忍者ブログ

利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

<< | 2024/05 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 | >>

春の準備

1年で一番売上の厳しい時期は過ぎました。ここからは春に向かっての準備です。

コンビニも経営の1つです。経営の資本には人・物・金・情報の4つがあり、特に物(商品)と人(P&A)の準備期間が始まっています。春に辞める人がいる場合は、現状の人と併せて、来春の基本シフトを作成します。足りない部分を募集し、トレーニングし、戦力にしていくんですね。ですから、もし今応募があれば採用し、トレーニングを始めても良いのです。少し目先の人件費が膨らみますが、繁忙期前にしっかりと基本から教えることができるため、結果として人件費が抑えられることになるんです。いい加減に教えて戦力にならないとか、覚えた頃に辞めてしまうという事態をさけることもできます。

次に物(商品)はもう冬物をカットし、在庫も減り、売場には余裕も出てると思います。新商品を積極的に導入し、初期に多く売り、すぐに逃げる(カットするという意味)ことで粗利益も確保できますね。初回導入条件を上手く活かし、初回の発注ロットを増やし、売り切る(追加発注はしないこと)。この繰り返しが粗利益を積み重ねていくのです。追加(リピート)をすると売れ残ったり、次の新商品をPRが出来ない等の弊害が出てきます。 商品自身の売れ方の予測をし、初回に思い切って、1~2週間分の仕入れをします。もちろん初回導入条件のない2回目以降は発注しませんので。

私の理論では半月先に進むのがベターです。コンビニは流行商品が少ない、つまり恒常商品が多いので半月先なんです。ただし立地(店の緯度や高度等)により半月先の定義が変わることも理解しておいてください。例えば、中華まんが売れるのが9月上旬でしたら、8月中旬には売場での展開を始める必要があるということです。展開というのはあくまで、「〇〇を扱っているよ」とお客様にアピールすることで、しっかりアイテム数や在庫を持てということではありません。その時期が来た時にお客様が「〇〇を△△店でおいてあったなあ」を感じることが大事なんです。「商品を売場においた⇒すぐ売れる」ということはほとんどないのです。商品を買う以前にお客様に頭の中に店と商品(カテゴリー)をインプットしおくことが旬に売る秘訣なんです。
ですから半月先の導入&展開なんです。他の店が新商品を並べてしまって、他店のイメージがお客様の頭にインプットされてからでは遅いのです。少なくとも同じ週には新商品や旬の商品の導入を済ませるべきですね。

PR

閑散期ではない

成人の日を過ぎ、今一年で一番売上の低い時期を迎えています。しかし今は閑散期ではありません。春から夏へのピークに向かい準備する時期なんですね。

春にアルバイトの入れ替えがある場合は、求人や新しいシフトの作成も必要ですし、店自身のメンテナンスの時期なんですね。昨年の反省と共に今期の目標を掲げ、実現の第一歩を示す時でもあります。

何故か、今の時期にも新商品の発売?がありますがあまり追いかけないことです。売場の活性化として一度は導入しても良いですがあまり追いかけないこと、只でさえ売れない時期の「その場しのぎ」というか「メーカーの売上確保の手段」に参加する必要はありません。

企業立地を除き、一般的には、今は売れ筋の品切れをなくし、その他Bランク以降はピーク時間以外は品切れしてもOKです。売れない商品をどんどんカットし、2月中旬以降の春物導入の準備をする時なんですね。無駄な贅肉をなくし、体(店の在庫)を軽くすることですね。

なお「暖」に関わる商品は大事に扱ってください。「暖」は生死に関わる(大げさな表現ではないです)もので、「暖」の基準にかなう商品は注視してください。特にカイロや防寒具ですね。またこれから大雪等の災害も有りえますので防災関連の電灯や電池の確保、そしてレトルトやパックごはん、水の在庫も確保しておいてください。

寒さは生死に関わる重要事項ですので最優先して対応してください。

格差広がる

繁忙期に入りいよいよ年末を迎えようといています。最近、流通業の現場をいろいろ見ていますが、コンビニを始め、他業種でも売上の良い店とそうでない店との格差が広がっていますね。

