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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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必ず確認する

単品管理同様、このブログも日々更新しております。ここで注意点を。
検索する時には必ずブログの日を確認してください。できる限りその時期に合う記事にしておりますので、検索した日(環境)とは違う可能性があります。

直近の環境を基に仮説を立てるのが基本です。過去のブログの考え方(手順とかフレームワークと云ってます)が同じですが、気温やこれからの季節(春を迎えるのと秋を迎えるのでは正反対ですから)を考慮願います。

なおずっと同じなのが、お客様とその変化に対応する。さらに今ある環境をそのままベースとして活かすことです。

私の「自然の法則」の1つ、「あるがままに」です。自分から動くのではなく、流れに載っていくことも必要かと。
いつもいつも自分のエンジンで、自分のエネルギーで推進するのも良いですが、追い風が吹く時には、そのまま風に乗ってしまおうという戦術です。効率的に最大の効果を生み出す戦略も持っているんです、この商い理論に。まだまだこのブログは続きますよ。
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天国と地獄

よくブログで話題になっているコンビニ経営、天国と地獄が挙げられますが、天国はあまり聞かないようですね。

このブログの目的は、FCチェーンコンビニに加盟した以上、しっかり利益を出して、競争に勝ち残り、経営者としての自己実現をしましょうですね。
ということでコンビニ経営で、天国の人にはほとんど縁がないです、しかしこのブログの読者を地獄に落とすわけにはいきません。約1年間多くの切り口で、「商品経営を通じて、利益を出し競争に勝ち残る手法」を説いています。実際にこのブログを毎日チェックされる方や休みの日にまとめて閲覧或いは印刷されている人、各大手メーカーやチェーン本部、大学の研究等様々に活用されており、非常にありがたく感じております。

アクセス数も非常に多く、やりがいを感じております。この世の中、決して楽な仕事はないと思っており、実際私自身も日々苦労しております。ただ言えること、信じていることは「正しい心遣いで正しい手順、正しい道を誠実に進めば必ず結果は伴う」と。これを信じて、日々行動するしかないと思います。日々行動し、何らかの結果を出し、継続することが大きな成果となるのです。決して諦めないで、少しでもいい、毎日を大事に過ごしたいと思います。

非常温性商品の売り方

コンビニの主力商品である「非常温性」と「即時消費性」ご存知ですよね。
特に今週後半からの寒い日には非常温性の暖かい商品が重要です。でもおでんや中華まんばかりに頭が行ってはいけないのです。まあカウンターのチキンやポテトやフランクフルトといわれても「そうですね」としか言えませんが。

おにぎや弁当、そして麺類、惣菜といった主力商品も「暖」がキーなんです。寒い時は盛夏と同じように前もって、お昼の分を朝、買っていくことが少なくなります。特に外での作業の人は顕著です。暑い夏は弁当等が傷みやすい、そして寒い時期は弁当等が冷たくなってしまう。そこで現場に一番近いコンビニで米飯を購入し温めてもらうのです。

もちろん寒い時期にはすぐに冷えてしまいます。ですから温めれるアイテムを増やすと同時に時間もほんの少し長くします。いくら弁当ケースの温度は年中一緒といっても外気温が全く異なり、冬には冷めるのも早いのです。
こんな時にこそ、お客様の立場に立った目に見えない努力をします。いつかお客様も気づき、我が店を大いに利用してくれるでしょう。さらに良い評判を発信して。

ツールの効果報告

今回はツールを先行して実践した店の数値比較を報告します。
なおツールは「本当の単品管理①・②・③・財務・P&A」の5本があり、まだ発売されていないものもあります。
全5本使用した店の数値は下記です。ツール使用開始から約3ヶ月の数値です。

