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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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固定客を増やす

小売業の中でもコンビニは固定客の比率が高い方です。

固定客の定義は明確ではありませんが、来店が週に1回でも、2週間に1回でも良いと思います。
「顔を見たことがあるなあ」と思われるお客様は固定客に入れて良いでしょう。
もちろん毎日或いは同じ日に何度も来店されるお客様は上固定客、つまりお得意様ですね。

お客様の利用のされ方は、近所はもちろん、営業でコンビニのある地区に毎週訪問するとか、
2週間に一度訪問する、その際にコンビニを利用したりしますね。

通常の買い物以外に、通院や営業、受験等、いろいろなケースでコンビニを利用するお客様に
また来店していただく、来店の頻度を上げていただくために、やはり基本の徹底が重要ですね。
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メーカーの立場

今回は、メーカーの立場を若干説明します。
近年、景気の後退や少子高齢化に伴う消費の減少により各メーカーとも売上の確保が難しくなっています。
メーカーは売上を確保するため、お客様に直接、相対する小売業での売場或いはフェイスの確保が重要な政策となっております。

また、メーカーは定番商品だけで生き残れる訳ではないことを知っています。
そこで各社は、売上が減少する中で、売場やフェイスを奪取しようと、次々と新商品を出してきます。
この段階では資金力や開発力が劣るメーカー、或いは定番のみに依存するメーカーは新商品が出せません。
新商品を次々と出すメーカーは危機感とある程度の資金力があると考えられます。

しかし、次々と新商品を出す=開発にコストや時間がかけられないということでもあります。
他社に負けじと、新商品を出しまくるメーカーもありますが、ほとんどの新商品は導入されてリピートはありません。また商品自体も過去の商品の焼き直しや他社製品のコピーもどきが多くなります。

あまりいいたくはありませんが、「今の時代の新商品はほとんど売れないと思って間違いありません」
1年後に残るアイテムも1%に満たないですし。

そこで売場が小さくフェイスも限られているコンビニは、新商品を全て導入するのではなく、
まずカット商品を決めて、空いたフェイス・売場に厳選した新商品(導入時=売れ筋)を導入しましょう。

例① 良い商品の入替(定番以外は売れ筋導入が続き、売場も活性化、利益も稼げる)
新商品(売れ筋) 売れ筋 売れ筋 売れ筋
定番 定番 定番 定番

例② 悪い商品の入替(死に筋を一度入れると、そのまま残ってしまい、売れ筋の導入ができない)
新商品(死に筋) 死に筋 死に筋 死に筋
定番 定番 定番 定番

粗利(益)をあげる

粗利益をあげる、これが商品経営の基本です。
コンビニにおいて粗利益をあげるためには次の方法があります。

①平均よりも高い値入率でかせぐ⇒ハイリスク・ハイリターン
②値入率は低いが回転率で粗利益高を積み重ねる⇒ローリスク・ローリターン
③値入率も回転率も通常の商品

大きく分けて上記の3つです。代表的な分類でみると
①はFF等のデイリー商品です。粗利益率が高い、ただし廃棄の可能性がある。
②はたばこです。値入率は低いが、売れると必ず粗利益高を稼いでくれます。
③はグローサリー系です。

結論は(値入)率や(粗利)高のどちらも活かし、店全体を上手く回転させ
売上と共に粗利益高を増やすことが目標です。

*値入と粗利(益)の違い
 値入とは仕入れた時の売価と原価の差額、予想利益。そのまま売れたら、値入=粗利(益)。
 粗利(益)とは、値入から値下げ・値引きを実施したあとの利益、値入≧粗利。

2:8の原則

2:8の原則があります。パレートの法則ともいいます。
2割の人が8割の売上(利益)を稼ぐとか、2割の人が8割の仕事をしているとかの表現に使われます。

実際コンビニの経営でも当てはまります。
2割カテゴリーで粗利益の8割を稼ぐとか、2割の人で8割の業務を担うとか。
要するに、メリハリをつけて、構成比の高いものを優先的に行なうことです。
利益の多い、効果の高い分類や作業を優先して行います。何が優先順位が高いかは後日に。

