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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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単品管理の障害

今某チェーンでおにぎり100円セールを実施中ですね。このDS(価格訴求)は単品管理の大敵です。

私が進める「本当の単品管理」。天候と客数の関係、そして気温と嗜好の関係性、せっかく学んでも実行できません。いつもいうように価格政策(安売り)は全てに勝る。つまり商品の持つ価値=全ての要素を破壊してしまうのです。

具体的には、弁当を買うつもりでいたお客様がおにぎり100円セールを見て、弁当は止めておにぎり3個と惣菜にしょうと購買行動を変えたり、いつもはおにぎりを買わない人が、子供のおやつに2個買っていこう等、通常の購買行動と違う世界になってしまいます。

それもDSを継続するわけではないので、データ分析も困ります。まあ、分析するとしたら、客数対比のおにぎり買上率や1人当たり買上点数を把握するくらいですかね。
お客様の方も、味はあまり関係なく、100円おにぎりの在庫の中でいくつ買うかという感じですから。

次回のための参考程度のデータだけ残しておきましょう。そして実際の発注は売れ筋の発注数を思い切り増やして品切れさせないことです。こんな時こそ、上位5品のみ在庫を確保しましょう。すごく売れますので。

またあるチェーンでもネタが尽きたら「唐揚げ増量キャンペーン」なるものを展開します。これまた、私から言うとありえない話ですね。増量(=安売りと同じ)は誰でもできる、またストアロイヤリティをなくす政策です。一つ一つ誠実なこと(本当のマーケティング)ができないチェーンだから、安易に安売りに走るのです、また大本が安売を売りにしてましたね。ただし、力のある本部(財務力ある)が競合他社を振り落す戦術はOKででしょう、DSの良い悪いを分かってやっているはずですから。

正しいマーケティングを行うと1年を通して「ネタ」は必ずあります。私も年末に一度に来年度の週別MD計画を立てますから。真理を知っている人はやればできるのです。そして途中で修正をかけながら、1年経つとまた時代が変わっていて新しいMDができます。

今回キャンペーンをやっていない競合チェーンは来週チャンスがやってきます。今回のDSを行ったチェーンはFFの発注がバタバタになってますので。でも「本当の単品管理」をできている店はくずれませんね。
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