今回は買上率の説明をします。最近質問が多いので。
客数予測は移動平均で機械的に数値を出します。買上率は月毎に設定しておき、その数値を予測客数にかけて予測販売数を求めますよね。この買上率は発注者の意思が、そして経験が、勘が活かされる数値なんです。最近暑くなってパンやパスタが売れない、逆に冷麺の数値が伸びている。こんな状況を掴んでいるなら簡単です。
発注者が「えいやー」と買上率を決めればいいんです。でも基本があります。それは曜日特性です、そして天候と気温です。最近のデータを分析し、曜日別・天候別・気温別特性を掴んだなら、もう自分の思った買上率を設定し発注してください。買上率が1%違っても、600人に客数に対して1%はいくつ?6個ですよね。これなら次の便、或いは翌日の発注で調整できます。今こそ自信を持って買上率を決め発注しましょう。たぶんそれでも早い時間の品切れの日が出てくるとは思いますが。
単品管理において、最近多い間違いは味の違いを理解していないことです。一口に冷やし中華といっても「酸味の効いたレモン系」や「ごまだれ」等いろいろあります。
このブログを読んでいる人は気温と味の嗜好の関連はご存じと思いますが今一度確認を。
気温が高い或いは急上昇する時は酸味の効いた、また気温が低い、肌寒い、でもじめじめする、こんな時はごまだれがと大体分かっていると思います。
単品管理では分類は麺類、その中で冷やし中華とくくりですが、明らかに別の商品という認識が必要です。
冷やし中華⇔そば、また冷やし中華(酸味系)⇔冷やし中華(ごまだれ)でもあります。
気温の変化と売れ方の関連をしっかり捉えて売れ筋の品切れのないようにします。これが利益を最大限に競合に勝つ秘訣です。
コンビニは物販中心の業態です。しかし駐車場や店内を通して時間や空間を提供しています。
「?」と思われる方もいるとは思いますが、疲れて帰る時に立寄るコンビニ、明るい光ときれいな店内、そしてにこやかな接客により癒される方もいるでしょう。また昼食等購入され、駐車場で済まされる方もいるでしょう。
また知らない土地でのトイレ利用もあるでしょうし、コンビニという存在自体がお客様の生活の中に溶け込んでいます。
その数あるコンビニの中で我が店が如何にお客様にとって有用か、そして継続的に利用いただけるかが重要となっています。よほど立地が悪い店或いは見た目がひどい店でなければ一見のお客様は平等に来店します。しかしそのお客様が再度来店されるかは店毎に異なってきます。
お客様にとって感じの良い、居心地の良い、そしてまた来ても良い、もっと言えばまた来たいと思っていただける店にしたいものです。そのためには、商品も重要です。さらに駐車場も含めて明るく、爽やか、居心地の良い空間と時間を提供しましょう。この時間と空間はみな平等です。如何に自店の努力で、良い時間と空間にできるかですね。この1つが基本の徹底です。また私独自に指導するのが「店の雰囲気」つまり店を構成する人お醸し出す雰囲気、そして五感に感じる環境です。
店にずっといると気づかない香り(臭い)も重要ですし、必要以上に大きい音量のBGMは困ります。見た目・香り・音・商品含めて触感・最後に味わいを含めて五感なんです。
1つ1つ現状を確認し、良い時は継続、悪い時は改善する、これらは従業員全体で検討と実施することが必要です。
クリンリネスだけでなく、フレンドリーを含めて今一度、店の提供しているこの空間と時間の現状を確認してください。