ツール使用&実践による1ケ月当りの損益比較 (大手〇チェーンCタイプ)  
          単位;千円  
  改善前     改善後      
               
  売上高 13,725   売上高 13,725   1日当り売上高450千円の30.5/月
  食品 10,980   食品 10,980   売上構成比 80%
  非食品 2,745   非食品 2,745 ↑③ 売上構成比 20%
  食品(値入高) 3,294   食品(値入高) 3,404   値入率30%
  非食品(値入高) 275   非食品(値入高) 275   値入率10%
  値入高 3,569   値入高 3,678    
  ロイヤリティ 1,784   ロイヤリティ 1,839   値入高の50%
  廃棄ロス(原価) 320   廃棄ロス(原価) 256 ↓① 1日当り売価×0.7
  棚減・値下げ減耗 137   棚減・値下げ減耗 69 ↓② 売上高×1%
  粗利益高 1,327   粗利益高 1,514    
  人件費 800   人件費 750 ↓P 24時間営業
  水道光熱費 70   水道光熱費 65 ↓財 35万円の2割負担
  消耗品 100   消耗品 90 ↓P  
  営業利益高 357   営業利益高 609  
        営業利益増加額 253    

値入は一度売上構成比を出して値入率をかけて出してあるので少し分かりにくですが、頑張って理解してください。売上や売上構成比はこの時点では変化がほとんど出ていません。

この私の理論でいう流れ、「ロス減少」⇒「客数増加」⇒「売上増加」にはまだ時間がかかるということです。
しかし、各項目をそれぞれ少しずつ改善することで営業利益=オーナーさんの手取りは253千円/月増えました。これはすごく大きいですね。売上をキープしながら、いろいろ手を打つことで、各段階の利益が増えるのです。

本部指導では値入(仕入)を増やす話はあっても、P/Lの話はほとんど出てこないと思います。たぶんP/Lの意味も分からないでしょう。とにかく利益に関してはオーナーさんの努力工夫、実力で1円でも増やしていただきたいと思います。

なお、FC本部もこのブログに結構アクセスしてますが(笑)

各ツールの詳細はHPをご覧ください。          http://ww3.ctt.ne.jp/miraicom

世間の認識と異なる

コンビニ経営者と世間のコンビニを見る目が異なっていることを最近、痛感します。確かに利益を上げている店も数%あります。しかし多くの店の実態と世間の評価は異なると思います。
特にチェーン本部の収支発表はずっと良い数字で。でも客数は伸びずに、非食品(主にたばこの値上げ)による売上増加とは誰も思っていません、ただコンビニは好調なんだと。しかし、今年の11月以降の数字ではっきりするとは思いますが。客数の伸びがなく、客単価も伸びない、つまり売上自体が伸びないという事実が。

チェーン本部はともかく大半の加盟店は苦しい状況です。また今、安泰でもいつ、競合店(同チェーン店もあり)ができるか不安です。毎日をどう乗り越えるか?廃棄の山を見ながらため息をつき、体が持つか心配であっても健康診断さえ受けれない、この状況が続く、いやますますひどくなるのではないでしょうか?

だから私の提唱する「本当の単品管理」、最初はみんな素人。でもしっかり原理原則を学び、手法(手順)を身につけ競争に勝とうではありませんか。道具は同じ、でもよりレベルの高い、利益を出せる使い方を知っている。これこそが「利益を出して競争に勝つ」なんですね。

次元が違う要素とは

「本当の単品管理」が普通の単品管理と違う所は、分析対象が多いこと。そしてその分析方法が特殊であることです。

単純にAだからBという考えかたはせずに、帰納法的に、つまりいくつものデータをいろんな角度で捉えます。もちろんデータを使う人により、重きをおくデータや取捨選択は様々です。ただし、回数を重ねる毎に、データの使い方も精度も上がるのは同じです。晴れそうだから10個発注というのではなく、データA、B、C・・・から導きだされたのが8個、だから8個発注しようと。仮に仮説が外れたとしても、データに遡って原因追究や次回の対策が導き出されます。毎回毎回必ず積み上げていく、だから仮説の精度が上がるのですね。

