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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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競合店対策(SM)

あなたの店の競合はありますか?コンビニ対策はこのブログの「本当の単品管理」の内容中心で進めれば大丈夫です。しかし近隣にスーパーマーケット(以下SMと表記)があれば、別の対策が必要です。

ずっと続く不景気の中で、消費支出、特に食料、食品に関しての支出は抑えられる傾向にあります。コンビニ同士であれば「本当の単品管理」で闘えますが、SM対策では商いの理論、つまりプライスゾーンやプライスラインを含めた品揃えの幅と深さ、さらに価格を考慮した政策が必要となります。

特に最近のSMの弁当やおにぎりの低価格には驚きます。おにぎりは1個58円~88円、弁当も298~398円で十分揃っています。以前はコンビニで購入していたサラリーマンやOL,現場系の人までSMへお昼の弁当等を買いに行っていますね。

価格政策ではどうしようもない、でもチェーンの登録アイテムの内、一番低価格を2便で入れる方法もあります。SMの値段の安さには到底勝てませんが、ただ昼のお客様の価格という選択肢にはコンビニでも応える必要があります。でも決して安売り競争に参加しろという訳ではありません。あくまでも登録の中で値頃、廉価なものを昼に限り、並べることも必要だと。

しかし朝や夕方はSMの品揃えが格段に落ちます、というか、深夜SM以外は15:00位でSMの弁当やおにぎりは売り逃げを開始するからです。ですから昼は多少SMにお客様を取られても、朝と夕方以降はコンビニスタイルでいけると思います。

競合の強み、つまりSMにとって強い商品と時間帯、これを押さえて少しでも集客を落とさないことです。SMはコンビニ以上に客単価を落とし、何とか客数増で売上を伸ばそうと考えています。
いつもいうように売上と利益は比例しない、特にSMの安売りは自分の首を絞めているだけです。何とか昼間だけの影響でとどめておけば将来何とかなるかもしれません。決して諦めずにコンビニスタイルを貫いてください。
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雑貨の知識

理論ばかりではなく、時には知識も必要です。知識があると売場に並ぶ商品にも関心が出てきます。
今回はたくさんある商品の中で、あまり動かない雑貨の知識を。

雑貨の中でも化粧品関係は、男性は関心が薄いかもしれませんが、震災後の身近なコンビニ利用が高まる流れの中では存在感が出た分類です。

まずシャンプーです。大きく分けて2つあります。1つ目がファミリーユースです。このファミリーユースというのは家にあれば誰もが使うという共通商品ですね。シャンプーの銘柄でいうと、メリットやスーパーマイルド、ナイーブ等です。ということで誰でも使うから大容量のポンプタイプが主流です。2つ目がパーソナルユースです。主に女性が自分専用に使う商品或いは男性の育毛用です。銘柄でいうと、パンテーン・ラックス・ヴィダルサスーン・サクセス等ですね。これはパーソナルですので小容量が多いですね。
商品の特性やターゲットによりサイズや価格が変わります。ポンプタイプの方が価格が安いこともありますね。

もう1つ知識を。普通体は上から下へ洗いますよね。よごれが下へ落ちてもいいということもありますし、自然の法則でもありますか?まず頭を洗って、次に顔を洗って、体は上半身から下半身へと。
雑貨の中でケア商品も上段にヘアケアやフェイスケア商品が並び、下段にボディケア商品が並んでいませんか?

雑貨の知識をあげましたが、これらはマーケティングの世界では当たり前のことです。ここでは知識と云ってますが、マーケティングの世界では実は理論であり、この理論を基に商品開発や価格設定、陳列場所を設定しているのです。だから本部からの棚割りは適当ではなく、ある程度理屈にあったものとして観察してみてください。全てのチェーンの棚割りが絶対正確とはいえませんが、理論的になっていると思います。

これが何に役に立つ?すべての品揃えや陳列です。どんな知識(法則)があり、それを現場でどう具現化するか?つまり商品の特性とお客様のニーズを分析して最適なな品揃え(棚割)を造る訓練なのです。分類は何であれ、自店のお客様を知り、商品を知った上で、最適な品揃えを実現することです。これが正しい売場造り、単品管理の第一歩です。

