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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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限界は見えない

先日拡大均衡の話をしました。今回はそれに近い話をします。
以前私が携わった店で実際にあったことです。

平日のある日、通常3個発注している商品が33個納品されました。
原因は3という数字のダブり発注でした。数字の間違いに気づかずそのまま発注し納品されたのです。もう、どうしようもない、1個でも多く販売し廃棄を減らすのみです。

そこでとった行動はまず陳列位置をいつもと変え、米飯ケースの前に立つとちょうど目の前に陳列、そしてケースの中央に3フェイスとり、POPをつけました。「店長の本日のお薦め品」と。声かけはしませんでしたが、何故か、面白いように売れました。

結局その商品は30個売れ、廃棄は3個でした。私を始め従業員が買ったのが3個ですから、実質27個も売れたんですね!といって他の商品にはほとんど影響なしでした。

たまたま、或いは偶然かもしれませんが、通常3個販売している商品が27個も売れるのです。商品の限界販売数は我々の頭では予測できないことを知りましたね。ですから商品の限界販売数を知りたい時には通常の5~10倍掛け発注等が必要なんですね。

ちなみにその商品は1ヶ月近く毎日20個前後販売し続けました。今でも売れ筋として残っていますが、季節的に落ち着いて10~12個売れている状況です。

売上を伸ばしながら、ロスも減らす。こうするには、前記の発注数を大幅に増やし、その商品の限界販売数をまず知ることです。その限界販売数の範囲内で発注をコントロールすることの方が、品切れ時間を見て、毎日発注数を1個ずつ増やすよりもよほど廃棄数は減ります、もちろん売上は伸ばしながらです。

こんな手法(法則・真理)があることもを知っておくことも大切ですよ。
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