忍者ブログ

利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

<< | 2025/04 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 | >>

独自の理論 ③

今回は「絞り込」の説明です。流通業にとって、いや各メーカーでも絞り込みは重要な手段です。「選択と集中」と云われる場合もありますね。

この絞り込みは主にアイテムを減らすことで、各アイテムを時間をかけて正確に管理する目的があります。さらに売れ筋(またはAランク)商品の品切れを減らすという目的もありますね。
これらは一点から見ただけの話です。私が絞り込みを重視するのは、品切れを減らすだけではありません。確かに売れ筋の品切れを減らせば、売上や利益が増える、顧客の信頼を獲得し、客数の増加につながりますね。

しかし、絞り込みは経営面でも重要な手段なんですね。まず絞り込むことにより、在庫が減る。回転率がアップします。さらに在庫が減るということは投下資金が減少する。つまりROIが好転しますね。少ない資金で多くの利益を出したり、借入がある場合には借入の返済や借入に伴う金利の削減にもつながるのです。

私の提唱する商いは「少ない資金でより多くの利益を生み出すこと」が目的なんです。
金利については営業外の損益の話ですが、結局は個人事業者にとっては、自分の収入に直結する大事な話なんですね。

単に絞り込みという言葉を使っても「単品管理」のレベルだけではなく、競合店対策やお客様の信頼獲得、さらに回転率やROIアップといった経営面の思考もあるのです。

このブログでは、商品の話が多いですが、実は経営につながる中で、コンビニの現場でできる具体的かつ、分かりやすく、すぐ着手できることを話しているのです。

http://ww3.ctt.ne.jp/miraicom
PR

1年の底

日の入りも徐々に遅くなり、日の出も今月下旬から日毎に早くなりますね。いよいよ春に向かうと。でも気温の方は低く、例年、大寒から気温の低い日が続きますね。こんな時はやっぱりホット商材。

そして自店で気配りして欲しいのがPOPです。心が温まるちょっとした「言葉」と温かみを感じる色、具体的にはオレンジや黄色の台紙を使ってと。時間にも余裕があると思いますので、自分らしい表現をしてみましょう。
これから迎える寒い季節、我が店独自の「温かい心」と「心温まるPOP」でお客様をおもてなししましょう。




機能別陳列とPOPが有効

今の季節いろいろな意味で栄養ドリンクが重要です。風邪やインフルエンザでの体力消耗時や受験対策、寒さ対策等で活躍します。年末ほどではないですが、重要なカテゴリーです。何より単価と利益率の高さが魅力ですね。

本部からの棚割りもあると思いますが、ここは単品管理、立地と店の特性、つまり自店のお客様に合わせた品揃えが重要となります。基本商品プラス自店での売れ筋ですね。

この時、陳列が重要となります。ブランドやシリーズで並べるのも1つの方法ですが、機能というか用途別に、陳列すると効果的です。何より女性ターゲット商品は別枠にしますね。

その後、疲労回復、病中病後、眠気覚まし、体力アップ、滋養強壮、美肌、眼精疲労等と機能別に分けて陳列し、手書きPOPをつけます。担当者は商品毎の特性を見ながら、学習し、機能別に分けて特長を端的にあらわしたPOPをかくのです。するとお客様もケースの前に立つだけで、瞬時に判断でき、自分の用途別に購入されます。それが結果としてリピーターになっていくんです。自分の調子が悪い時、モチベーションをあげたい時、そんないろんなシーンに応じて、その栄養ドリンクコーナーを使っていただけるんですね。栄養ドリンクは半分目的買いであり、半分衝動買い商品です。

概念の整理

私が提唱する商品経営での概念を一度整理してください。できれば箇条書きで。

たとえば「売れ筋」に対しては?相対するのは「見せ筋」です。決して「死に筋」ではありません。
次に「売れ筋」とは?「定番」と「導入初期の新商品」と。こういった概念を整理してください。
2つの概念を対比させていることは間違いないですが、その2つが一般の概念とは異なっていますので。

私の場合は同じ次元で対比するよりも、違う次元での対比が多いのです。2次元と3次元とか、面と立体とかという世界ですね。また過去と今、或いは未来ですね。時間軸も活用します。

また基本の品揃えも、「定番」があって「新商品」がある⇒「売れ筋」+「見せ筋」という表現ですね。
対比というよりも進歩というか、能動的なんですね、もっと云えば2つの概念が相乗的なんですね。なお表現やニュアンスは難しいので個々に質問いただければ幸いです。

