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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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仕入れに見合う売上の実現

毎日、商品を仕入れして、販売する。この繰り返しです。
しかし、みなさんご存知のように店と本部とでは立場が違います。

仕入れた商品を売る。本部にとっては仕入れさえ発生すれば、商品が売れたかどうかはあまり関係ありません。ロイヤリティは値入(仕入)に対してチャージするので。(売上がないとオープンアカウントの入金がなくなり困るという現実はありますが)

それに対して店は仕入れた商品を出来る限り、仕入れた時の売価で売った方が良いですよね。つまり値入=粗利益と。店の努力はいかに仕入れた商品をそのまま売り切るかです。

下の表は簡単なシミュレーションです。本部の補助等細かく店毎に対応が異なる部分は省いてありますが。

1ヶ月を30日として計算(単位;千円)
 
売上 12,000 12,000 400/日
値入高 3,600 3,600 値入率30%
ロイヤリティ 1,800 1,800 ロイヤリティ50%
水道光熱費店負担 70 70 350/月の店20%負担
返還金 1,730 1,730  
廃棄ロス原価   252 12/日の原価率70%
値下減耗   60 売上の0.5%
棚卸減耗   12 売上の0.1%
(実質)返還金 1,730 1,406  

仕入れた商品をそのまま販売できれば左のように返還金=(実質)返還金です。しかしこんなことはないですね。ですができるだけ左のようになるよう目指します。「仕入れに見合う売上」の実現です。
1つの例ですが、仕入れに見合う売上を実現するためには、廃棄ロス・値下げ・棚減りを減らすこと。
みんな知っている当たり前のことです。つまり店の商品経営管理レベルで粗利益高が違ってくるのです。はっきり言って本部のチャージ(ロイヤリティ)は店の管理レベルは関係ないのです。
店の自己責任という契約の基で、せっかく高いチャージ(ロイヤリティ)を払うなら、効率よく、1円でも多くの手取りを実現しましょう。

このブログで説明している商品経営とは、仕入れ・在庫・売上・減耗(廃棄・値下げ・棚減り)、そして販売管理費の中での人件費・水道光熱費の各項目がステップを踏みながら、かつ連動して、オーナーさんの収入を実現しているのです。

慣れるまでは1つの項目のみ徹底的に実践します、出来るならば先の表の「値入高」の段階から着手してみると良いですね。そして各項目毎に実践する、この積み重ねと繰り返しで1円ずつでも手取りが増えてきます。そしてその積み重ねの効果は漸増します。
またどこかの段階で利益増⇒売上増にブレークスルーします。もちろん利益増のままで。
「お客様の立場に立った」商品経営、最初は内に向けた利益増加政策ですが、これを継続できたなら、(外から)売上増加がやってくるのです。

表現は難しいですが、安売りするのではなく、内に向けた「当たり前の商品経営」の継続により、結果として売上が上がってくると。内に向けていたことが外から評価を受ける段階が来るんだと。内に向けた政策だったのが、実は外に向けた政策であったと。それがお客様に支持されること、つまり客数増加であり、買上点数増加という目に見える数値の変化に現れて来るのですね。

とっても不思議な世界です。私はいつも言っています。「神様はいつもみんなを見ている」「日々誠実な行ないを継続している人に対していつか必ずご褒美をくださる」と。
これは体験した人でないと理解しずらいと思います。しかし、この春、私の周りには、このご褒美をいただいた人が多数存在していることも事実です。私の目で確認し、この事実をさらに確信しています。

*当たり前とは、「お客様の立場に立った」、「原理原則や基本に基いた」、「誠実な」、「自然の法則に従った」というような多数の意味があります。ブログの中の、私の特殊な言葉・言い回しを語彙集として列挙すれば理解が深まると思います。
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