単品管理と関連購買の関連性

単品管理と関連購買の関連性がよく理解できないという質問があります。
所謂、単品管理は単品のデータをみて、動きの要因を分析し、仮説を立てて、次の発注に活かそうということですね。しかし単品管理にも次元がいろいろあり、先のように単品の動きの分析だけで終わる場合もありますね。

しかしこのブログで説いているのは、単品の動きを創ったのは、2者存在する、それは発注者とお客様です。
そこでは発注者により「正しい品揃えと品切れのない在庫の確保」が実現された上で、初めてお客様の正しい買物行動が起こる⇒その買買物行動の結果をPOSデータで観る訳ですね。

そのデータを分析する時にも、単品の動き、つまり単に売れた、残ったではなく、どの時間帯にどんな動きをするかをまず観るんですね。そして質問にあった「関連購買」です。これはお客様が決まったアイテム同士の買い方をされる指標というかパターン行動なんですね。例えば弁当とお茶、新聞と缶コーヒー等です。主と従があり、主が存在しないと従が購入されない可能性があります。単品だけでなく、一緒に購入される商品も合わせて観ることで、よりお客様の買物行動に近づける、データを観ていても、お客様の動きが目に浮かぶということになります。

具体的は、こういう流れもありますね。入口を入ってまず「欲しい雑誌」をみる、あった。次にリーチインへ行き、いつものお茶を確認。そして米飯ケースへ、ここで欲しい弁当があった。じゃあここで買物しようということで「弁当⇒お茶⇒雑誌」と持ってレジへと、こんなお客様もいらっしゃいます。一通り欲しいものがあれば一緒に買う、でもどれかがなければ他の店で全部買おうと、ちょっと怖いですが、これが現実です。

「関連購買」は単品分析にとどまらず、お客様の購買行動全体を観て、仮説のレベルや精度を上げるだけでなく、ワンストップショッピングの実現も確約してるんですね。すぐ近くに店があるコンビニ競争の激しい時代は、不備な分類やアイテムがあればあるほど、主力商品をいくら強化しても売れないというおかしな現象が起こるのです。

「関連購買」は一連のお客様の買物行動に合わせること、つまりコンビニ商材に関しては必要な物を一度に購入できる店づくりを実現する手段なんですね。















運命の分かれ道

機会ロスと廃棄ロス、普通は正反対として捉えていますね。しかし、実態は一緒であるという考え方もあります。私がいつもいう物事には2つの面があるという考え方では、同じものを全く異なる角度で見ているだけだと。

商品Aを仕入れて、想定時間よりも早く品切れした場合は機会ロス(チャンスロス)です。しかし売れ残ってしまうと廃棄ロスになります。仕入れた時点では同じ「売れるであろう商品」です。しかし結果は全く異なる、いや全く逆という結果になってしまうんですね。ここをどう捉えるか?

残ったから次回は発注数を削るというのが素人の単品管理?縮小均衡ですね。
発注数の決定方法、いわゆる仮説が違っていた、だから次回は仮説に至るデータを再度分析して発注しようというのがプロの単品管理です。
さらに「本当の単品管理」レベルでは、仮説に至るために使用したデータ数、そしてデータの重要度というか、要素の割合の配分の仕方、構成比ですね、ここを見直そうという具合で。

上には上がいる、そしてお客様の変化も早いです。如何にお客様とその変化に近づくことができるか。本音を言えば、全てのお客様に購買の可否或いは改善点をインタビューしたいものですね。

それができないからこそ、データを見て、単品管理。実は単品管理といっても「本当の単品管理」では単品の動きを捉えているようで、実は単品の動きを通じて分類毎の、さらに購買の傾向を、或いはお客様の購買行動の方向性や共通点を捉えているんです。

それにプラスしてこのブログではマーケティングの要素を加えて、もう最強ですね(笑)。
マーケティングでは時代の流れや方向性、今後の進むべき道を示しています。さらに単品管理で現場を、そして生のお客様の購買行動を確認しています。方向性と現状、この2つを的確に掴んでいるのがこのブログなんです。疑問があればすぐに、検索し解決。それでも無理ならば遠慮なく質問してください。「コメント使用」で結構です。

基礎代謝

突然ですが、基礎代謝量は夏と冬のどちらが多いでしょうか?答えは冬です。寒い中で体温を保つため基礎代謝の量が増えるのです。簡単にいうと生存するためのカロリーがより多く必要になる訳ですね。

