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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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商品供給があれば

コンビニ経営の中の「基本の徹底」と「単品管理のマスター」、この2つが完璧にできるようになれば
商品の供給さえあれば、大手FCチェーンを離れても、コンビニ経営は継続できます。

というのは、お客様の購買行動を理解し、品揃えを合わせていけるオーナーは少ないからです。
 (様々な飲食流通業そして商品開発に携わり、成果を出した私流の商人道=手法を使っている人は少ない)
ですから、この手法を身につけたなら、たとえ、看板は変わっても、商品されあれば、商品経営(物販)は継続できます。

ただし、基本の徹底は継続し、単品管理はより精度を上げていくことが必要です。
この2つに終わりはないのです。

また、契約がゆるい(縛りが弱い)〇ショップ等に変わる場合には、営業時間等含めて経営自体を再検討しましょう。売上だけでなく、粗利益、販売管理費等、経営全てを再構築する必要がありますので。
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P&A(パート&アルバイト)を活かす

P&Aは、年中無休24時間営業のコンビニにとって財産です。そのため人財(材)になるよう指導育成します。

できれば長期間勤務してもらうことが理想です。すると育成スケジュールに余裕がもて、中味も濃くなります。

時給800円、それに見合う、さらに1000円にも匹敵するパフォーマンスを期待しましょう。

採用してすぐに、
①店舗設備の概要と注意事項の説明、そして従業員への紹介。
②清掃と挨拶(クリンリネスとフレンドリーの一部)をトレーニング。清掃中でも挨拶できるまで。
③この段階で、お客様への最低限の対応と仕事の大変さ・大切さの心構えを持つ。
④基本4原則を中心に、形だけではなく、1つ1つの業務を完了・徹底させる。
⑤収納代行・チケット等のサービス部門を習熟させる。
⑥検品・品出し等で商品にふれた後、発注を任せる。これは関心を高め責任感を持たせる効果があります。
⑦お客様が店内にいない時には必ずレジを離れて作業する。動きの中で接客をすることがポイントです。
その他、いろいろありますが、全てのことを徹底することです。

残る店は必ずある

世間では、コンビニは飽和状態とか、他業種との競争に勝てないとか、いろいろいわれています。
しかし、私は断言します。「コンビニ全てがなくなるわけではない。必ず残る店がある」と。

1店当りの商圏人口や、日本の人口構成、景気の要素等、外部環境は変化します。
けれども、お客様のニーズに合った商品を提供できる店は必ず必要なのです。
人間は飲食しないと生きてはいけない動物なのです。

そこでは、業態として、コンビニ、ドラッグストア、スーパーマーケット、専門店、その他あります。
その中で、商品供給において、一番革新的で、完成度が高く、安定しているのがコンビニです。

私は、コンビニ内での弁当・惣菜等の店内調理も実践し、成果も出しました。
しかし、ここでは標準的なコンビニとして、生き残る店があると確信してます。

それはお客様の立場に立てる店。
誠実、そして基本が徹底できる。さらに「本当の単品管理」が実現できる店です。
立地が同等であるとしたら、こんな店は競合には決して負けません。

そのための真理と手順の学習を、このブログを通して続けましょう。

急には変わらない

世間でよくある「劇的に利益が増加」「大儲け」等の言葉はまずありえません。
あるとしてもスーパーの特売の売上や新規オープン時の一過性に限られます。
ましてや利益の増加はありません。

商売、つまりお客様に対しての商いでは、お客様の立場に立って、努力して努力して、
その努力をお客様に感じていただき、評価(来店と購買)していただく。
その結果として、客数や売上につながるのです。

次に利益はお客様による売上と店の工夫の共同作業によって実現するものです。
簡単に利益が増えるという話は真理が分かってないからいえる話です。

その努力もやったからといって必ず成果に繋がるとは限りませんし、
早くて3ヶ月、普通で半年後に数字の変化に出てくるものなのです。

真理を理解し、基本の徹底と継続することが遠回りのようで、実は結果的に早くゴールできるのです。

売上を上げる 3

以前、売上の公式は、 「売上=客数×客単価」 という話をしました。

今回売上を伸ばす方法の1つとして、この式の中の「客数の増加」を上げます。

コンビニ各チェーンは物販以外に、収納代行やチケットの発売等のサービスを増やし
少しでも来店客を増やそうと新しい仕組みをつくり続けています。

各店舗段階で行なえる客数増の施策として、来店頻度の向上があります。
1店舗当りの商圏人口が減少する中で、来店頻度の向上はまだまだ可能性があります。

具体的には、購買頻度の高い商品の販売、つまり、本来コンビニの得意とする
「即時消費性」、「非常温性」の強い商品の販売を強化し、売上構成比を高めることです。
結果として、同じお客様でも来店頻度が高まり、総客数の増加に繋がります。
そのためには、現状分析と目標を定める必要があります。