お客様の支持を得ている店はますますお客様が集まり駐車場での待ちが多く、渋滞も頻発しております。しかし支持の少ない店は閑散として、寒い冬がますます寒くなっていますね。もちろん売上だけではなく商品の鮮度も全然違ってきますね。

売れている店は絶えず商品が入れ替わり、私の云う「エネルギーが満ち溢れていて、棚から商品がはみ出してくるように感じる」状態です。売れ続けるので商品の補充も大変です。出したかと思うともう売れて、また補充、この繰り返しです。もちろん売れ筋はバック在庫も確保しているので品切れはありません。

お客様も従業員ももう戦闘態勢で、買物戦争ですね。ここで売れている店はレジもスピーディでお客様を待たせません。忙しい店ほど、忙しさに慣れているのでピーク時でも慌てず問題なく処理できるんですね。

いつも暇な店はレジもとろとろやっているので、仮にお客様が並んだら、即アウトですね(笑)。

来年もお客様がこまめに顔を出してくれる、生活の中に組み込まれ、必要な時に一番に来ていただける、そんな存在感のある店を実現し続けましょう。

忙しい時ほど、深呼吸し、丁寧にお客様に接しましょう。他の場所では、あたふたしてお疲れのお客様に一息ついていただける場所が我が店なんです。

達成感と向上心

日々モチベーションを維持することは難しいですね。でも1日1日、結果を素直に受け入れ、「出来た」「出来なかった」と素直に認めることができれば最高です。

良い悪いではなく、「現実を素直に認める&受け入れること」が重要なんですね。そんな毎日完璧な人間はいませんし、また毎日最高を結果を出し続けることも不可能かと私は思います。単品管理をも同じで10日に1回、仮説通りにいったという日があれば良いと思いますね。

100%でなくても80%或いは75%でも出来たなら素直に「出来たこと」を認めることですね。それが今後に繋がるのです。


結果を受け入れ反省する。さらに自分自身の目標に向かい邁進する。それができるのが日々現実、事実を受け入れ認めることなんですね。

人は無限の能力を有し、死ぬまで未完成、つまり成長し続けることが可能なんです。だからこそ、100%でなくていい、日々の成長を実感できれば良いんです。もっと云えば1ヶ月にちょっと、或いは何年かにちょっとでも成長できれば良いんですね。

死ぬまでちょっとずつ成長し、社会に貢献できる、これがベストですね。アップダウンは必ずあります。でも漸増傾向というか大きな流れが成長であれば良いのです。一喜一憂ではなく傾向として成長し続ければ良いと。

お客様の来店や購買はこの従業員のモチベーションに関連しているんです。従業員のモチベーションの高い店にはお客様は引きつけられどんどん足を運び、そしてどんどん商品を手に取り購入されます。これがプラスのエネルギーの効果です。逆もしかり、云いませんが悲惨な状況ですね。

自分自身そして周りの人が高いモチベーションを維持する、そのためには目標を正しい評価が必要です。出来た出来ないは周りも、そして自分自身でも評価します。そして組織として出来た時には最高の評価をし、さらなるモチベーションアップにつなげることが重要ですね。

冬到来

長期予報の通り寒い冬になりそうですね。表面的には逆境と捉えがちですが、「本当の単品管理」ができている店は好都合です。というか利益増加のチャンスなんですね。
何故かというと、変化が大きい時ほど、物が売れるんです。同じ天候や気温が続くとほとんど消費と云うか買い替えが進まないのですね。これが小売業です。

変化というのは目に見える変化、自然の中での、雨や雪も変化ですが、中でも気温の変化が一番ビジネスチャンスだと思います。実際には気温の変化に品揃えや発注がついていけない店がほとんどですので、しっかり「本当の単品管理」ができている店は際立った有利&お客様のニーズにしっかり応えますます支持を増やすんです。

同じ天候や気温の時はどの店もそこそこの発注ができるもんなんです。パターン発注と云うか現状維持型で。

夏の暑い時や冬の寒い時こそ、「本当の単品管理」が重要なんです。特に冬の客数の少ない時に、売れ方に合った品揃えと発注ができる。これでこそ、しっかりと粗利益を確保できるんですね。