1つの物が2つ、1+1ではなく、(1+1)×(1+1)の感覚です。つまり私にとって、2つのものがあれば、2の2乗に値するという訳です。1+1が4という世界ですね。

対比、相乗、絶対値、いろいろありますが、私の商いの理論ではマイナスだけがないことは確かですね。
つまり「かけひきの商い」はしないということです。これが「誠実」、結果としてストアロイヤリティの高さや客数、店の存続に関わる重要な要素なんですね。

確定申告

そろそろ確定申告の時期ですね。コンビニ経営者も個人事業者ですから申告が必要ですね。
コンビニの場合は本部で一括請求されていたりして、簡単なようで、実はちょっとコツがありますね。

本部からの請求書というか返還金の明細書にはいろいろな勘定科目が混在してます。税理士さん任せの店もあるとは思いますが、一度は自分自身で決算と申告をしてみることをお奨めします。

最初は何も分からないのが当たり前で、それは恥ずかしいことではないのです。できれば今月中に本部からの請求書?や経費関係の領収証等をまとめて税務署に出かけてみると良いですね。今でしたら時間に余裕もあり、丁寧に教えてもらえ、足りない部分の修正や資料集めもできますので。
とにかく資料を持っていき、「申告したいんだけど」と訊いてみましょう。

一度できたら、次からはほぼ自分一人でできます。何よりも自分で数字に関わることで店の経営が分かってくるのです。エクセルでもP/LやB/Sはできますし、税務署で教わり自分でも作成できます。ただし仕訳する勘定科目が分からない人は一度聞いて科目をメモしておいてください。または通帳のコピーや領収証に記入しておくと良いです。勘定科目は多少違っても良いです、ただし「継続性の原則」というものがあり、一度決めた科目をずっと使い続ける必要があります。勘定科目を同じにしないと、つまり勘定科目が毎回変わってしまうと正しい分析や対策が打てませんので。

最後の申告書は国税庁のHPで入力印刷できます。また税務署備え付けのパソコンで入力印刷もできます。もし自信がない方は初回は税務署で教わり一緒に入力してみてはいかがですか。

なお仕訳や決算に慣れてきて申告まで自分で全部やりたい人は市販の会計ソフトを購入して、P/LとB/Sをつくり、最後に国税庁のHPで決算資料を作成、印刷し、税務署へ提出しましょう。体験できて、会計ソフト代以外にお金も必要ないので。

税理士さんお願いするといくらかの費用が必要ですよね。税務署へ行って相談申告すれば無料ですよ。

申告することにより、経営者として数字の把握と分析、そして最低でもP/Lが理解できれば、1年間の成績が体感できます。そして次期に向けての具体的な計画が立案できますので。

独自の理論 ②

今回は単品管理での独自の理論を説明します。
通常単品管理では、廃棄ロスを減らすとか、チャンスロスを減らすといいますね。そして、指導もその言葉通りに普通に受けています、発注数を増やせとか、減らせとか。

私の理論というか、真理では、廃棄ロス或いはチャンスロスのどちらかを減らすという考えはしていません。お客様の購買行動に合わせてといってしまえば、それで終わってしまう話ですが、もう少し詳しく説明すると。

実は「廃棄ロスとチャンスロスを同時に減らす」、これが私の指導なのです。「え~、そんなこと、有りえないとか」、「絶対に無理」とは云わずに素直に聞いてください。

廃棄ロスもチャンスロスも表裏一体の関係です。以前も話したように、全部売れると思い商品を発注しますよね。だから発注時点では一体なんです。ただし結果としてお客様に購入いただき、商品が店からなくなるのか、そのまま店に残ってしまうかの違いが出てくる訳です。廃棄と売切りの結果は正反対で、利益も格段に違ってきます。

ここがポイントです。どうして「廃棄&チャンスロス」を同時になくせるの?
その答えを実現するのが、発注する前の原点である「品揃え」なんですね。
アイテムとも云います。この指導というか、理屈が分かっている人はほとんどいません。
品揃えの幅と奥行き、これが上手くコントロールできれば「廃棄&チャンスロス」は減少し粗利益額が増えますね。実際の手法についてはこのブログで何度も違う言葉で説明してます。

