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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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今が勝負の時

コンビニの売上は4~9月で全体の6~7割弱を占めると思います。
だからこそ、今、この時期が重要なのです。

基本の品揃えを実現し、単品管理の手法を実践しながらマスターする。
そしてお客さまのニーズとその変化に対応しながら、初夏から盛夏のピークで最大の売上利益を上げると。

この上半期を上手く乗り切れたら、もう今年度の勝利も見えて来ますね。

冬から春、そして夏へ、たくさん新商品が発売され、品揃えを壊してしまう店が多い中で
しっかりとメインターゲットに向け、正しい品揃えを実現しましょう。

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単品管理手法ツールの効果

今回発売したツールの効果について若干説明します。

コンサルティングしている店舗で先行実験&検証を行なっております。その経過は以下の通りです。

1.効果の表れやすい店
  ①素直に聞いて、正しく理解し、正しい手順で実践し続けている店
  ②来店客数の多い店
  ③管理レベルの低い店

2.効果の表れにくい店
  ①思い込みが強く、理論を素直に理解しない店
  ②正しい手順を継続できない店(元々の自分の思いや癖の状態にすぐ戻る店)
  ③管理レベルが高いが客数が少ない店

3.費用対効果
  ①早い店は投資額を1ヶ月で回収
  ②その他は概ね3~6ヶ月で回収
  ③2-③は1年弱で回収(効果が出るまで時間がかかる)

結論
  今回のツールは粗利益額増加を中心に各利益増加策も取り入れています。
  そのため、早い段階で投資額を回収し、その後は利益を増やしております。 
  コンビニの季節は3月から始まっており、早い段階での着手が大きな効果今後の生き残りに直結すると思い、自信をもってお薦めしております。


                  

作業の平準化

従業員はほとんど定型で働いていただいていると思います。
そこで今回は作業の平準化ができているか確認します。

立地によって異なりますが、売上の最高と最低の日は2倍近くの開きがあるかと思います。
売上に合わせてシフトを組む訳にはいきませんので、作業の平準化が必要となるわけです。

従業員はピークの日や時間だけ働くわけではありません。毎日定型で働いていると思いますので、
忙しい、暇というムラに対応するために、作業の平準化が必要なのです。

具体的には、クリンリネス等はあまり変わりませんが、売上の変動に伴う検品や納品、陳列作業が
大きく変化します。

そこで土・日に売上のピークを迎える店でしたら、水曜日は菓子・雑貨の納品を多くし、木曜日は食品、金曜日はアルコールと追加分の発注等、毎日納品量が同等になるように発注します。そしてピークの土日は販売に専念します。
特に土・日のみのアルバイト、作業にはあまり慣れてなくレジ専門の採用も可能になります。

商売の在り方

以前、「コンビニの地上戦」に対して「商いの空中戦」で挑むという話をしました。

確かにコンビニは効率が高く、システムも構築され、日々進歩しています。
しかし、コンビニという道具を高度に使いこなすには、やはり「商いの道」を活かした方が強いと思います。

知恵のある人が優れた道具を活かす。私の考える「商い」は「足し算」の商いです。
1品1品確実に販売し、1円でも多く粗利益高を積み重ねていく商売です。
時間はかかるかもしれませんが、プラスの積み重ね、つまりいつになってもプラスです。

それに対して、大量生産大量販売の時代の名残である「DS」「安売り」、
これは掛け算の商売です。積み重ねではなく、「1品いくらで何個売る」という当れば大きいが
はずれた場合も損害が大きい商売のやり方です。

補足
①足し算の商い 1円+1円+1円・・・・ 常にプラス、マイナスには決してならない。
②掛け算の商い  〇円×△個 ⇒〇がプラスであれば結果はプラス、しかし〇がマイナスであれば結果はマ  イナス。

コンビニのお客様と商品購買行動を見れば、どちらが適正か判断できると思います。
私は遠回りになるかもしれないが、「足し算の商い」をお勧めします。実際今は足し算の商いが勝つ時代です。

