FF・パン・惣菜等のデイリー商品の発注の基準となるのが曜日です。
お客様は曜日に基づいて行動されています。
例えば、日曜日は休みで、月曜日から仕事或いは学校へ行くと。
店毎に来店されるお客様の傾向(購買行動)は、ほぼ一定です。
ですから曜日毎の客数や分類毎の販売数を継続して分析することで
今週、或いは次週の予測ができます。
さらに季節や月毎の傾向値を加味することで、より正確な発注ができるのです。
コンビニ経営でオーナー夫妻の休みは週1回は必要です。
年中無休24時間営業、またアルバイトの突然の休み等に対して、
また精度の高い発注とレベルの高い基本を徹底する上でも体力と余力が必要なのです。
立地やチェーンのシステムによっても異なりますが、発注や納品が少ない曜日に休みます。
具体的には、清掃やレジ、商品補充中心で、アルバイトでも店がまわせる日です。
もちろん、新商品の導入日や本部からの訪問日は出勤ですね。
体力も気力も余裕を持つことが経営を継続する原則です。
人件費削減、或いは自分がいないと心配と思うのが普通ですが、
コンビニ経営を続けるためには休むことが不可欠なのです。
立地が今と同じのままで本当に大丈夫か、生き残れるのか?
結論は「正しいやり方を継続すれば、大丈夫です」。
毎日不安でも、信じてやるしかありません。
誠実で正しい単品管理と基本の徹底を継続すれば、店のファンが増え続けますので。
「ストアロイヤリティの高いお客様」、このようなお客様を大事にし、増やしましょう。
ずっと、我が店を固定して利用していだだけるお客様なのです。
これからも、このお客様のニーズに合わせた品揃えや基本の徹底を継続しましょう。
逆に、お客様の中には、価格の安い店、安い店へと移っていく、或いは新しい店、新しい店へと移る。
とにかく1店で固定せず、浮気し続ける人がいます。本人なりの購買動機があるようですね。
このような方を「ストアロイヤリティが低い」といいます。
基本が徹底できている店は、お客様が安心して来店、購買ができます、店に信頼ができているのです。
鮮度管理・品切れ防止・フレンドリー・クリンリネス(チェーンにより言い方は変わる)の徹底度の違いです。
この基本4原則の徹底と継続でストアロイヤリティの高いお客様ができてくるのです。
接客態度が悪かったり、商品の品切れが多いと、「〇〇店はいつも商品がないから、飛ばして△△店へ行こう」となってしまいますね。
コンビニは定価販売が基本です。
最寄品を必要な時に、必要な分だけ購入する時に来店し、価格訴求で集客するわけではありません。
ただし、最近のデフレ時代では、コンビニだけが定価販売というわけにはいきませんので
PB等で「値頃感」を出せばよいです⇒「手頃な価格の商品もありますよ」とさりげなくPR。
またプライスゾーンのコントロールも有効です(詳しくは後述する予定)
カット商品はすぐに棚から外し、小さなワゴン等での値下販売(見切り販売)をします。
これは通常の売場に、新商品や売れ筋を導入するために場所を空けるのです。
なお、割引率は50%です=半額処分。そして1週間並べて売れ残った場合には廃棄処分します。
カット商品の値下販売は、ここで利益を出すのではなく、空けた売場でもっともっと粗利益を稼ぐためなので。
ここでは2ヶ月くらい、様々な項目を述べてきました。このあたりで、一度まとめてみると良いでしょう。
分類は、4つの経営資本、「ヒト・モノ・カネ・ジョウホウ」で。
分かりにくい場合は、「従業員、商品、売上・利益・損益、データ(単品管理)」の言葉に置き換えても良いです。
毎日、ただ読むのではなく、体系的に眺めると、経営というものが分かってきます。
現場の、一部を、一方向からだけ見るのではなく、全体を眺める、そして違った視点で見る。
すると、それぞれの項目がうまく連動して、「お客様の支持を得ることができる」と理解できてきます。
また、各要素がうまく連携した結果として、利益が向上し、商品経営が継続できるんだと気づくでしょう。
コンビニを経営していると、先行きの不安が多いと思います。
今の売上がこのまま続くのか、競合店が出て来ないのか、利益が確保できるのか、
体力が持つのか、その他、急なアルバイトの休み等、悩みは尽きないと思います。
しかし、今は続けるしかない、やるしかないのです。そうすると、利益を出して生き残るしかないのです。
先述しているように、粗利益の増と人件費中心に経費のコントロールです。
また、コンビニ経営を継続しているうちに、単品管理の手法をマスターして欲しいと思います。
単品管理をマスターすれば、コンビニ(FC・VC関係なく)だけでなく、その他の小売業も
上手く経営出来ますので。
商圏の調査は済んでますか?
店の周辺の事業所や学校、競合店(コンビニに限らない)、そして各種施設等。
たとえば、中小企業が多いと、昼用の弁当が売れると考えられます。
しかし、社員食堂を持った外出禁止の大企業では、昼用の弁当の売上は見込めない。
これは1つの例ですが、周辺を知ることで、データの背景が見えてきます。
商圏の項目と季節・気温・曜日・時間等、それぞれ合わせて分析することで
データの詳細が見え、発注に活かせます。
もう1つ例をあげると、近くに中学校があり、春や夏休み、或いは通常でも、部活後に
米飯やパン、ドリンクの購入がある場合があります。
これも時期や曜日や時間帯と単品・カテゴリーの売上数を見て推測できます。
データには必ず根拠・背景があります。これを確認することで、発注が正確になり、
つまり販売数増とロス減少が実現するのです。