廃棄ロスを減らし店の利益がアップ⇒経営安定、そしてチャンスロスを減らしお客様の信頼獲得⇒売上アップ⇒店の経営安定、まあどちらもお客様の利便性に応え、店の存続を実現することに結びつくのです。
この「廃棄ロス減&チャンスロス減」ができただけでも競合店対策や利益向上対策ができて、十分生き残る店の資格を得られるのです。

この理論を端的に説明した言葉をツールを購入された方に「おまじない」として私からプレゼントしています。
その「おまじない」理論と効果を購入者の方はご存じです。

ぜひツールを購入して顧客と粗利益を増やしましょう。本日はツールのPRもします。
詳しくはHP
http://ww3.ctt.ne.jp/miraicom
最新情報まで

なお、今後ツールのシリーズとして「P&A編」「粗利益増+経費コントロールによる利益増加策編」も発売予定です。

年で一番最低の日

私はあまりマイナス表現を使いません。「良い」に対しては「良くない」と表現します。「悪い」という言葉を使う時は余程のことと考えてください。だから「最低」という言葉は「本当に最低」なんです。

明日或いは次週の月曜日に年間で1番最低売上が出る日なんです。年末年始に飲んで食べて騒いで、おまけに福袋を買いまくって、なんてね。もう体も財布もボロボロ、もう何も残ってないんですね、この時期は。

多くの店は23日(月)が底だと思います。天候にもよりますが、もう底まで落ち込めばそれ以上の売上減はありません。しばらく現状維持でいき、2月の後半あたりから少しずつ復活してきます。

雪国ではまだまだ寒い冬ですが、大都市圏では、受験等での人の動きも多く、毎日が単品管理です。近くの大学や高校の受験日を調べておきましょう。思わぬ特需が来ることもありますので。

ずっと以前にも話しましたが、平均日版では1月<2月。月計では1月>2月です(営業日数の関係)。1月は第3週目以降が厳しいんですね。2月は平均してまあまあと。

コンビニを初めて間もないオーナーさんは「このまま売上が落ち込み続けてしまい、いったい店はどうなってしまうんだ」と恐怖を感じることがあります。私に相談すれば、今まさに1年の売上の底がくるんだ、その後は徐々に売上が回復し、3月から4月、そして夏のピークに向かうんだと話を聞いて安心できます。
また暇な時期だからこそやるべきこともあると。

従業員の入れ替わりの準備(求人やシフト変更、作業割当変更等)、クリンリネスの徹底(特に棚)、商品のカット、体を休め、心をリフレッシュ、競合店の調査等、やるべきことはたくさん、確定申告もあるし、年間計画を立ててない人は早急に立ててください。売上⇒利益⇒経費⇒営業利益と各段階で。

確かに今売上は低い、でも、暇ではない、することはたくさんあり、充実した時期なのです。

「本当の単品管理①~③」発売中  
詳しくは
HP http://ww3.ctt.ne.jp./miraicom

独自の理論 ①

このブログで紹介している理論、分かり難いことが多いので補講をします。
今回は第一回目です。

まず本能と心、本能は「地球上に存在する生物として人間として生き続けるための」です。気づないうちに行動をとるのも本能のなせる業ですかね。次に心、これは「楽しむ」或いは「人間らしい」心です。抽象的ですが、単に生きるために食べるとか飲むではなく、シーンや心理状態に併せて見た目や香り、味等を楽しむ心です。

私の理論では必ず2つを対比させていますが、個々別々なものではないのです。分かりやすくするために相反する表現を用いているだけです。両者を上の次元から見たら、全く1つの存在なんですね。

また2つの概念をあげて、その両者を統合させるということもしています。だからお客様とオーナーさん、或いはチャンスロスと廃棄ロス、利益と売上等様々ですね。両者がお互いに関係しあって存在し、より大きく、高い次元に成長できる関係なのです。つまり1つの物を2つの、反対側の局面から見た説明なんですね。

このように「相反するように見えるものを統合する」これが私の理論というか秘訣なんです。そのエネルギーの源は人それぞれが本来持っている能力なんです。今たまたま潜在化してるだけなんですね。みんな必ず持っていて、それを引き出す、顕在化させるのが私の理論です。
言い方を変えて「開放する」とも言ってますね。義務感や目標に縛られずに、自分の良さを活かすことです。

このブログはいろいろなところに、いろいろな概念が散りばめられていますから、その時々に思いついた語句で検索し、読み返していただくと少しずつ、この理論が身についてきます。そして成果として数字にも現れてきます。

