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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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廃棄ロスを実感する

日々単品管理を実施すると、機械的な発注になりがちです。「パターン発注」が「パターン発注」になってしまうのです。微妙な違いですね。

パターン発注は、過去の同様のパターン(傾向)を活かし、より正確な発注であり、パターン発注は、深慮なしに浅い次元で発注数を決めて、機械的な数値入力発注です。

ここで冷麺分類の廃棄ゼロと廃棄ありの違いを確認してみます。(値入率は35%で設定)
                                          単位;円・個・円・個・円・個・円・円
単価 仕入数 仕入金額 販売数 売上金額 ロス数 ロス(原価) 粗利益
200 10 2,000 10 2,000 0 0 700
250 16 4,000 14 3,500 2 325 900
300 10 3,000 10 3,000 0 0 1050
350 8 2,800 7 2,450 1 228 630
380 10 3,800 9 3,420 1 247 950
430 6 2,580 5 2,150 1 280 473
480 5 2,400 4 1,920 1 312 360
  65 20,580 59 18,440 6 1,391 5,063
    35%         27.5%

この表分かりますか?
①廃棄ロスがない場合は仕入=販売⇒すべて売上。粗利益率は35%、粗利益高は7,203円(表示なし)です。
②廃棄ロス発生⇒表の一番右の数値が5,063円の粗利益高です。そして下段の27.5%が粗利益率です

廃棄ロスが発生するということは、売上なし+廃棄発生という現実を指します。売るために仕入れた商品がそのままの売価金額でなくなってしまうということです。式で表すと「売価」=「仕入原価」+「値入高}です。

商品が売れずにを廃棄したら、仕入高のみ発生し、粗利益高はゼロです。丸々損ということです。

そうすると廃棄なしの抑えた発注がベスト?⇒⇒ではありません。
実は売上には限度がありません。その時々の最大の可能性が常にあるのです。ですから廃棄はゼロではなくて最小にする。必ず最小限発生させて良いのです。廃棄ロス発生後の、粗利益率を何%にするか決めておき、その範囲内に収まればOKです。

冷麺値入率35%-廃棄ロス率3%=粗利益率(実現値入率)32%と計画すれば。
なお、金額での率と数量での率は異なります。もし難しいようでしたら、数量ベースのロス率設定でも良いです。
ロス率3%とすると、60個発注したら、60×3%=1.8個≒2個と。





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