4月25日発表の向こう3ヶ月の長期予報では、全国的に気温が平年並みか高めに推移すると予測されています。
ただし5・6月は平年に近く、7月に入って気温が高めの予想が出ています。
ここで今何が必要か?まあ5~6月は梅雨と暑さ対策が必要と。つまり気温が高い時に売れる商品の売場を確保しておくことです。つまり今売れている商品もどこかでカットし、売れ筋に絞り込み、気温の上昇に合わせて盛夏物を投入できる体制にしておくのです。
ですから今の動きの中で、売れていても気温と売れ方の関連を把握しておきます。ずっとコンビニ経営をしていると大体の売れ方は分かりますが、今一度、単品管理の基本として「気温と売れ方」の変化を掴んでおきます。もちろん気温は最高と最低を記述し、天候とともに毎日継続して記録します。
継続というのが大事で、絶対気温よりも体感温度を重視する「本当の単品管理」のツボですね。
この気温と売れ方の関連で、まずカットすべき商品をリストアップします。次にと登録されている商品の中で盛夏に売れる商品をリストアップします。アイスですと氷菓、冷麺ですと冷やし中華、その他板氷とかですね。各発注担当者と話をしてリストアップし、どれくらいの気温で導入するか決めておきます。
5月は初夏の入り口です。例年ですと30℃を越える日もありますが、今年は夏日(最高気温が25℃)でとどまっています。また北海道では雪が降ってますし。今の所平年並みか、若干寒い傾向があると思っています。
品揃えの例をあげます。今の時期、冷麺分類では「そば」「うどん」「とろろそば」「冷やし中華」「冷たいラーメン」等、代表的なアイテムを少しずつ並べます。土日にピークがある店や気温が高めに推移する日は売れ筋のフェイス拡大+在庫増で対応します。便別配分も夜は涼しくあまり売れないとすると1便で多く納品します。また気温の上昇が見込まれる時は単品での発注数増、つまり「小割そば」「ぶっかけとろろ」「冷やし中華」の3品のみ在庫増にするとか、店毎の上位3アイテムで売場を創ります。他のアイテムは売り切れても良いと。
今回は季節の推移と気温と品揃えを考えてみましたが、次に段階ではここに「お客様の買物行動」が入ります。店の立地によって「お客様の買物行動」は違います。その「買物行動」を捉え的確に対応するのです。
買物行動とは、平日であったら、現場近くの店で昼用の弁当とお茶を買うとか、夕方、ビールとつまみを買って帰るとかです。また日曜日には家族で出かけるので、午前中に家の近くの店でおにぎりやサンドを買って出かける等です。
自店がお客様にどんな利用の仕方をされているか、これを掴むことで品揃えと発注(在庫)が可能となります。このブログでは重視している関連購買と併せて、その背景にある「お客様の買物行動」を掴んでください。
買物行動を掴む方法としては、平日、土日の朝昼夜のピーク時にレジに立って接客する、或いは品出し、前出しをしてお客様を観察する。次にPOSデータを見て、お客様の行動と売れ方の関連を動画として、頭の中にインプットする。
これができれば初夏から盛夏にかけて品揃えも発注(在庫)も完全になりますね。
詳しくは「本当の単品管理シリーズ」のツールをご利用ください。
HPは
http://ww3.ctt.ne.jp/miraicom
商品情報をご覧ください。
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