端的に学びたい方はツールがお勧めです。
詳しくはHP http://ww3.ctt.ne.jp/miraicom 

雑貨も大事

最近、体調不良等により記事を日々アップしていないにも拘らず、年明けから、非常に多くのアクセスをいただきありがとうございます。これからも読者の役に立つ記事を掲載し続けていきたいと思います。

コニビニで生き残る私の方針はデイリー商品中心の政策で固定客を作り、来店頻度も上げる。自然の法則とお客様の購買行動に従い、月別・週別・曜日別・時間帯別の強弱に合わせて品揃えと発注数をコントロールし、最大の売上と利益、または最低限の売上と利益を確保し、一年を通じて、利益を確実に出す。そのために廃棄を出す時には出しても良い、売れ筋で。Bランク以降はピーク時間を過ぎたら、売り切れOKと。まあこんな感じの理論です。

でもこの時期は雑貨も重要なんです。私が重視する生命を支えるということです。飲食はもちろんですが、この寒い時期に体温を維持し、生存するために雑貨が重要なんです。

風邪やインフルエンザ対策といってすぐマスクや体温計、アイスノン等思い浮かべますがそれだけではないんですね。医者でお奨めのポカリスエットもありますが(笑)。

ここでいいたいことは間もなく、風邪やインフルエンザのシーズンが始まる、さらに今週末にはセンター試験ですね。両者に必要なのが「マスク」それも抗菌性の高い高価な商品や「カイロ」がありますね。

まだ受験生応援商品でエンドを飾る店もありますか?古いですね。そんなのをエンドで展開したのは、私がコンビニ本部時代、ラジオ局と各メーカーとタイアップしてPRしたのがもう10年ちょっと前ですから。うカ~ルとかキットカットとか出始めた頃でしたね。

それより今はもっと現実的にいきましょう。マスクも機能と価格帯をミックスして、幅と奥行きをしっかりキープします。カイロも貼る、貼らない、そして普通とミニ、靴用と品揃えを増やしても良いです。1月末まで「寒の期間」は温か商品を重視します。

雑貨でも際物というか帽子や手袋はデザインやサイズがいろいろあり、コンビニ向けの商品ではありません。さっさと売り逃げしましょう。基本的でどこでも誰でも使える「暖・温」の商品を大事にしましょう。自分の生命を救ってくれる店は大事にしてくれますので。

「本当の単品管理①~③」好評発売中 http://ww3.ctt.ne.jp/miraicom

徹底的にカットする

この3連休を最後にいよいよコンビニの冬がやってきます。冬だからダメなんではなく、今から春の準備開始です。もう徹底的にカットです。迷ったら発注ストップ、アイテム数が減っても良いんです。それ以上に売上の減少が大きいからです。

何故カット?売れない時期にカットし、死に筋を売場から排除することは至難の技です。今20個の在庫があって、週に2個しか売れない商品。在庫がなくなるには、20÷2=10、つまり10週間かかってやっと売り切れるということですね。10週間後といったら、もう3月の半ばです。それでは遅すぎますね。

遅くても2月の中旬には売れ筋に絞って、売れ筋のフェイス拡大で、いくらでも春の新商品が導入できる体制になっていなければ。だからこそ、もうカットなんです。カットするのが普通なんです。
2月下旬、或いは3月からの新商品の導入が上手くいったなら、この上半期が上手く乗り切れる可能性が大きいです。それくらい、春物導入までの準備が大事なんです。

売場が陳腐化するから、何か違うアイテムを入れようか、そんな馬鹿なことはしないでください。陳列変更でいくらでも売場の活性化はできるんですから。売上の減少以上に在庫を削れたら、回転率はアップし、資金効率が上がるんです。でもなかなか在庫が削れないのが現実なんです。

商品情報が出ても、初回条件や売れ方の予測を吟味して導入してください。今出る新商品が売れるわけがないですから。売れるはずであったら、もうとっくに発売されてますし、今出るのは時期的にも早すぎる、たぶんメーカーの苦し紛れの商品でしょうから。

とにかく、全売場、カットカットカットです。今の20%のアイテムをカットしても売上は落ちません。2:8の原則です。売れ筋さえカット&品切れしなければ売上は決して落ちません。

AdminControlMenu: AdminMenu | NewEntry | EditComment | EditTrackback

忍者ブログ [PR]