立春を過ぎて日増しに日照時間が伸びていますね。これはとても嬉しく有難いことですね。日本では当たり前のことですが、世界中で日本と同じように季節を味わえる地域は少ないのです。特に四季がはっきりしている地域は限られますね。同じような季節感を持つ地域としてニュージーランドが挙げられます。人よりも羊の方が多く、海あり山ありの国です。南半球の中で日本と同じような地域性を持つ国であり、移住したいと思ったくらいです。
また日本の中でも日本海側は冬の積雪が多く、これも世界で稀な積雪量ですね。この寒く辛い冬を乗り切ったあとの春の嬉しいこと、比較的温暖な地域以上、いっそう春の温かさと明るさが有難いと思う気持ちが増します。
これから春分の日を境に昼の時間が伸びて、夏のピークに向かいます。私がいつも云うように日照時間や夜明け時間の変化⇒夜明けは早く、日照時間は長く、さらに気温の上昇と共に生物が活動開始します。
人間も生物の1種、夏に向かい活動が活発になり、朝型になってきます。一番理想が夜明けと共に起床し、日暮れとともに睡眠に入る、こんな生活が一番体によく、環境への負荷も減らせるのです。無駄なエネルギーや電気等を消費しなくても済むんですから。ただこんな生活はコンビニ経営にとっては敵ですね。
コンビニ経営者としては、遅くまで、暗くなってもうろうろしてコンビニに立ち寄って何かをお買い上げいただきたいのです。
今まさに季節が変わる。春(夏)物が出るから新商品が多いのではありません。季節が変わる=生活様式が変わる、その変化に合わせて春(夏)物が発売されるのです。これがまた「自然の法則」と云う所以でもあります。
日照時間が伸び気温が上がれば、着る物も食べる物も変化します。その変化の大きい時が今から何です。だから「本当の単品管理」を実践、マスターするにも良い時期なのです。1つ1つの変化を的確に把握し、その変化の原因をある程度つかめたなら、次の仮説の精度も高まります。また1つのアイテムで単品管理をマスターできたら、同じ分類、さらに違う分類へと理解度が高まります。
これは理解度というより真理を
見極める目が出来るということです。これが購買行動であったり関連購買であったりするのです。このお客様の購買行動や関連購買、さらに「自然の法則に従った本能」、そして最後に時代の流れや地域性をマスターすれば商品開発何て簡単です。もうどんどん新しい切り口の商品が出来てきます。以前(10年位前)に私が関わってきた新商品と云うか新カテゴリーは10年経った今も健在です、というかその時に実験し拡大していたものが、今全社全店的に広がってきたカテゴリーもあります(例えば100円のレギュラーコーヒー)。
決して自慢する訳ではありませんが、真理を見極める能力を身につけたなら、他社や他業種にない「お客様にとって必要な商品」の開発はできます。ではこのブログの読者であるコンビニの店舗段階では、商品開発ができる能力は?実は商品を見きわめる力に置き換えることができます。新商品が発売された時に「売れる、売れない、どれくらいのライフサイクルか」と判断できます。ですから初回条件の発注ロットやカットのタイミング、つまりより多くの値入高を稼ぎ、廃棄や値下げの減耗を減らし、より多くの粗利益高確保に結びつくということです。
もちろんそのプロセスでお客様の信頼を得て、支持を増やす、つまり客数や買上点数のアップという結果を生むのです。
「本当の単品管理シリーズ」HP
http://ww3.ctt.ne.jp/miraicomPR
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