忍者ブログ

利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

<< | 2025/04 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 | >>

価格訴求

今回は価格訴求についてふれます。
私の理論では価格訴求は最後の手段、つまりやるべきことを全て、やり尽くしてから最後にとる政策です。
このブログではこのまま「価格訴求」について出て来ない可能性があったので、あえて今回出しました。

今のデフレ時代に「価格」の要素は非常に大きいです。ですから扱いにも細心の注意が必要なのです。
目先の売上を稼ぐ為に、価格政策⇒価格訴求⇒安売り(DS)をやり続ける企業の多いこと。

しかし、私の価格政策は安売りではなく、価格のコントロールを指します。1品1品の粗利益を積み重ねるための政策です。なお、ここではふれませんのであしからず。

また、価格訴求をお薦めしないのは、データ分析ができない、粗利益の減少、売上の先細り、経営体質の弱体化、お客様の非固定化、ストアイメージのダウン、客層の悪化等、たくさんの要因があるからです。
ましてや、コンビニで価格訴求は自分の首を絞めるだけです。

ですから、賢いチェーン本部(たぶん1社のみ)の政策に従って、日用品やPBを使って、「コンビニは決して高くないぞ」というイメージを持ってもらう戦術でいいと思います。

PR

最低保証制度

各コンビニFCチェーンには「最低保証制度」というものがあります。

実際にコンビニを経営していて、この言葉が頭をよぎったオーナーさんもいると思います。
「経営が苦しい」⇒「最低保証を使えれば楽になる」という思いです。

しかし、きつい言い方ですが、「そんな世の中、甘くない!」

「最低保証制度」は永遠に続くわけでもないし、たとえ受けたとしても楽にはならない。
チェーンによって異なりますが、保証金額が年17,000~20,000千円ということは、
月額に換算すると1,400~1,600千円前後ですね。

ここからP&Aの人件費(最低)800千円、廃棄ロス原価(最低)250千円、水道光熱費負担分70千円
棚減りやその他経費や借入返済を計算しなくても厳しいことは分かりますよね。
ましてや、1年以上も最低保証を続けるチェーン本部はないでしょうし。

結論は、他人を当てにせず、自分自身がコンビニ経営の原理原則を会得して、利益を出すしかないのです。


*参考
 日販400千円×30.5日=12,200千円(月間売上高)
 12,200千円×30%(値入率)=3,660千円(月間値入高)
 
 ロイヤリティ 50%の場合 オーナー取り分 3,660千円×50%=1,830千円
 ロイヤリティ 60%の場合 オーナー取り分 3,660千円×40%=1,464千円
◇冷静に考えると、建前のシステムと現実のギャップがよく見えてくるはずです。

競争には負けない

世間では、コンビニがドミナント出店することで、同じチェーン店同士が競争して古い店はなくなるといいます。

それは事実?半分はあってるかな?というのが私の意見です。

競争?
競争には2つあります。1つ目がライバル店との競争、2つ目がお客様との競争。
実はこの2つ目のお客様のニーズの変化との競争についていけない店が多いのです。
ライバル店の影響もありますが、お客様のニーズの変化についていけない自滅型も多いですね。

というのは、うちは新しいからとか、駐車場が広いから、客数がとれているからと慢心し、当たり前のことを当たり前にする、いわゆる基本の徹底ができていない店だから自滅するんです。
はっきりいうと、お客様は我慢して、来店されていたと。近くにより良い店ができたので、変えたということです。

今は競合、そして競争へ変わってます。
立地が余程劣ってない限り、生き残れるか、残れないかの差はオーナーの経営力、つまり本当の商品経営と単品管理、そして人材育成ができるかです。

同じチェーンでは、看板も商品も同じで古い店が負けるというのは言い訳、或いは評論家の言葉。
実際は古い店が固定客を持っているんです。新しい店ができたら一度は見に行きます(これが人情です)
しかし、いつもの店の方がよければ、またすぐに戻ってくるんです(これは事実です、競合店の影響期間は売場面積に関係しますがコンビニでは考えなくてもよいです、1ヶ月もあれば結果が出ますから)

結論はチェーンが同じ、もっというとお客様から見たらコンビニはみんなほとんど同じなんです。
ということは道具が同じ(商品・物流・システム等)であれば、勝ち負けの差は人間力、つまりオーナーさんの力の差なんですね。

固定客を増やす

小売業の中でもコンビニは固定客の比率が高い方です。

固定客の定義は明確ではありませんが、来店が週に1回でも、2週間に1回でも良いと思います。
「顔を見たことがあるなあ」と思われるお客様は固定客に入れて良いでしょう。
もちろん毎日或いは同じ日に何度も来店されるお客様は上固定客、つまりお得意様ですね。

お客様の利用のされ方は、近所はもちろん、営業でコンビニのある地区に毎週訪問するとか、
2週間に一度訪問する、その際にコンビニを利用したりしますね。

通常の買い物以外に、通院や営業、受験等、いろいろなケースでコンビニを利用するお客様に
また来店していただく、来店の頻度を上げていただくために、やはり基本の徹底が重要ですね。