また暑い時は「酸味&さっぱり」を求め、寒い時には「塩味&こってり」を求めるというのことも単品管理を通じて見えてきたと思います。

季節や気温、これが「本当の単品管理」では必須条件ということですね。ここが本部からの指導とはちょっと異なる分野です。さらに気温も前回の体感温度が重要と説いています。
さらに生活温度ということも考慮してください。日本は南北に長く、北海道から沖縄まで四季の流れも気温も違います。コンビニの立地と同じように生活者=消費者の生活温度も重要なんです。

沖縄で冬に15℃といったら寒いですし、北海道では暑いとなります。その地域毎の適正というか生活温度があるのです。例えば冬、関東平野では朝晩寒い、でも日中は日が差し、気温も10℃を超える。でも東北や日本海側では1月~2月はずっとどんよりとした鉛色の空、気温も最高で5℃行くかどうかです。
日本各地、それぞれコンビニと同じように地域に住んでいる固定客は自分の生活温度を持っています。
事務職は通勤では暑く、寒く、でも事務所ではエアコンが効いている。でも現場や外で働く人々は夏は炎天下で暑~い、冬は雨や雪、風もあって寒~い環境の中で生活しています。

住んでいる地域、職業、生活パターンにより基礎代謝は変わってきます。だからこそ、自分の地域は?メインターゲットは誰?どんな職業?どんな生活パターン?ということを掘り下げないとなかなか仮説は当たらないということですね。気温でも絶対温度⇒体感温度⇒生活温度と、どんどん分析要素が深まるのが「本当の単品管理」なんです。だから負けないんですよ。

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商品の売れ方に影響を与える要素

単品管理において、商品を発注する時、仮説を立てる要素として立地や商圏とのお客様の関連を考えますね。
それ以外にも一般的には天候や気温が重要な要素として挙げられています。

このブログでは、その他の要素として、体感温度や湿度、日照時間等も使用しています。
また風力や服装、飲食の場所により体感温度も感じ方が変わってきますね。寒くて体が凍えて、熱いものが欲しいという人がいれば、暖房の効いた温かい部屋でアイスが食べたいという人もいます。
単品の売れ方を分析するには、それだけいろいろな方法や見方があるということです。

商品の売れ方の分析や仮説の立てる時の順番を確認しておきます。
検品や陳列といった自分が関わることで解決ができる要素は最後にします。天候や気温といった自分ではというか、人間の力ではどうにもできない要素を先に持ってくるのが基本です。こういう要素は個店だけでなく、エリア全体にも同じ影響を及ぼす共通の要素です。

具体的には、日照時間⇒天候⇒気温⇒湿度⇒商圏⇒競合⇒分類計⇒単品仕入⇒陳列といった感じでしょうか。これは絶対という訳ではありませんが、「自然の法則」に従えば、大体こんな感じで大きな要素から分析するという手順になると思います。言い方を変えれば大⇒小でもありますね。

そして手を打つのはいつも逆から、小の単品や陳列といった部分からです。
この大から小、自然から人間、そして商品という流れが体に染みついたなら「本当の単品管理」も半分以上理解できた証ですね。もう少し変化の激しい秋を満喫しましょう。

理論は必要か?

大手コンビニチェーンに加盟していて私の「商いの理論」は必要かと、問われて「絶対に必要です」と応える。

実際にコンビニFCチェーンに加盟しても、POSレジ操作や受発注、従業員の教育、清掃や売上送金等マニュアルに記載されていることだけ教えられると思います。またSVやOFCも同じマニュアルから派生する知識であり、本部の立場で、マニュアルを加盟店が順守しているかどうかが重要とみています。しかし、加盟店段階での商いは競争です、勝つか負けるかの闘いですね。

同じ看板の基で、同じシステムや道具を使う、でも個店は利益を上げて生き残るしかないのです。同じ道具でも使い方が違う、次元の高い使い方を説いているのが「私の商いの理論」です。決して自慢する訳ではありません。手順通り誠実に継続すれば必ず良い結果が出るという単純な理論です。

実際に指導に基づいて実行している店は利益を継続して出しております。経営にも自信を持ってきてます。
大きな黒字ではなくても、毎年確実に利益を出し続ける、これが重要なんです。景気が悪くなろうと、競合が出来ようと、自分自身の信じる道を一途に進む、その確固たる心とぶれない実行力が必要なんですね。

