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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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実際の発注(2)

前回の発注画面ですぐ発注数がきまりましたか?それとも悩みましたか?

そこでは回答を。実はこの画面だけでは発注できないというのが正解です。単品管理というとすぐ、その単品だけを管理する、つまり発注であればその商品のデータだけを見て発注してしまうんですね。

でもそれはほとんどの場合、間違いです。売場は1品で構成されている訳ではないですし、お客様が売場(おにぎりだったら弁当ケース)の前に立たれ、何を買おうかなと考えてから購入されます(〇〇を頼まれたとか、今日は最初から買うものを決めていた場合を除く)。

単品管理といっても売場全体から始めるのが普通です。陳列位置や先入れ先出しの基本は徹底できるている店という前提であっても、まず総客数のチェックです。予想よりも±20%であったら要注意です。売れ方が予想とは違っているはずです。おにぎり分類全体として、客数が予想より多ければ(+20~%)品切れ発生の可能性あり、また客数が予想よりも少ない(△20~%)時には廃棄の可能性があります。

次に他の商品の動向を簡単にチェックします。客数予測通りに来店されていても、まとめ買い等で先に他の商品が早い時間に品切れしていないかチェックします。
これが重要なんです。単品管理といっても中分類位の中のアイテムでの相対関係の中の単品管理なんです。中分類位の動きを捉えた上で単品管理に入るのが原則です。

単品管理だから単品の動き優先ということはないと私は考えています。あくまで単品個々の販売予測数の積み上げと、客数予測から来る分類での販売可能数との兼ね合いの中で総発注数が決まってくると考えます。これも帰納法的思考の1つです。

単品管理は全体の中での単品の位置づけを意識しながら発注数を決定していく。すごく難しいかと思われるかもしれませんが、他の商品との兼ね合いも必ずあり、もっと云えば他の分類との兼ね合いもあります。所謂、関連購買という弁当とペットボトルのお茶という組み合わせですね。

単品管理という言葉に惑わされずに、絶えず単品と全体(分類の合計)を行ったり来たりしながら発注数を落とし所に落とすのが「本当の単品管理」なんです。だから立地それぞれ、その季節や時間毎に、裏付けや仮説が変わってきます。

フレームワーク(手順)に従い、店の立地や天候、気温、時間帯といった要素を踏まえて個々の能力に応じて発注するのです。ツールはフレームワーク、実際、その道具を使いこなし、利益を獲得するのはみなさんです。

「本当の単品管理」詳しくはHP
 http://ww3.ctt.ne.jp/miraicom
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