結論、急に、そして継続して売上を上げる方法はない。
しかし、利益は別物、あるおまじないで最初はあがります、ビギナーズラックですが。

アルバイトの募集について

3月、4月は卒業や入学、入社等に伴い、従業員の出入りもあると思います。
アルバイトが事前に辞めることが分かれば、早めに募集し、育成していると思います。

それを含めて、募集方法として再確認
①求人誌に掲載
②近隣或いは来店客への求人ちらしの配布
③店内外にアルバイト募集のポスター掲示
④オーナー・店長の知り合いへの口コミ
⑤現従業員(卒店する人も含む)の紹介等

 実際には⑤から①へと逆の順で実行して欲しいと思います。その方が「良い人材」が集まるからです。
 確かに①や②のように、お金をかけて幅広く求人した方が応募も多いと思います。
しかし、本当に必要なのは、「継続してしっかり仕事をしてくれる人」です。

人がいないからといって、誰でも簡単に採用してしまうと弊害が多くなります。特に戦力にならない人の場合は
①採用してから育てるのに時間がかかる。
②教えるということはシフトが重なり人件費が2倍かかる。
③そんな人は教えて少しは育った頃に辞めてしまう傾向がある。
④辞めたら、また採用にお金と手間がかかる。
⑤教育再開・・・との繰返し
**ここで一番大きな問題となるのが「良い人材」が現れても採用できないことです。

ですから先ほどの⑤からというのは、働いている人の紹介が一番ということです。
従業員の知り合い(大体同じ人柄が友達や仲間)ということで人物も大体推測できる上に、
仕事の内容も分かった上で求人に応募する、さらに現従業員であれば、その新人の指導を任せても良いと思います。お互いに気心がしれてますので(もちろん基本の押さえる部分はオーナー・店長自ら指導する)。

私でしたら、卒業や転居、就職等で店を辞める人には「知りあいを1人紹介してから卒業だ、もちろん1人紹介して1ヶ月間続けばお小遣いを出すから」と半分、冗談口調で言いますね。
新人が実際に勤務し、1ヶ月間続けば、紹介者に5,000円でも1万円でも払っていいと思います。
求人誌に載せる費用よりも安いですし、なによりしっかりとした人物が雇えるのですから。
また紹介料を出すことで、従業員にも頼みやすくなると思います。
それが駄目でしたら、④から逆の順で実行すれば良いですので。

結論は「求人はお金をかけて他人任せにするより、お金ではなく、まずオーナー・店長や従業員の顔や行動を最大限に活かすこと、それも店の強みの1つです」

作業割当(表)ありますか?

以前、あるコンビニで1時間での客数が1人ということがありました。
それは雪の降る日で、その1人の客とは、缶コーヒーを買った私でした。

これは笑いごとではなく事実であり、実際に1月、2月に似たようなことが起きた店もあるとか思います。
3月に入り客数は伸びる時期ですが、まだ寒暖の差もあり、本格的なコンビニの季節はもうちょっと先です。

先ほどの「超ヒマ」な時、オーナーさんや店長は仕事がたくさんできて捗りますね、売上の心配は別として。

しかしアルバイトはどうでしょうか?ヒマであると「後でしよう」と思い、余計に仕事をしなくなる傾向があります。
危機感がないと「安きに流れる」のは、人間というか動物の本能でしょう。

そこで必要とされるのが「作業割当(表)」です。チェーンや店により呼称は変わりますが、
誰がシフトに入っても、その時間帯にするべき作業が網羅されている表です。

シフトにインした後、表を見て次々と作業していくわけです。頭の中や体に作業項目が染み付いている人も使います。とにかく、作業が終わったら、確認欄に「作業終了」のサインをします。

この表の良い点は、
①いちいち指示しなくてもやるべき項目が一覧で分かる。
②作業終了のサインをすることで本人の達成感や責任感も生まれる。
③作業をしながら接客することで、きびきびとした躍動感や店内の緊張感が生まれます。動きながらの接客  
  は、お客様にとっても感じの良いものです。

なお、複数が同時にインしている時はお互いに作業を分担し、効率よく進めることも大切です。
最初は上から作業分担を指示しても良いですが、できるだけ自分たちで分担するようにします。
その方がチームワークもできますので。
ただし、動きたくない人(本来は採用しない人ですが)はオーナー&店長から直接指示します。