思い込みをなくす

POSデータは、先入観や思い込みをなくして分析します。
自分ではなかなか気づかないですが、ほとんど、先入観や思い込みで分析しています。
忙しく時間が取れないのも1つの要因ですが、人間は、自分の考えが正しいと思う頭の構造になっている。
つまり自分の考えが単純に、正しいと思い込んでしまい、そこで思考が停止してしまうのです。

具体的には、おにぎりがいつもより2時間も早く、品切れした場合に、
発注数が少なかった、まとめ買いがあった、客数が多かった等、いつものパターンで原因を探します。
しかし、学校で発表会があったとか近所でフリマがあったとか、情報収集と対策の出来てないこともあります。

いつものパターン発想で原因に至る前に、データをじっくり眺めて、何か変わったことはないか、探します。
違う人の目から見ると、違う原因が想定されます。レジに立っている従業員に訊いてもよいです。

新しい原因を1回に1個見つけたらすごいことです。実際は、原因不明で終わることがことが多いですが、
それでも何か他に原因があると、仮説を立て、対策を打ちます。
大変ですが、この繰返しと継続が店の利益の根源となるのです。

面白い話 1

店舗を巡回或いは視察中に感じ、確認したことがあります。

それは「汚い店のオーナー」の「自宅も汚い」。
店だけが綺麗で自宅が汚い人は皆無。
つまり同じ人間が関与する場所では同じ現象がおきている。
<綺麗な店=綺麗な自宅、汚い店=汚い自宅>

忙しいから掃除が出来ないと言い訳してる人は、自宅も稼ぎの元である店舗も汚いと。
これが現実なんです。やる人、出来る人は時間がなくても、やるべきことはちゃんとやっているんですよ。
基本の徹底と継続を。

複数の店舗は

大手コンビニでは、オーナー不足により、複数店舗の経営を勧めますが
実際に経営する立場になると難しいと思います。

というのは、このブログで実践してるように、商品経営そして単品管理をマスターするのは
専業のオーナーでも難しいことです。

さらに、複数店舗を経営するということは、本店以外は従業員に任せざるを得ないのです。
自分でさえ困難であるのに、支店は従業員=他人に任せる。つまり問題があるのにも拘らず、拡大すると。

これは大企業の倒産にも見られるように問題点に気づきながら、事業拡大をして
問題点がさらに大きく発展し、倒産に繋がるケースと似ています。

まず個店で、オーナーがしっかり商品経営が出来た上で、オーナー以外に商品経営をマスターできた人が
支店を運営すべきです。しかし、現実には個店で精一杯だと思いますが。

小企業の在り方は、限りある少ない資源を1点に集中して、効率的に運営し、利益を上げる。
つまり1店舗に集中して利益を出すことです。

今の時代は複数店舗にするほど、資金やパワーは分散し、リスクが高まるばかりだと思います。

手順をマスターする

単品管理=お客様を知るということは、「単品管理の手順」をマスターすることです。
単品管理はあくまで手法・手段・やり方・フレームワーク、つまり道具です。

この道具の使い方をマスターし、お客様の立場に立った品揃えを実現することが目標です。
道具をうまく使いこなせれば、お客様(の心理や行動)が手に取るように分かってくるのです。
道具の使い方や熟練度は人によって異なりますし、また使い込むほど、熟練してきます。

このブログでは、表面的な評論家的な話が多いですが、実際の現場での指導は全く異なります。
単品管理という道具を使った上で、その店毎の具体的な話をします。

お互いにPOSデータを読み取り、お客様の捉え方を訓練します。
どの店でも、同じ日や同じ時間、同じ環境は二度と来ないので、その都度その都度データを分析して
手順をマスターできるよう訓練します。


数量管理

コンビニの売場は数量管理で面積が配分されています。
*グローサリーの政策商品(菓子・食品・雑貨)と雑誌を除く

というのは、ウォークインの扉の枚数を見ると
標準では、ソフトドリンクが4~5枚、アルコールが2枚、アイス冷食が2枚でしょう。
金額ではソフトドリンクとアルコールが2倍以上にはなっていなくても
商品単価の低いソフトドリンクの販売本数が圧倒的に多いのです。
だから、この数量ベースに合わせて、売場面積が決められるのです。

数量ベースの管理を流通業ではユニットコントロールといいますが、
単品管理では、ユニットコントロールに、お客様の行動(購買心理)分析を追加することが不可欠です。

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