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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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発注における全体と部分

画面での発注で注意することがあります。いきなり単品データを見て数値を入力してはいけません。多くの人が実践されていると思いますが、まず全体を捉えることです。チェーンによりPOSデータの分析画面は異なっているでしょう。分類計の発注と販売数、そして廃棄数が出るものもあれば単に単品のデータのみとか表示されるとか。

でも単品毎のデータしかなくても、どんどんページを送り、単品の動向をざっと見通します。すると共通点を発見することがあります。多くの単品が早い時間に品切れしているとか、多くの単品で廃棄が出ているなあとかですね。

こういう傾向を掴んだ上で単品の発注に入っていくのですね。分類全体で廃棄が多いにも拘らず、この単品で廃棄が出ているから発注数を減らそうとか、誤った発注になりかねないのです。

全体で廃棄或いは品切れが発生しているときには、まず原因を掴むことです。明らかに客数が予測よりも少なく廃棄が大量に出た時には、店の前で突然道路工事があったとか、近くで交通事故があった、電車が一時不通になった、等、いろいろ原因を推測または情報収集します。
多くの商品で品切れがあった場合は、停電で食料を買い出しに来た、現場系の工事関係者が多く来たから、部活が始まった等、事前の情報と現状との差異を確認します。

予測と異なることは多く、できるだけ異なった原因を掴んでから発注に入りたいですね。でも原因不明、多くの商品で廃棄が出た、或いは品切れがあった場合は、もうそのデータを無視して発注します。
全体での傾向を掴んだ上で、単品の発注に入る。この手順が出来ていたら、もう大きなデータを基に単品の発注に入るのです。その場でいくら原因を追及してもなかなか分かることもないですし。

要するに単品のデータの多くで廃棄或いは品切れが発生したということは何らかの大きな変化があったということです。これは単品のせいではなく、「大きな流れの変化のせいであると」こう考えます。だから単品データに現れた一時的な異常値は無視して発注するのです。

一般的に物事を実践する上で必要な原理原則、「全体で捉えて部分で対応する」「大局着眼、小局着手」を単品管理でも実践してください。正しい部分の積み上げは必ずしも合計とは一致しないのです。合計とは+-が混在する中の合計であり、ある意味平均でもあるのです(⇒言葉使いが自己流で難しくてすいません、また分かりやすい表現が見つかればご案内いたします)。

発注に入る時、まず売場を見て、データの合計を見てから(或いは単品を全部さらっと眺めてから)単品の発注に入ることをお奨めします。
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