作業割当表はサインして終わるのではなく、必ず評価します。
①サインしてあるが出来ていない時には、やり方の指導をする。
②「時間が足りない」、「お客様が多かったから作業ができなかった」等は話を聴いた上で、
 時間や作業内容を再検討します。
③大事なことは、「やった人にはやっただけの評価をする」ことです。逆にやらないはやらないの評価ですね。
 
 具体的な評価とは?まず言葉で伝えます。「時間内にきちっと出来たね、ありがとう」とか「綺麗になったね」
 さらにお金で対応します。出来た人・やった人には5円でも時給のアップを。やらない人との差をはっきりつけます。時給での対応が難しい場合は「手当て」という名目でも良いです。月に100円でも500円でも良いので、「自分は頑張った」、「それを認めてもらった」、「お金も貰った」という環境で人を育てるのです。

この店に所属している、そして貢献している、また自分自身の達成感や責任の強さを認めてもらう、こんな関係になりたいですね。オーナー&店長もこんな素晴らしいアルバイトのおかげで店がまわっていると感謝できますし。




陳列技術 1

売場面積が限られているコンビニでは陳列技術は重要です。
売場そして商品を活性化し、売上を向上させるからです。

また商品のカットや在庫高調整、つまりお客様から見えないように商品経営を効率化する技術でもあります。

原則として
・売れる商品はより良い場所で、多くのフェイスを取り、より多く販売する。
 (売り切りたい商品を良い場所で売り切るというのは「ど素人」の考えで、大間違いです)
・商品は、間を空けずに詰めて陳列する。
・棚段が多い米飯ケースは、在庫が少ない時間帯は、上から棚を開けて下段の方にまとめて陳列する。
・新商品はできれば最上段に2フェイス以上で陳列、なお在庫は後ろ(奥)まで持つ必要はない。
・カット商品は出来れば、レジ前で「お買い得コーナー」を設け、半額で売り切ってしまう(最大1週間、その後は 
 廃棄処分)
・定番の売場では見切販売をしない。定番の売場はキャンペーンを除き、あくまで通常商品をプロパー(定価)
  で売る。
・グローサリー等で1フェイスの商品が品切れしたら、プライスカードやプライスシールがあればそのまま空け
 ておく。空けておくことで、「商品がカットされた」のではなく、「今度また入って来る」と分かっていただけるはず
 です。

以上、簡単ですが、品揃えや発注と併せて上手な陳列ができると、店全体にメリハリがつき、売場を活気づけ、商品をよりPRできます。また手書きで良いのでPOPをつけると、さらに効果があがります。

自分に対して厳しい人が勝つ

年々というか月々、いや日々競争が激しくなっています。
私の理論でのコンビニの立ち上がりであるこの3月、4月が特に重要です。

ここで腹を決めて欲しいのです。「やるか」「やらないか」です。
「やりたいけど、どうしたらいいのか、迷ってる」とか「何とかしたいと思ってるけど」の言い訳なしに。

もう「やるしかないのです」。そのためには、自分に対して厳しく言ってくれる人はもちろん、
自分自身に対してもより厳しくならなくてはいけないのです。

具体的には、やるべきことは最短の時間で済まし、お客様の観察、商圏調査、そしてパターン発注ではなく
「仮説&予測発注」や人材育成に時間をかけてください。もう時間がないのです。

幸い、FCチェーンのコンビニはシステム産業で、使える道具がたくさんあります。
不足する分は店で補えばそれでOKです。その不足する分が数字の裏づけ(根拠・背景・要因)、つまり人の部分です。お客様であったり、従業員であったり、オーナー自身もそうですね。

道具(コンビニのシステム)はどの店もほぼ同一で、道具を使う人次第で、つまり使いこなす能力をアップすればするほど競争に勝てるんです。

立地が普通で利益がそこそこ出ている店は、「今は」そのままで良いかも?
しかし、実績(利益・売上)が出ていない店は、もう自分の経験やプライドを捨てて、
すぐにでもどうすれば、実績があがるか、教えてもらうしかありません。
今の現実(実績・数値)は自分の行為そのもの。自分を映し出しているのが今の実績(数値)ですから。

何故自分に対して厳しくというか。
一つ目は基本の徹底度合いをあげる為、自分で線引して基本の徹底レベルを下げてはいけません。
二つ目が、データ分析する時に、素直に、思い込みなく、真摯に捉えることが全てです。
豊富な経験やオーナーとしてのプライド、自分自身への高評価、これらは全て役に立ちません。
かえって、マイナス要素になります。