日常的に客数の多い店や夏の繁忙期はどの店も大体、利益が出るんです。しかし晩秋から冬、その中でも2月にかけて利益を出せるのが、我が指導店の「本当の単品管理」実施店なんです。

簡単に云うと12月の繁忙期から1月の閑散期を越えて、春から夏のピークまで、計画通り利益を出し続けれるのが強みです。

「本当の単品管理」のスタートは品揃えですが、それまでの手順をしっかり会得し、実践できれば、あとは長期予報等の環境をデータ化し、さらにお客様の変化を予測し対応するだけです。

まだ間に合います。「本当の単品管理」師走になる今始めましよう。

詳しくはHP
http://ww3.ctt.ne.jp/miraicom

カラーコントロールは明るめに

いつもより早く寒い冬がやってきましたね。関東では木枯らし1号も昨年より1週間以上早く吹きました。今のところ、長期予報通り日本列島には寒い冬が来てるようで。

「コンビニ来店の目的は商品を買うこと」、だけではありません。暖をとったり、夏には体を冷やしたり、急な雨を避けたり、また寂しい時に安らぎを求めて、なんてありますね。

こんな寒い冬には極力「暖色系」の暖かい色を多用しましょう。特に日配関係は包材がシンプルで寂しいので手書きPOPを活用します。多少くさいコピーでも良いので添付してお客様の心を温めましょうね。「寒い心に温っかおでん」「レンジでチンして、さらにおいしいおにぎり」なんて。コピーや言葉が古くて、ダサくてもオーナーや従業員の暖かみを感じさせれたら良いのです。

お客様を思う心が表現でき、それを感じ取っていただける売場或いは接客が生き残りの鍵なんですね。大手FCチェーンでは並んでいる商品や接客もそんな違いはありません。違うのは経営する人の心遣いです。如何にお客様の立場に立ち、品揃えや接客ができるか?そして基本である鮮度管理やクリンリネスを徹底できるかです。

当たり前のことを当たり前に続けることができるかどうか、つまり自分との闘いが競争に勝つ大きな要素です。もちろんオーナーさんだけでなく全従業員にその「心遣い」が浸透しているかですね。

あの店へ行くと「ほっとする」。「なんかもやもや、イライラした時に行くと心が落ち着く」なんて評判が立てば最高ですね。

上記の言葉は、実際私が店に電話したしたり、突然店を訪問するだけで、オーナーさんや古参の従業員さんから聞かれる言葉です。徐々に私の思いが店に伝わり、お客様にも伝わっていると実感しています。

「商品の品揃えの完璧さ」と「心がほっこりする雰囲気」この両者が混在する店を創るのが目的です。そんな有難い&嬉しい店にはお客様が多数来店され、さらに口コミでどんどんお客様が増えてくるんです。


















個店は生き残れる

コンビニは飽和状態と云われる中で過去最高の新規出店が続いています。特に上位3社は未進出地域への出店やエリアFCの獲得等、様々な手段を駆使して店舗数を積み上げています。
これだけ大量に出店し、過密になるが個店の経営は大丈夫か?とよく問われます。

幸い私が指導する店舗では心配ありません。コンビニは多店舗展開、出店増、つまりますます「量の拡大」になっています。しかしコンビニ個店はもともと、その立地に根差した店舗ですね。マクロではなくミクロの世界です。商品で云えば単品ですね。
チェーン本部では出店地域が広がり、多数のアイテムが登録されています。商品の改廃スピードも上がっていますね。

ここが重要なんです。自店の商圏(競合も含む)に合った品揃えをし、的確な便別の発注ができればコンビニ経営は問題ないのです。できるようで意外にできていないのが「商圏に合った品揃え」です。品揃えというのは季節や時間帯により日々変化します。もちろん曜日でも違います。この品揃えを適格に維持し続けることができるかどうかが「本当の単品管理」の重要な要素です。的確&適正な品揃えが常に実現できれば、後は通常の単品管理の手順で発注を適正に行い、品切れや廃棄を極力減らすことができます。もちろん粗利益も確保できますから、経営的には問題ないですね。

