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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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適正な在庫は

コンビニ1店舗の適正な在庫金額は?立地や売上高、扱い商品により金額は変わりますので、一概にいくらとは言えないのが実状です。原価金額で3,500~6,000千円の範囲内でしょうか?(個店毎の数字は質問いただければ答えますが)。

しかし、あるべき姿と思うのが各店の現状から20%カットした在庫金額です。余程在庫を絞り込んでいる店以外は、どちらかというと過剰気味なことが多いのです。単品管理での廃棄ロスに近い感覚というか、目に見えるものを信じてしまうというか、在庫が1個しかないと安心できないのです。

今回作業して欲しいことが3点。
①ピーク直前の店内の品切れ数を把握する。ここでいう品切れとは絶対品切れのアイテム数を調べることです。(私の定義では、絶対品切れとは在庫数が0、相対品切れとは在庫数が1or2個を指す)
②各分類毎の月間売上と在庫金額を出し、回転率を出して見る。もし分かれば、粗利益率をかけて交差比率を出してみる⇒どの分類が貢献しているか、或いは足を引っ張っているか、明らかになります。
③直近の在庫金額を調べ、大分類毎の在庫金額をシミュレーションし、合計で20%減の目標を立てる。

 本来単品管理をしながら死に筋をカットし、売れ筋導入&フェイス拡大を実施すれば、必然的に在庫が減ってきます。しかし、今回は逆の手順で大から小へ向かい手を打ってみます。
 特に雑貨・日用品・たばこの在庫金額が多いと思います。そこで先に着手するのが、在庫金額が多くて、回転率が悪い分類です。1ヶ月に1個も売れてない商品は当然カット。次に2/月⇒3/月という感じでカット基準を上げていきます。でも・・・という不安は捨ててデータを見てドライにカットしていきます。

ここで注意点を。政策商品といわれるコンビニの品揃え上必要な商品はいくら売れていないからといっても、カットしません。地域により異なりますが、例えば、懐中電灯や調味料、充電器等です。他にも店で〇〇は政策商品と決めておきます。

その後の検証ですが、カットしながら、同じタイミングで①~③の作業を繰り返します。品切れ数チェック・売上&在庫金額把握・在庫削減度合いチェックと。

実際に在庫カットを継続すると、在庫が減っても売上が減らないことに気づきます。またアイテム数が減ることで管理が楽になることも次第に分かってきますね。そして品切れも減るでしょう。

仮に在庫減=売上減になったなら、これは売れ筋をカットした或いは在庫不足の状態です。
本来、死に筋=売れていない商品をカットするので、在庫は減っても売上が落ちないはずです。

またFF(デイリー)~雑誌・たばこ等全アイテムの中で、週に3個以上売れているアイテムは何%あると思いますか?暇があったら調べてみてください。究極の目標は1/日以上のアイテム構成比を70%にすることです。
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