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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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雑貨の知識 2

今回も雑貨の知識を1つ。10月に入り、ある地域ではもう乾燥気味になってきています。
1年の内で最も乾燥する時期を迎えております。湿度の変化にはいろいろな要素が関連しております。私は気象の専門家ではないので、深い知識はありません。しかし、単品管理に使う、ウエザーマーチャンダイジングの基礎として知っていて欲しいのです。

湿度に影響を与える要素として気温があります。気温が低下すると、飽和水蒸気量が低下する。つまり(相対)湿度が下がる。一般的には乾燥するという言い方になりますね。
ですから9月からの雑貨エンドには、乾燥対策のリップクリームやスキンケア用のローションやミルクが陳列されるのです。下記に主な都市の過去30年間のデータを出します。
過去30年間の気象情報(湿度)  
  年間平均(%) その都市での湿度の低い月
札幌 69 2・3・4・5・10・11月が70%未満
東京 62 1・2・3・11・12月が60%未満
新潟 71 3・4・5月が70%未満
沖縄(那覇) 74 1・11・12月が70%未満

各都市の大体の傾向はつかめると思います。春先や冬に湿度が下がる傾向ですね。
この表の中では新潟を除いて11月が湿度の比較的低い月になっています。そう間もなく11月ですね。
実は新潟も11月はそんなに湿度は高くないですが、3~5月の春が最も低くなるのです。
これは冬型の気圧配置(西高東低)と春型の気圧配置(南高北低)の影響ですね。結局、寒気の影響で日本海側で多く雪が降り、太平洋側では乾燥した空気が流れてくるという例で分かりますか?

「本当の単品管理」で指導しているのは、雑貨の陳列ではありません。その棚割の背景を知り、自店における商品の動きを予測し、品切れや廃棄ロスを減らそうということです。
いつもいうように私は1店1店での正解は知りません。何故なら1店1店、環境や立地や競合度合いが異なるからです。まず自店の環境⇒どの地域で、その時々どんな気象なのか?これを知って単品管理して欲しいのです。人間にコントロールできない要素を知り、それに対応することがまず第一歩です。いくら単品のデータを見ても環境を捉えていなければ何も見えてないのと同じなんですね。

今回は雑貨としましたが、雑貨以外にも、これからの気温の低下、湿度の下がる時期に変化する商品はありますか?さあ単品管理を始めてみましょう。
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