現象面で見る店舗数の増とかマスコミの云う飽和とかは決して現実的ではありません。表面的なことを捉えて、自分の価値観で話しているだけですから。1つ1つのつながりや理論的な話は一切含まれていません。

実際にコンビニを経営すると世間一般の話とは違うことで頭を痛めます。確かに競合が出来れば今の売上が下がり経営できなくなるという不安は大きいます。でも事前に組んだシフトで急にバイトが休んだ、それも複数で。人のやりくりがつかず、結局自分が店に入り続け、発注やクリンリネスが疎かになったということもでてきます。

こんな不安な時代こそ、こんな考え方も必要です。「目標⇒コンビニ経営で生活し続けれる、経営者として利益も確保して」またそれは「原理原則に基づいて、日々のオペレーションをこなしていれば」ということです。 正しい目標に向かって日々行動し続ければ、必ず目標が達成されることを信じることです。

不安な人はこのブログを深く読む、そして真理が分かる人に相談してください。そうしないと間違った努力をし、結果として目標どころか全く逆の結果を迎えることになるので。 

冬の備えは早急に

台風も去り久々に晴天が続いています。しかし日本列島はこれから本格的な冬に向かいます。
特に日本海側や東北、北海道の冬は厳しく、南洋の島々や太平洋側地域とははっきりとした違いが現れます。気温の低下もありますが何よりも積雪や凍結です。これらは日常生活に直結する自然現象ですね。実際に積雪や凍結のため、生活時間や活動時間も変わってきます⇒早起きし、除雪する或いは道が渋滞して到着まで時間を要する等。

なお気温が10℃を下回るようになると単品管理も重要です。一般的には夏ほど客数は多くありませんが来店されるとほとんど買物に繋がっている、つまり来店客が売上に直結する時期なんですね。この時期は 必要に応じて出かけ、目的買いのように来店することも多くなります。また春から夏の日照時間が長く、気温が高い時期とは違い、生きることが大事というか、もっというと生存のための体温維持が必要になってくる時期なんですね。単に時間があるから動く人は減ってくるのです。

よく昆虫に例えます。春から夏にかけて「気温の上昇」と「日照時間の増加」に従い、昆虫(虫)がわくように人が動き始めると。そして夏に最盛期を迎えると。
 現実には買い回りでない商いの客数は伸びますね。

今、重要な品揃えは「暖」を感じさせること、商品の陳列もPOPもです。赤や黄色系の暖かい色を多用し、店全体で暖かさを演出します。そして商品的には「ほっこり」「もっこり」「ふわふわ」したものです。如何にも空気をたくさん含み暖かさを保ってくれる感じですね。
この演出のため、冬場は従業員も半袖ではいけないと思うんですが。
「暖」が特長の商品は出来るだけ目立つ場所でフェイスを多く取り陳列します。

 21日発表の9月度の数値を載せておきます。
既存店前年対比 客数△1.8%、客単価+0.2%、売上△1.6%
合計では厳しい状況は変わっていません。でも「本当の単品管理」ができている店はしっかり利益を獲得していますよ。

最後に注意点として、サインポール・ファサードが自動点灯しない店は日没少し前から点灯しましょう。人も灯りが恋しくて、灯りを求めてやってくるんですよ。

秋は早い

お盆を過ぎて日の出が遅くなり、9月に入ってからは日の入りがますます早くなり、秋ですね。さらに気温の低下も顕著で一気に秋が深まったと体全体で感じています。

既存店の前年対比
客数
客単価
売上
6月
△0.4
+0.6
+0.1
7月
+0.04
△0.8
△0.8

過去2ヶ月は上記のようになっています。一部 +(プラス)も見られますが、決して良い数字ではありませんね。まだ誤差の範囲以内の数値と思われます。ここで誤差と云うのは継続して同じ数値傾向が現れていないことや、前年と今年の数値根拠の相違(天候やカレンダー等)もあるからです。また余談ですが、7月の客数のみ小数点以下2位で表示されています。如何にほんのちょっとでもプラスであるか表現したかったのですかね?

