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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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あってはいけない事実

ある県で大手コンビニチェーン地区本部がライバルチェーンに地区本部ごと売却しました。本来あるべき話ではないと私は思います。確かに算数の世界では、買い取った本部は2年ちょっと元手を回収でき、改装費用も1年くらいでペイできると。売った方も、危ない橋を渡り続けるより、お金になるうちに現金化して自分の利益にしてしまおうと。売った、買ったこの両者の本部はギブ&テイクであり、お互いの利益になるという話です。

しかし、自然の法則に従うと、絶対に間違った判断といえます。何故なら、2つのお客様に迷惑をかけたからです。この2つのお客様というのは、一般的なお客様=エンドユーザー=消費者と、加盟店のオーナーさんです。
 日々、この70数店舗のコンビニを利用されていたお客様は改装中は不便になります。ハード的には全く問題なく、店はそのまま営業継続できるはずですから。ただ今回、看板を替えるために休業すると。

そして新しい店になると、本部の意向(違いをPRする無駄な政策)でいろいろリセットされて、以前よりも品揃えや基本の徹底度が悪くなるでしょう。またお客様も、もし今利用している店が良ければ、そちらの固定客になるでしょうね。

店の経営者もさらに大変です。1日休むということはどういうことか?単に休業中の売上がないだけではないのです。継続して積み重ねてきた信頼や安心感が消えてしまうのです。また従業員への給与の支払いや、モチベーションダウン、オペレーションの違いによる戸惑い等いろいろ弊害が起きてきます。
また通常の新店とは違い、オープンした後には、以前より数段良くなっていなければいけないという宿命を持ちます。しかし実現は不可能でしょうね。

さらに改装費用の負担も鍵です。実際のやりとりは不明ですが、今の時代は更なる投資をしても回収できる見込みはありません。仮に自己資金で無理な改装をすると借入が増え、自分の首を絞めるだけですから。
今回のケースとは別ですが、看板替えを強行し、閉店した店が多いのです。

私の理論では、大手チェーンであれば、お客様にとってコンビニの看板は大きな要素ではありません。チェーン側が勘違いしているだけなのです。チェーンにより、そんなに仕組みや商品の差異はありません。あるのは、個店の基本の徹底度と単品管理のレベルの違いです。立地が8割、店のオペレーションが2割ですね。

今回の看板替えで、個店は影響が長く大きな損害を被ったと思います。看板を変えた直後だけは数字が上がり、その面だけをマスコミや本部は盛んにPRしますが、約半年~1年後には数字の下落となって現れるでしょう。個店個店が苦しむ時代がやってくるのです。
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