忍者ブログ

利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

<< | 2024/05 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 | >>

品揃えが原点

売場で最も重要な品揃え、アイテム数が幅で、在庫数(日配品は発注数)が奥行きですね(本当はプライスゾーンも幅になりますが)。この品揃えは単に登録されている商品を並べれば良いというものではありません。

まず環境分析をする。つまり立地における自店の存在意義、競合との兼ね合い、そして来店客の買物行動にあった商品をセレクトします。

コンビニは基本的に年中無休24時間営業ですので、曜日や時間帯毎の品揃えが要求されるのです。グローサリーのような1ロット発注すれば、しばらく持つ商品は良いとして、消費期限が限られていて、発注しないと在庫形成=売場造りができないFF(日配品)が特に重要ですね。消費期限が短いということは発注の精度よりも仮説の精度を求められるのです。
この仮説の精度が低いというか、パソコンの画面を見ての、パターン発注をしているから廃棄ロスが多くなる店が多いのも事実です(廃棄だけでなく機会ロスも)。

全く同じ動向の日は二度と来ませんが、過去のデータを的確に蓄積し、応用できたなら、過去のと動向が近い日、或いは似たような傾向の日があれば、ロスのない確率の高い発注を実践できます。このロスのないというのは機会ロスと廃棄ロスのないことを指しますね。

みんな思います、「発注時点では売れるであろう」、しかし結果として品切れになったり、廃棄になったり、結果としては全く逆になってしまいます。また普通の人は廃棄ロスが怖くて縮小均衡に入ってきます。そして売場のボリュームがなくなり「買うものがないなあ」と、お客様がどんどん離れていく。さらに悪循環が続き、廃棄発生⇒発注減⇒売場が貧弱⇒客数&買上点数減⇒廃棄増・・・と永遠に続いていきます。

1つ知っておいて欲しいことがあります。日配品の在庫が少ないから廃棄が少なくなるというのは間違いです。逆に少なすぎると全部廃棄になる可能性が高まります。売れるのは欲しい商品があるから、廃棄になるのは「欲しくない商品」或いは「欲しい商品だが過剰に商品がある」この2つが主な原因です。在庫があまりにも少ない貧弱は売場は魅力が全くなし、また新しい商品がいくらあっても全部残り物に見えてしまうこともあります。

これから盛夏(ピーク)に向かい売れる日や時間が増えます。確実に勝負できる日や時間帯には、強い商品で勝負します。もちろん「本当の単品管理」で発注が当たる確率は高いはずです。その代りに弱い日や客数の少ない時間帯にはぎりぎりの発注でまかない、売場は陳列技術を駆使して維持します。

品揃え⇒発注⇒売場管理(陳列&鮮度管理)がトータルで実現できるのが「本当の単品管理」です。
在庫が多くても少なくても、お客様の買物行動を妨げない、店側にとっては発注した商品を確実に売り切る。もう最高の粗利益高を稼ぐコンビニ経営の実現です。
PR
この記事にコメントする







  Vodafone絵文字入力用パレット表示ボタン i-mode絵文字入力用パレット表示ボタン Ezweb絵文字入力用パレット表示ボタン

この記事へのトラックバックについて

この記事は現在トラックバックを受け付けておりません

AdminControlMenu: AdminMenu | NewEntry | EditComment | EditTrackback

忍者ブログ [PR]