今店のオペレーションで必要なことは夏体制から秋そして晩秋、冬への体制を如何に早く切り替えるかです。秋の訪れも深まりも他の季節と比べて早いのです。秋は生物にとって繁殖や次世代への切替の時期でもあります。日照時間の減少と気温の低下は大きな変化であり、寒さへの防御態勢を造る時期でもありますね。

今は日中は残暑、つまり夏型(といっても7月上旬に近い夏)で夕方からは秋ですね。もちろん品揃えも夏&秋でいきます。夏と秋の違いの大きなものとして味と食感があります。

分類毎の売れ方も大きく異なり、9月に入って、売れ方の変化も捉えることができるでしょう。詳しくは過去の記事を参照してください。

時代は変わり、環境も変わります。しかし単品管理の手順は不変です。同じ手順で、時代に合わせてデータの読み方、使い方を変えるだけです。

基本を素直に実行し、競合に負けない店づくりを続けてください。
 

温度点検は確実に

昨日の日本列島では猛暑日が何か所かありましたね。台風の影響もありますが、これからは盛夏に向かい気温の高い日が出てきます。ここで重要なことは温度点検です。作業割当表に組み込まれ実施している店も多いと思いますが。

温度点検は単なる定型作業ではありません。冷蔵機器の温度を掴み、異常を早く発見し対応するための重要な作業です。
温度点検の意義は1つは機器の動作状況の把握、そしてもう1つが鮮度管理です。決まった温度帯でしっかり商品管理ができているかの確認です。本来、冷蔵保管すべき商品が常温で管理されていたならすぐに傷んでいまします。はっきりいうと腐った或いは腐りかけの商品をお客様に販売しないためです。

チェーンによっては2時間毎にチェックするかと思いますが、設定温度内に収まっているか確認する。もし異常があれば、霜取中か確認する。そして霜取りでなければすぐにオーナー或いは店長に報告します。
報告を受けたオーナーや店長は前の時間の温度を確認し、もうしばらく様子を見るか、修理手配するか判断します。

重要なことは冷凍ケースの故障の場合はアイスや氷が解けてしまい損害が大規模になることです。いくら保険が適用されるとしても、管理状況や対応度合いにより、保険適用の範囲が変わってきます。できれば冷蔵機器の異常を早く発見し、被害が起きる前に対応することです。

現場での注意点として、温度の異常が続き、業者を読んだ場合には冷凍ケースは「故障中」の張り紙をして、テープ等で扉を封鎖します。お客様には申し訳ないですが、商品が溶けるので少しでも冷気を逃がさず、暖気を入れないことが重要です。またオープンケースの異常は対応が難しいですね。せいぜい出来ることはロックアイスや板氷糖をオープンケースに並べケース内の温度上昇を遅らせることです。

それとあまり知られてないのが、気温が高く閉鎖的な環境の場合、冷蔵機器が故障を避け停止することです。
例えば室外機の前に車が停まっていたり、段ボール等の物が室外機の置かれ、室外機から出した熱が障害物にぶつかりまた室外機に戻ってしまい、高温のため室外機自体が停止するのです。

こんな時はすぐに室外機の前の障害物をどかす、そして室外機自体に水をかけることも有効です。水をかけても室外機は壊れません。本体を冷やしてやることで復活する可能性も大です。また高温が続く時にも時々水をかけてやってもいいです。所謂放射冷却になるのです。

最後にエアコンも重要です。気温も高く湿度も高くなるこの時期に一度フィルターを清掃してください。フィルターが汚れていると電気代ばかりかかって室内の冷房ができません。まずきれいなフィルターでエアコンを動かしてください。慣れた人がすれば10~30分で終了します。午後や深夜の手の空いた時間帯に行うと良いでしょう。もちろん2人1組の方が生産性が高まります。

汚れたフィルターは電気代を増やし、冷房効率を落とすだけでなく、汚い(菌にまぎれた)空気を店内に循環させることにもなります。夏は最低2週間、できれば週1回フィルターの清掃を行った方が良いですね。

AdminControlMenu: AdminMenu | NewEntry | EditComment | EditTrackback

忍者ブログ [PR]