私のブログを読んでいただくと分かるように、単に儲かる手法を説いているのではなく、正しい商売を通じて、「お客様に支持され、結果として繁盛する店づくり」を説いているのです。そのための手法として、単品管理や経費コントロール、さらにモチベーションマネジメントを取り入れ、オーナーさんが自分でも知らない、気づいていない自分の大きな可能性を開放(顕在化)させ、やりがいのある成果の出る商いの実現を提供しているのです。このブログを読み続けることは間違いでないと思います。ほんの少しずつ私というより「真の商い」が身についてきますので。

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嗜好の変化

真夏の32℃を超える日と、そして今、自分の嗜好が変わったと思いませんか?暑い日にはさっぱり素麺、或いは酸味のきいた冷やし中華が恋しく、時には辛いキムチやカレーなんかで汗を流してという感じで。

でも今週に入って最高気温が20℃以下、朝も10℃前後になると、さっぱり系、あるいはこってり系が恋しくありませんか?自分自身の嗜好の変化、これにも注意してください。また現場或いは外仕事をしているお客様は、この気温の差を体で実感し、店の中にずっといる人(発注者)よりも嗜好の変化が激しく、より敏感だと考えられますね。だからこそ、単品管理、気温の低下と共に売れ始めた商品は?分類は?品切れが早い商品は?
もちろん廃棄になった商品はマークします。そしてより売れる、品切れ時間早い商品の発注数を増やしましょう。

暖よりも寒、こちらの方が影響が大きいんです。何故なら寒の方が生死に関わる重要な要素ですから。人間も動物、いろんな面で生きることが優先されると思いますね。

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数値を観る

先月発表されたデータご覧になりました?
2011年8月の実績です。下記に出しますね。
JFAコンビニエンスストア統計調査月報
2011年8月度  
     
既存店 前年同月比(%)  
客数 +0.04  
客単価 +7.90  
売上 +7.90  
     
全店 商品構成比(%) 前年同月比(%)
日配食品 33.5 +5.5
加工食品 28.1 -2.6
非食品 34.1 +23.5
サービス 4.3 +17.4

8月もそうでしたが非常に好調であるといわれていますね。しかしそれがどうかな?客数が増えずに客単価の伸びに売上が依存している。中でも、非食品の伸びが大きいですね。構成比でも日配食品を超えています。
実は昨年の10月にたばこ税の増税がありましたよね、その影響がずっと続いているんです。昨年の9月は値上げ前の買い込み、そして10月は買いだめした反動があった。結局は今年の11月にならないと正しい前年対比にはならないんですね。

でも数字は見えてます。コンビニの主力である日配食品が伸び悩んでいると。そして利益の少ない非食品やサービスの構成比ばかりが高まると。つまり見せかけの数字はどうなろうと、自店の手取りが増えなくては商売をやっている意味はないんです。これこそ、評論家のいう「コンビニは好調です」。本当に分かっているのか?「好調」と云われる中で現実の店は疲弊しているんです。だから私の提唱する「真理」を見る目、そして「本当の単品管理」です。

理屈や理想ではなく、現実の道を切り開いていく、それはオーナーさん自身なんです。正しい道で正しい努力をすれば必ず成果が出ます。事実私の指導している店は力をつけ、数字が好転し、利益も増えています。
大変で、面倒、でも1つ1つこなしていくしかないのです。それが結果として一番近道で、成果の上がる方法なんですね。

パンのロス削減

涼しくなりパンが売れていると思います。本当は秋にもパン祭りがあってもいいくらいですね(笑)。
今パンが売れていますが、ロスも多くなっていませんか?

だまされたと思って、1つの方法を実施してみてください。それはアイテム数の2割カットです。
発注数は変えても、減らして、足りなくなって増やしても良いです、それが単品管理ですから。
実践してほしいのがアイテム数の20%カットです。分類毎に20%カットでなくても良いんです。
ロスが多い(売価換算で10%以上のロス)店はパン全体の分類でアイテム数を20%カットです。

信じてみて、やってみる。その結果を教えてください。なおデザートもパンの分類に入ってるチェーンがあれば、デザートは除いてください、あくまでパンです(食パン・ロールパン・袋物・ペストリー・惣菜・菓子パンですね)。
非常に悩むと思いますが、やってみてください。貴重な体験がきっとできます。それもうれしい体験が。

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