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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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何故在庫は一定にするのか

1~2月の閑散期を除いて、「いつも在庫は一定に」と私は言っています。

在庫というのは大きく分けて2つの側面があります。
1つはPL上の在庫金額、そしてもう1つが「商品のアイテム数」と「在庫数」と「単価」の積上げの在庫高です。

1つ目の在庫金額に関しては、在庫が増えたら利益が増えると勘違いしてる方もいるかも。

式で表すと         (単位;千円)
売     上 12,000 12,000
期首在庫 4,000 4,000
期中仕入 8,400 8,400
期末在庫 5,000 4,000
売上総利益 4,600 3,600

確かに期末在庫が5,000千円の左の方が、売上総利益が大きいです。在庫が全部売れたら利益は大きくなる計算で。でも、これはあくまで単月で捉えた時の話です。普通、期末在庫は翌月の期首在庫になるわけで、通算したら同じことですよね。

また売上が一定で、期末在庫が増え、期中仕入が変わらないことはありえません。この表自体が矛盾を含んでいるんです。本来、在庫が増えた分、仕入も増えるんです。

決算期末で良い数字をつくって締めくくりたい時は、在庫金額の調整もあるかも。
でも普段の商品経営では、在庫は最小限&一定にしておけば良いんです。

期末在庫が増え、見かけの利益が増えても、支払いが増えれば、結局自分の手取りが減るんですから。
全くうれしくない数字のトリックです。

特にコンビニは恒常商品を扱いますし、ほとんど毎日納品されますので、季節によって在庫を増減したりする必要はありません。

仮に、在庫金額の調整をするとしたら、月初から月中の売上が下がる時期に在庫を絞り、月末に向けて売上が伸びるときに、売れ筋の在庫を厚くすれば良いと思います。

厳冬期と夏季の最盛期の売上の変動については、在庫はほぼ一定で、回転率の変化で対応すれば十分です。

期末在庫と平均在庫、在庫金額の把握は、どの数字を使っても良いですが、商品経営で、より重要なのは、仕入を如何に抑えて、自分の手取りを増やすかでしょうね。
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