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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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シェイプアップする

2月中旬から下旬、そして3月の新商品発売に向けて、在庫をどんどん減らします。人間と同じように余分な在庫を削り、シェイプアップすることで売場も動きが良くなります。今からシェイプアップしておくことで新商品をどんどん導入でき、良い場所でたくさんのフェイスをとってPRできます。すると売れ方も良く、商品の回転も早まります。もう良いことばかりですね。

逆に不良在庫或いは死に筋がたくさんあるとせっかくの新商品を並べる場所も少なく、入れても1フェイス取るのが精一杯、これでは目立たず売れる訳はありませんね。

原理原則が分かった店はもう12月中旬から冬物或いは売れ行きの悪い商品のカットを進めています。ただでさえ、売上が下がる時期、カットしてもなかなか減りませんよね。だから分かった店は売れにくい商品を年末年始のバタバタで売り切ってしまうんですね。

いつも云うように「売れ筋をカットしたら売上は落ちる」しかし、「死に筋をカットしても売上は落ちない」のです。では死に筋ではないが売れ筋でない商品は?これも立地や店の売上規模によりカット基準が異なります。
日販2,000千円の店であれば、そこそこの商品=Bランク商品もしばらく継続しても良いです。しかし日販が400~500千円クラスの店では明確なカット基準が必要です。例えば、ペットボトル飲料であれば週販8本とか。

1回の発注で入ってくるロット(発注単位)との兼ね合いでカット基準を決めます。もちろんこのカット基準は個店のこの時期(閑散期)の基準です。店や時期が変わればカット基準は変わるのが当たり前ですから。

とにかく今発注したら、この商品はいつに売り切れるかを判断して発注するのです。先ほどのペットボトルで云えば、1ロットの発注が24本、24÷8=3。つまり明日か明後日に納品されたら、3週間先には売り切れる予定ですね。具体的には1月最終週から2月第1週辺りかと予測されるのです。この場合2月中旬に新商品が入る前に売り切れるであろうということで発注します。

ただしここで要注意です。発注するためのデータは過去のデータです。今ですと年末年始のデータも入ってますよね。もし出来るならば今週の日販数を見て欲しいのです。これからは売上がさらに下がる傾向にあります。本当の先ほどの週販8本いけるのかと?再確認が必要です。もし迷ったら発注を止めてください。売場が空いたら、売れ筋のフェイス拡大で対応すればいいので。無理に発注してずっと売場を死に筋で塞ぐことはないのです。売れない時期には無駄な(必要のない)商品を置くことはないのです。売れていない商品がなくても売上は下がりません。

四季というか季節の流れと新商品の発売時期、そして売場の動きを全体的に捉えて、確実な手を打ってください。
もう一度云います「発注に迷ったら、発注停止と」
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