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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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粗利益の出し方

売上高-売上原価=粗利益高ですね。これは一般的な損益計算書でも使われます。売上原価の出し方は期首在庫+期中仕入れ-期末在庫です。これは良く見る式と思います。しかし実際の商品経営ではちょっと使い勝手が。

というのは期末在庫というのは期末にある在庫、つまり値下げや廃棄、棚減等発生した後の在庫です。この値下げや廃棄、棚減という減耗は見えないのです。また粗利益高が少ない原因が値入が悪いのか、それとも先ほどあげた減耗が多いからなのか分からないのです。

ですから私は敢えて、粗利益高は値入高-値下高-廃棄原価-商品減耗としているのです。仕入れた段階での予想利益から実際に発生したマイナスを引いていくというシンプルな式です。商品経営をする上でも粗利益高の低い原因が特定しやすく対策を打ちやすいのです。

もし値入高が少ないようでしたら、まず本部での商品登録の問題があります。これは店段階ではどうしようもないことですね。次に個店では値入率の低い商品の売上が大きい、または値入率の低い商品の仕入れが多い等あげられます。これらは仕入れの見直しで改善できます。また初回条件や期間条件等の利用拡大も効果的ですね。

いつも云っている「仕入れた商品をそのまま売り切る」、これが実現できれば値下げや商品移動による減耗もなくなります。また余分な在庫もないので廃棄や汚破損も減ります。いわゆる無駄な在庫を持たない効果です。

最後に本部のロイヤリティは粗利益に対してのチャージといってますが、実は粗利ではなく値入ですね。仕入れた段階での利益高(率)、つまり値下げや廃棄なしにそのまま売れた時の予想売上-仕入原価=値入高です。これが大手FCでは30%と云っている訳です。もし私の解釈が違っているようでしたら教えてください、実際、粗利益率30%を実現している店は存在してないと思いますので。また契約書は分かり難い表現をしているので要注意です。

結論として粗利益高を増やすには「値入高を増やす」「値下げ・廃棄・商品ロス(棚減)等の減耗を減らす」、これがベターです。その他には以前紹介した粗利ミックスの手法もあります。

詳しくは本当の単品管理で。
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