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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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3分の1の法則 2

今回は商品に関わる3分の1の法則です。
コンビニにおいて、生鮮とたばこ、雑誌以外は、値入率が約30~35%でしょう。仮に33.3%とすると
1個売れたら粗利益が33.3%、もし売れずに廃棄になったら△66.6%ですね。⇒売れたら値入が粗利益になり、売れなかったら原価分がマイナスになります。つまり値入率が33.3%であれば、3個仕入れて、2個販売、1個残ったら、利益が≒0ですね。
ということで上記のように考えると、日配品の最低発注数は3個ということなります。なおこれはピークを迎えるであろう1便或いは2便の話であり、全ての便で3個以上発注するということではありません。日配品で1フェイスを確保するなら、3個以上の奥行きがないと効率が悪いということです。
**単品管理の原理原則は、売れ方に合った発注ですので、1個単位の発注が基本です。

商品経営で利益を出したい時、必ず1個残るなら、3個以上売れないと利益が出てこないですね。
もちろん、廃棄がゼロであれば、販売した分、必ず利益が出ますが・・・

商いというものは継続してこそ、結果がでるものです。お祭りの屋台のように、一時的なものでしたら、残さずに売り切りOKですが、店を構えて、連続、継続して商売するには、ある程度の廃棄も必要になります。いつもいつも仮説通りにお客様が来店され、購入される訳ではないので、ある程度のロス(機会&廃棄)が出るものです。

実際に私は日配品でロス率を20%に設定してますので、(実現)粗利益率は25~26%と考えております。
この分類では売価の4分の1の(実現)粗利益率ですね。*(値入-廃棄ロスの原価)÷売価=(実現)粗利益率

分類を大雑把に捉えると、日配品はハイリスク・ローリターン、ドリンク・雑貨はローリスク・ハイリターン、たばこはローリスク・ローリターンですか。なお日配品とたばこはローリターン分類ですが、客数を増やす部門であり重要です。

今回は、コンビニの飲料や雑貨の話をしましたが、専門店や百貨店の衣料もほぼ値入が35%弱くらいです。だから業態が異なっても、原価率や値入率は同じ所に落ち着くということです。それが3分の1の法則です。
余談ですが、飲食は流通と逆で、原価率が3分の1で、ロスがなければ、残り全てが利益になります。
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