使用データとしては「天候・気温・湿度・体感温度・競合(特売・オープン・閉店)・行事・曜日・道路状況・納品時間・陳列位置・フェイスアップ・商品の見た目・納品数・価格等」です。この順番が大事なことはもう理解されていますね。

「本当の単品管理」はお客様の買物行動に影響を及ぼす各要素を点検し、分析し、仮説に活かすことです。

不安をなくす方法

不安な毎日を送る、これほど苦痛なことはありません。コンビニに加盟したけれど、思ったほど収入はなく、景気の不透明さもあり、今後はどうなるのだろうと。体もいつまで持つかと。

不安をあげればきりがありません、また多数の人がそう思っているのも現実です。しかし私は不安を煽る気持ちはありません。実際私もいくつもの不安を抱えて生活しています。

私は別の事業として「モチベーションマネジメント」を行なっております。単に気持ちを高揚させようとか、適当な指導で不安を紛らわせることとは違います。
一つは自分を信じること、自分には可能性があるということを信じるのです。やってみる前から不安だ、できそうもないと逃げ腰になってしまうのではなく、まずやってみる、そこがスタートと思います。

実際に不安を取り除くにはやってみる、行動し続けるしかないのです。理屈や話ではないのです。実際に自分がやって、体験して、自分の可能性や能力、足りない要素を知りながら、学習し、1つ1つの成果を積み上げていくしかないのです。その体験(失敗や成功)が蓄積されて、新たな次元の自分に到達できるのですね。
迷ったら、もうやってみる、やり始めたなら、進みの中でも考え、知識や知恵を吸収し、道を切り開く。この繰り返しと継続です。でも決して道を一人で切り開き、一人で進むわけではありません。
同じ方向を目指す仲間や先を歩いた人が必ず存在します。遠慮なく知恵を借りたり、教えを請いながら一歩一歩前進してください。行動した分だけ結果が返ってきます、必ず。

雑貨の知識 2

今回も雑貨の知識を1つ。10月に入り、ある地域ではもう乾燥気味になってきています。
1年の内で最も乾燥する時期を迎えております。湿度の変化にはいろいろな要素が関連しております。私は気象の専門家ではないので、深い知識はありません。しかし、単品管理に使う、ウエザーマーチャンダイジングの基礎として知っていて欲しいのです。

湿度に影響を与える要素として気温があります。気温が低下すると、飽和水蒸気量が低下する。つまり(相対)湿度が下がる。一般的には乾燥するという言い方になりますね。
ですから9月からの雑貨エンドには、乾燥対策のリップクリームやスキンケア用のローションやミルクが陳列されるのです。下記に主な都市の過去30年間のデータを出します。
過去30年間の気象情報(湿度)  
  年間平均(%) その都市での湿度の低い月
札幌 69 2・3・4・5・10・11月が70%未満
東京 62 1・2・3・11・12月が60%未満
新潟 71 3・4・5月が70%未満
沖縄(那覇) 74 1・11・12月が70%未満

各都市の大体の傾向はつかめると思います。春先や冬に湿度が下がる傾向ですね。
この表の中では新潟を除いて11月が湿度の比較的低い月になっています。そう間もなく11月ですね。
実は新潟も11月はそんなに湿度は高くないですが、3~5月の春が最も低くなるのです。
これは冬型の気圧配置(西高東低)と春型の気圧配置(南高北低)の影響ですね。結局、寒気の影響で日本海側で多く雪が降り、太平洋側では乾燥した空気が流れてくるという例で分かりますか?

