コンビニは他業態とは異なり特売やチラシ折込がほとんどなくお客様の買物行動をそのまま分析できる唯一の業態です、定価販売ではDPもありますが、催事やバーゲンセール、そして常時突出し等で安売りをしているので価格訴求もあり正確ではありません。コンビニは一部チェーンを除き特売はほとんどなく、プロパー(定価というか通常売価)販売です。また100円おにぎりキャンペーン等もありますが限定的であり、その時期を除いてPOSデータを分析すればそんなに影響はないと思います。
このコンビニでお客様の買物行動を掴み、さらに関連購買までつかめたら、もう怖いものなしです。1つのカテゴリーで真理を見る目を養ったら、他のカテゴリーでも応用できます。
ただしここで注意点があります。私は元々婦人服が専門で、ファッション商品の扱いが得意でした。その手法(秘訣)をコンビニを始め、SMやHC・DGの他業態へと持ち込んでいます。もちろんDPは最初に入ったところで売場から管理まで全て理解できていますが。
何が云いたいか?服飾の専門店やDP,GMS以外ではファッション商品は扱いません。ファッション商品と云うのは衣料品ではありません。SMやDG,HCで扱っているのは定番(季節品もある)で流行商品ではないのです。
コンビニ他の業態はほとんど恒常商品を扱っているのです。この恒常商品と流行商品については販売士のテキスト或いは検索で調べてください。簡単に云うと「恒常商品」はいつも同じものが存在する。発注さえすれば同じ商品を調達出来る商品、それに対して「流行商品」と云うのは同じ柄やデザインの商品が一度限りであり、例え追加発注できたとしても、前回と全く同じ物は入って来ない、入ってきても同じ用途の同じようなデザインの商品である。簡単に云うと一発物です。
商品経営において、私の理論の特長は「
恒常商品の中に流行商品の扱い手法を取り入れたこと」です。これにより恒常商品の中でも定番を除き、絞り込み&新商品の導入&カット、また陳列方法(POP・位置・フェイス)も流行商品に準じ、初回発注や陳列、カット等理想的に展開できています。売れそうな商品は大目にとりより良い位置で多くのフェイスをとり、POP掲示によりさらに売上アップする。また少し早いかと思われるくらいにカットし、値下げもなしに売り切り、次の商品のための売場を空けると。
もちろん仕入れた通りに売る、値入=粗利益ですね。値下げや廃棄の作業やロスもなしに営業利益も十分確保できます。まさに良いこと尽くしです。
絞り込んで導入⇒陳列変更⇒カット⇒絞り込んで導入⇒・・・・このサイクルがスピーディ&適宜です。もう売場が生きていて常に新鮮な商品が並んでいる。もちろん誰もが必要な定番はしっかりと確保されて。
つまりコンビにという恒常商品の中で流行商品の商品経営を実践しているのです。これができているというか理解し、実践している人は他にいないと思います。オンリーワンですね。だからこの理論や手法を正しく学び、実践した人は競争に負けることはない、さらには商品経営という商いを楽しみ、日々自分の成長を感じているのです。
もちろん経営の両輪である、P/LやB/Sに関わる経営数値の管理改善改革手法も、資金や人の管理を含め万全です(私の得意分野)。商品と経営数値がリンクするというか相乗効果でますます利益拡大を推進しています。
このブログではなかなか表現できていませんが、私には多くの師匠もおり、また多くの理論も会得しております。その集大成というべき「商いの理論」、その1つ1つがこのブログで表現されているのです。知らないことが多いのが人間です、しかし知らないことを知ることにより、どれくらい大きな成果を得ることができるでしょうか?
このブログでは当たり前のこととして書かれている気温や湿度と食と嗜好の関連等、得て活かせる情報が満載ですよ。
これからパンが売れる時期もやってきます。「パンが何故春に売れるか?」、ネットの答えで笑ってしまうようなものが多いですね。「春のパン祭りをするから」とか、「新生活でパン食になるとか」の答えが。確かにそういう考え方もありますが、「何故春のパン祭りをするか」という本質が見えてないから、先のような楽しい(真理が分かっている人から見ると)答えが出てくるんですね。
知らないことは多い、でも知らないことを知る手法を身につけたらなら、どんどん知らないことを知ることができる、或いは見えるようになるものです。ですからツールを使って欲しいのです。ブログでは伝わらない理論を知り実践するために。
PR
<< 基本が効率一番 | コンビニは単品管理に最適 | 関連購買は手段 >>
HOME | 戻る