メーカーの立場

今回は、メーカーの立場を若干説明します。
近年、景気の後退や少子高齢化に伴う消費の減少により各メーカーとも売上の確保が難しくなっています。
メーカーは売上を確保するため、お客様に直接、相対する小売業での売場或いはフェイスの確保が重要な政策となっております。

また、メーカーは定番商品だけで生き残れる訳ではないことを知っています。
そこで各社は、売上が減少する中で、売場やフェイスを奪取しようと、次々と新商品を出してきます。
この段階では資金力や開発力が劣るメーカー、或いは定番のみに依存するメーカーは新商品が出せません。
新商品を次々と出すメーカーは危機感とある程度の資金力があると考えられます。

しかし、次々と新商品を出す=開発にコストや時間がかけられないということでもあります。
他社に負けじと、新商品を出しまくるメーカーもありますが、ほとんどの新商品は導入されてリピートはありません。また商品自体も過去の商品の焼き直しや他社製品のコピーもどきが多くなります。

あまりいいたくはありませんが、「今の時代の新商品はほとんど売れないと思って間違いありません」
1年後に残るアイテムも1%に満たないですし。

そこで売場が小さくフェイスも限られているコンビニは、新商品を全て導入するのではなく、
まずカット商品を決めて、空いたフェイス・売場に厳選した新商品(導入時=売れ筋)を導入しましょう。

例① 良い商品の入替(定番以外は売れ筋導入が続き、売場も活性化、利益も稼げる)
新商品(売れ筋) 売れ筋 売れ筋 売れ筋
定番 定番 定番 定番

例② 悪い商品の入替(死に筋を一度入れると、そのまま残ってしまい、売れ筋の導入ができない)
新商品(死に筋) 死に筋 死に筋 死に筋
定番 定番 定番 定番

コンビニは効率N0.1

コンビには、流通業の中の効率NO.1を狙っています。実際私の知る限り、各項目で上位です。
坪当りの生産性(利益・売上・人件費)や回転率は皆、高いです。
また発注・納品・決済もオンライン化されています。

発注や納品、物流等、コンピューターや共同配送のシステム蓄積のおかげです。
だからこの優れた仕組みを使わない手はありません。

また基本のFCパッケージで集客し、効率のよいシステムで利益がだせるようになっています。
店舗経営では当り前と思っているかもしれませんが、EOS発注やPOS分析等他業種からみると
うらやましいシステムが多いのです。

ただし端末に数量を入れる=発注=仕入れ=請求の流れを理解して
毎日慎重かつ大胆に発注してください。

商売の心構え

コンビニに限らず、商売の心構えとして、「お客様の立場に立つこと」と「儲けること」があります。
両者は相反するものではなく、お互いが存在することで実現できるものです。

言葉はあまりよくないかもしれませんが、コンビニを始めた以上「儲ける」必要があります。
儲ける覚悟でコンビニを始めたはずです。弱気になってはいけません。
儲ける=利益が出ないと、「顧客満足」も自分自身の生活も実現、そして維持できません。

儲けるために、知恵と最大限の努力と達成する覚悟を今一度持ってください。
そのためのヒントはこのブログにたくさん出ていますので。

オーナー夫妻の休日

コンビニ経営でオーナー夫妻の休みは週1回は必要です。

年中無休24時間営業、またアルバイトの突然の休み等に対して、
また精度の高い発注とレベルの高い基本を徹底する上でも体力と余力が必要なのです。

立地やチェーンのシステムによっても異なりますが、発注や納品が少ない曜日に休みます。
具体的には、清掃やレジ、商品補充中心で、アルバイトでも店がまわせる日です。
もちろん、新商品の導入日や本部からの訪問日は出勤ですね。

体力も気力も余裕を持つことが経営を継続する原則です。
人件費削減、或いは自分がいないと心配と思うのが普通ですが、
コンビニ経営を続けるためには休むことが不可欠なのです。

本当に大丈夫?

立地が今と同じのままで本当に大丈夫か、生き残れるのか?

結論は「正しいやり方を継続すれば、大丈夫です」。

毎日不安でも、信じてやるしかありません。

誠実で正しい単品管理と基本の徹底を継続すれば、店のファンが増え続けますので。

ストアロイヤリティの高いお客様

「ストアロイヤリティの高いお客様」、このようなお客様を大事にし、増やしましょう。
ずっと、我が店を固定して利用していだだけるお客様なのです。
これからも、このお客様のニーズに合わせた品揃えや基本の徹底を継続しましょう。

逆に、お客様の中には、価格の安い店、安い店へと移っていく、或いは新しい店、新しい店へと移る。
とにかく1店で固定せず、浮気し続ける人がいます。本人なりの購買動機があるようですね。
このような方を「ストアロイヤリティが低い」といいます。

基本が徹底できている店は、お客様が安心して来店、購買ができます、店に信頼ができているのです。
鮮度管理・品切れ防止・フレンドリー・クリンリネス(チェーンにより言い方は変わる)の徹底度の違いです。
この基本4原則の徹底と継続でストアロイヤリティの高いお客様ができてくるのです。

接客態度が悪かったり、商品の品切れが多いと、「〇〇店はいつも商品がないから、飛ばして△△店へ行こう」となってしまいますね。

AdminControlMenu: AdminMenu | NewEntry | EditComment | EditTrackback

忍者ブログ [PR]