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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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客数と買上率

客数は11月以降、漸減傾向であり、その推移を読み取り、うまく客数予測できている店があるかと思います。客数は2月までこのまま落ちついた状態で推移するのが普通です。ただし行事も多い季節ですので、周囲の情報を適格につかむ必要があります。受験生が立ち寄る店や逆に冬休みに入って学生が来なくなる店、また雪や工事の影響を受ける店等様々です。だからこそ、このブログでは手順を示し、自店の商圏や競合、日々の変化へのカスタマイズを説いている訳です。実際私が全5万店のコンビニ全ての状況を把握できていませんし、日々刻々と変化する、それに対応することはできません。年中無休のコンビニを経営するオーナーさん&店長こそ、その店とお客様を一番良く知っている、そして理解できるのです。ただしこれは手順、原理原則に従った場合のみ理解できますね。

今の季節は客数が少ないですが、買上率はそんなに落ちていないはずです。逆に固定客がメインで、通り客(一見客)が来ないから、買上率が上がる店もあります。客数予測に基づき客数を算出する。ここまでは同じですが、買上率の設定を変えます。いきなり1%以上上げるのはかなり影響が大きいので+0.5%~始めると良いでしょう。600人の来店予測でしたら600×0.5=3個です。これくらいの増加でしたら可能かと思います。ただし立地や曜日によるので、あくまで自店での買上率の設定です。今、「客数×買上率+機会ロス分」の式で機会ロス分はほとんど載せていないと思います。これはこのまま変えずに買上率の設定を変えるという訳です。先の例ですと、結果的に3個/日発注数を増やすことになりますが、この手法は何の根拠もなく、上乗せするのではないので、以後動向を見ながら、買上率を上下に変更という対策を打てます。動きの小さい時期には、勘というか、根拠の薄い数値をできるだけなくし、裏付け(根拠)のある数値をより重視します。1品1品小さい売上の中で、如何に機会ロスなしで売り切るか、この繊細な読みというか、確固たる裏付けに基づく発注精度向上が求められます。

こんな時こそ、単品管理のレベルアップ⇒POSデータの裏に潜む、店の品揃えとお客様の買物行動のマッチアップを楽しみましょう。納品時の品出しと陳列、そしてお客様の買物行動が目に浮かべばほぼ正しい発注ができると思います。1月~2月にかけては「1個」が重要です。例 1/50=2%⇒1/20=10%と分母が小さいので比率は高まります。月・週・日・時間の大きな流れを掴み、単品の動きを正確に読み、繊細な発注をしましょう。客数は小さくとも確実に粗利益高は積みあがります。こんな動きの小さい時、ここでも「本当の単品管理」を実践できるチャンスです。
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