「データを素直に見ること」ができないと、お客様の買物行動が見えてこないからです。
お客様の買物行動が見えてくれば、お客様のニーズとその変化に品揃えや発注を合わせるだけです。

実際に私の指導において、正しくデータを捉える「訓練」をしています。「訓練」というと言葉は厳しいですが、
先入観や思い込みを取り払って、「データを素直に、ありのまま捉える訓練」です。
「そんなの面倒だ」とか「人に言われることが嫌な人」は参加できません。
自分の課題を人に指摘してもらわないと自分の癖は直りませんから。

でも考えてみてください。人に指摘される(本来は教えていただくという意味)ことで、実績(利益)があがるんでしたら、どんどん言ってもらって、言われた通りにやった方が得ではありませんか?

*教えてもらうのは同業者や本部の人ではありません、知恵を持った人に訊くのです。

個性を活かす

久しぶりにP&Aの話です。

人はそれぞれ特長や個性を持ってます。
マニュアルは標準化するための道具で、いつ、どこで、誰がやっても同じになるのが原則です。
ですからコンビニに入ると、元気よく「いらしゃいませ、こんにちは」と声がかかりますよね。

でも私はちょっと違う考え方をしています。決して、やりなさいという訳ではありませんので
こういう考え方もあるんだと参考程度に聞いてください。

人は様々、ゆったりとした人、せっかちな人、早口な人、声が大きい人、堂々とした人、恥ずかしがりやな人と
キリがないくらい個性があります。ですから私はその個性を活かすことをお薦めします。

地声が小さい人に「いらっしゃいませ」と大声で言わせても、無理があり、続かないし、本人もお客様も不快でしょう。それだったら、最低限、お客様に聞こえる声で「いらっしゃいませ」と声かけをし、「来ていただいてありがとう」の気持ちで、にっこりと微笑んだ方が良いと思います。要するにマニュアル=形式ではなく、気持ちなんですね。

「たくさんの店がある中でようこそ、我が店にいらしてくれました、ありがとう」という気持ちがこもっていたら、それで十分です。

例えば、夜に仕事で疲れて、コンビニに入った途端、「いらしゃいません、こんばんは」と叫ばれても
決して良い気はしません。びっくりして余計に疲れるだけです。
こんな時に、おっとりした人が「いらっしゃいませ、いつもありがとうございます」とゆっくり言ってくれたら
疲れも少しは和むでしょう。そんな人間臭い店がこれから大事にされると私は思いますが。

売上と利益

売上と利益と同時にあげるというコンサルが多いですよね(困・・・)
そんな話はほんの一部分の話であり、実際には両者の関係性は低いと私は思います。

売上がないと利益が出ない、これは当たり前、売れないと儲けが出ないのは現実です。
でも増加分となると話は別です。

売上と利益が関係する、つまり連動するのは、売上が増加した分の利益率に値する利益の増加額、
これは関係性があります。でも、それ以外は結構別々に動く、或いは動かすことができると私は見ています。

たぶん、真理や原理原則を知らないで、人の受け売りをしている人(コンサル等)が、的外れなことを
言ってるのだと思いますが、信じる、信じないはその人の判断にお任せします。

でも、現実の社会では、真理(商売の奥義?)を知らない人が多いから勝てるんですよね、ありがたいことに。

また一口に利益といっても、粗利益、営業利益、経常利益、純利益等、各段階毎に「利益」があり
「率」でも「額」でも表されますので、明確な用語で出す必要がありますね。

私の理論(手法)では以下の順番です。
① まず粗利益額を増やす
② ①と並行しながら営業利益額を増やす
③ 売上が伸びてくる
④ 遊休資産や預貯金、借入があれば、細部見直しにより経常利益額を増やす
⑤ 一般論で関係性あるといった売上増加分の粗利益額が増え続ける

各段階での手法はそれぞれ異なります。
まず①~②の段階で、粗利益・営業利益額を増やしながら、(単品管理の)手法を継続する。
その結果(相乗効果)として、後から売上が増えてくる構図です。

私の究極の結論は「1円でもいいから、利益を出し続けること」です。
目的が利益で、目標が売上という捉え方でもいいでしょう。

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