上率が18.3%とすると
651×18.3%=119個、これがおにぎり全体の発注個数合計です。
これを単品別に落として発注していきます。
③品切れ時間の早い商品は発注数を増やし、ロスが出ている、または、売り切れ時間の遅い商品は
発注数減かカットです。
通常、FF等のデイリー商品の発注数は
前週と直近のデータを見て決める人が多いですね。
チェーンによって発注画面は異なっていますが、
私が薦めるのは、発注画面とは別に簡単なシート(エクセルで良い)を
使い、過去の週別・曜日別の客数を元に納品日の予想客数を出し、
その客数に各カテゴリー(分類)毎の買上率をかけるものです。
出た数字に、機会ロス撲滅分の数量を加えればOKです。
コンビには、流通業の中の効率NO.1を狙っています。実際私の知る限り、各項目で上位です。
坪当りの生産性(利益・売上・人件費)や回転率は皆、高いです。
また発注・納品・決済もオンライン化されています。
発注や納品、物流等、コンピューターや共同配送のシステム蓄積のおかげです。
だからこの優れた仕組みを使わない手はありません。
また基本のFCパッケージで集客し、効率のよいシステムで利益がだせるようになっています。
店舗経営では当り前と思っているかもしれませんが、EOS発注やPOS分析等他業種からみると
うらやましいシステムが多いのです。
ただし端末に数量を入れる=発注=仕入れ=請求の流れを理解して
毎日慎重かつ大胆に発注してください。
コンビニに限らず、商売の心構えとして、「お客様の立場に立つこと」と「儲けること」があります。
両者は相反するものではなく、お互いが存在することで実現できるものです。
言葉はあまりよくないかもしれませんが、コンビニを始めた以上「儲ける」必要があります。
儲ける覚悟でコンビニを始めたはずです。弱気になってはいけません。
儲ける=利益が出ないと、「顧客満足」も自分自身の生活も実現、そして維持できません。
儲けるために、知恵と最大限の努力と達成する覚悟を今一度持ってください。
そのためのヒントはこのブログにたくさん出ていますので。
FF・パン・惣菜等のデイリー商品の発注の基準となるのが曜日です。
お客様は曜日に基づいて行動されています。
例えば、日曜日は休みで、月曜日から仕事或いは学校へ行くと。
店毎に来店されるお客様の傾向(購買行動)は、ほぼ一定です。
ですから曜日毎の客数や分類毎の販売数を継続して分析することで
今週、或いは次週の予測ができます。
さらに季節や月毎の傾向値を加味することで、より正確な発注ができるのです。
コンビニ経営でオーナー夫妻の休みは週1回は必要です。
年中無休24時間営業、またアルバイトの突然の休み等に対して、
また精度の高い発注とレベルの高い基本を徹底する上でも体力と余力が必要なのです。
立地やチェーンのシステムによっても異なりますが、発注や納品が少ない曜日に休みます。
具体的には、清掃やレジ、商品補充中心で、アルバイトでも店がまわせる日です。
もちろん、新商品の導入日や本部からの訪問日は出勤ですね。
体力も気力も余裕を持つことが経営を継続する原則です。
人件費削減、或いは自分がいないと心配と思うのが普通ですが、
コンビニ経営を続けるためには休むことが不可欠なのです。
立地が今と同じのままで本当に大丈夫か、生き残れるのか?
結論は「正しいやり方を継続すれば、大丈夫です」。
毎日不安でも、信じてやるしかありません。
誠実で正しい単品管理と基本の徹底を継続すれば、店のファンが増え続けますので。
「ストアロイヤリティの高いお客様」、このようなお客様を大事にし、増やしましょう。
ずっと、我が店を固定して利用していだだけるお客様なのです。
これからも、このお客様のニーズに合わせた品揃えや基本の徹底を継続しましょう。
逆に、お客様の中には、価格の安い店、安い店へと移っていく、或いは新しい店、新しい店へと移る。
とにかく1店で固定せず、浮気し続ける人がいます。本人なりの購買動機があるようですね。
このような方を「ストアロイヤリティが低い」といいます。
基本が徹底できている店は、お客様が安心して来店、購買ができます、店に信頼ができているのです。
鮮度管理・品切れ防止・フレンドリー・クリンリネス(チェーンにより言い方は変わる)の徹底度の違いです。
この基本4原則の徹底と継続でストアロイヤリティの高いお客様ができてくるのです。
接客態度が悪かったり、商品の品切れが多いと、「〇〇店はいつも商品がないから、飛ばして△△店へ行こう」となってしまいますね。