「本当の単品管理」で指導しているのは、雑貨の陳列ではありません。その棚割の背景を知り、自店における商品の動きを予測し、品切れや廃棄ロスを減らそうということです。
いつもいうように私は1店1店での正解は知りません。何故なら1店1店、環境や立地や競合度合いが異なるからです。まず自店の環境⇒どの地域で、その時々どんな気象なのか?これを知って単品管理して欲しいのです。人間にコントロールできない要素を知り、それに対応することがまず第一歩です。いくら単品のデータを見ても環境を捉えていなければ何も見えてないのと同じなんですね。

今回は雑貨としましたが、雑貨以外にも、これからの気温の低下、湿度の下がる時期に変化する商品はありますか?さあ単品管理を始めてみましょう。

FF(デイリー)商品の発注

秋になり、天候の変化の早さ、そして暴風雨や寒気、1日の気温差等、FF(デイリー)商品の発注に頭を痛めている方が多いですね。しかし日本の、年間の、四季の流れの中では、例年とほぼ同じ動きをしております。
ただし、今年は降水量が多く、水による災害が多く発生しています。

先日大手コンビニチェーン本部の収益の発表がありましたが、各加盟店にとってはあまり関係ないこと。
関係するとしたら、CMの量とキャンペーン、新規商品やカテゴリーの開発への投資額でしょうか?

各店舗では日々単品管理の継続ですね。「客数予測⇒買上率⇒分類毎の総販売数予測⇒便別配分⇒単品別発注」の流れを実施されている店はありますか?これからはコンビニ全体では客数が漸減傾向になります。過去の客数をそのまま使われても良いですが、できるだけ、直近の数値を重要視してください。
移動平均、単純平均、予測客数の出し方は、曜日毎にみると、結果としてそんなに違いは出ません。ただし行事や祝日があると大きく変動します。ここが曜日別客数予測の注意点ですね。

売上低下傾向になると、逆に新商品を発売が増えます。何故?メーカーとして何とか、少しでも売上を確保したいという思いで、他社に負けじと、続々新商品を発売するのです。それもコンセプトが曖昧だったり、開発期間が短い、もっと言えば他社の焼き直しとかですね。

ここでも2:8の原則です。定番が8割の発注で、残りの2割を新商品や他店の売れ筋に当てます。いつもいうように、残りの2割は売場の活性化や定番の引き立てのためですね。
パンをみて分かるように廃棄ロスのほとんどは新商品ではないですか?定番というのは、買われるお客様が決まっており、また他に欲しい商品が品切れしていても購入されるその店にとっての万人向け商品、安全商品、利益&売上確保商品ですね。売れる子(商品)は大事にしましょう。品出しも最初、陳列位置もベストで。

菓子の知識

今回は菓子の知識を。菓子といっても幅広い登録があります。今回は袋スナックについて説明します。
袋スナックというのは、子供のおやつだけでなく、大人のおやつ、或いはアルコールのつまみとして購入されています。酒の肴というと乾き物=珍味を思い浮かべるかもしれません。しかし、ここ15年以上珍味の売上は減少しています。代わりのつまみとして、安くて量が多い、袋スナックも購入されているのです。
売場では場所をとり、回転が速い、でも売上金額は小さい袋スナックは悩みの種ですね。

袋スナックといっても、ポテトチップスばかりではありません。実はポテトよりもコーン、つまりトウモロコシを使った成型物が主流なんです。じゃがいもは5月に九州で集荷が始まり、順次北上し、夏に北海道で収穫されるのです。ポテトチップスでも「新じゃが」の表示を見ることもあると思います。大手のK社は大きな自社冷蔵庫でじゃがいもを保存してほぼ一年中供給しています。しかし、他のメーカーはじゃがいもの流通在庫が切れると、成型物の袋スナック中心になる訳です。消費者はあまり意識してないと思いますが、じゃがいもとコーンの違いは大きいですね。

売場でもポテトチップスを中心に品揃えを考えると良いです。でもアイテム数は2~3、各フレーバーも2~3で十分です。もうそろそろコーンスナックの新商品が出てくるかもしれません、でも定番以外はほどほどに。売れ続ける新商品はないでしょうね。新商品の初回導入&カットで、売場に変化をつけてください。新商品が出ない時の対応はまたご案内いたしますので。

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