発注数の決定方法 2

前回は客数の予測から発注数を決める話をしました。
分かりにくいかと思うので、具体的な数字で説明します。

例えば、今週の木曜日の発注をします。
①今週の木曜日の客数を予測します。
 先週が655人、その前の過去2~9週の平均が647人とします。
 平均すると651人。これが今週の木曜日の予測来店客数です。

*予測客数の算出方法は、移動平均でも、単純平均でも良いです。
  自分の使いやすくて信頼のおける出し方がベストです。
  またデータを使用する期間の長さも4週以上でしたら任意の週でOKです。

②予測客数に買上率をかけ、実際の販売予測数を出します。
 なおカテゴリー(分類)毎の買上率は平均せず、各月で固定した方がよいです。
 今月の木曜日のおにぎりの買上率が18.3%とすると
 651×18.3%=119個、これがおにぎり全体の発注個数合計です。
 これを単品別に落として発注していきます。

③品切れ時間の早い商品は発注数を増やし、ロスが出ている、または、売り切れ時間の遅い商品は
 発注数減かカットです。

発注数の決定方法

通常、FF等のデイリー商品の発注数は 前週と直近のデータを見て決める人が多いですね。 チェーンによって発注画面は異なっていますが、 私が薦めるのは、発注画面とは別に簡単なシート(エクセルで良い)を 使い、過去の週別・曜日別の客数を元に納品日の予想客数を出し、 その客数に各カテゴリー(分類)毎の買上率をかけるものです。 出た数字に、機会ロス撲滅分の数量を加えればOKです。

コンビニは効率N0.1

コンビには、流通業の中の効率NO.1を狙っています。実際私の知る限り、各項目で上位です。
坪当りの生産性(利益・売上・人件費)や回転率は皆、高いです。
また発注・納品・決済もオンライン化されています。

発注や納品、物流等、コンピューターや共同配送のシステム蓄積のおかげです。
だからこの優れた仕組みを使わない手はありません。

また基本のFCパッケージで集客し、効率のよいシステムで利益がだせるようになっています。
店舗経営では当り前と思っているかもしれませんが、EOS発注やPOS分析等他業種からみると
うらやましいシステムが多いのです。

ただし端末に数量を入れる=発注=仕入れ=請求の流れを理解して
毎日慎重かつ大胆に発注してください。

商売の心構え

コンビニに限らず、商売の心構えとして、「お客様の立場に立つこと」と「儲けること」があります。
両者は相反するものではなく、お互いが存在することで実現できるものです。

言葉はあまりよくないかもしれませんが、コンビニを始めた以上「儲ける」必要があります。
儲ける覚悟でコンビニを始めたはずです。弱気になってはいけません。
儲ける=利益が出ないと、「顧客満足」も自分自身の生活も実現、そして維持できません。

儲けるために、知恵と最大限の努力と達成する覚悟を今一度持ってください。
そのためのヒントはこのブログにたくさん出ていますので。

曜日が発注の基準

FF・パン・惣菜等のデイリー商品の発注の基準となるのが曜日です。

お客様は曜日に基づいて行動されています。
例えば、日曜日は休みで、月曜日から仕事或いは学校へ行くと。

店毎に来店されるお客様の傾向(購買行動)は、ほぼ一定です。
ですから曜日毎の客数や分類毎の販売数を継続して分析することで
今週、或いは次週の予測ができます。

さらに季節や月毎の傾向値を加味することで、より正確な発注ができるのです。

オーナー夫妻の休日

コンビニ経営でオーナー夫妻の休みは週1回は必要です。

年中無休24時間営業、またアルバイトの突然の休み等に対して、
また精度の高い発注とレベルの高い基本を徹底する上でも体力と余力が必要なのです。

立地やチェーンのシステムによっても異なりますが、発注や納品が少ない曜日に休みます。
具体的には、清掃やレジ、商品補充中心で、アルバイトでも店がまわせる日です。
もちろん、新商品の導入日や本部からの訪問日は出勤ですね。

体力も気力も余裕を持つことが経営を継続する原則です。
人件費削減、或いは自分がいないと心配と思うのが普通ですが、
コンビニ経営を続けるためには休むことが不可欠なのです。

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