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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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在庫の切替(夏⇒秋)

先日から在庫の切替を案内しております。盛夏から秋へと、売上の低下時期の在庫切替は難しいものです。
冬から春への在庫切替が一番難しく、夏から秋へはその次に難しいのです。だから早めのカット開始を奨めるのです。
(冬から春は厚着から薄着へ、つまり脱ぐというイメージ=物を余り必要としなくなる認識、夏から晩秋は服を着込む、つまり物を買い足すイメージです、この年2回がポイントですね)実際の流れは下記の通りです。

                   8月上旬        8月中旬        8月下旬

夏物(カット)          カット開始       6~7割カット      カット終了
秋物(導入)                      少アイテム導入     導入&カットアイテム増 
定番(継続)          フェイス拡大     フェイス戻す      フェイス縮小
          

売場での陳列は定番のフェイス拡大&縮小で臨機応変に対応すること。これが生きている売場です。なお秋物新商品(雑貨以外)は、定番になる商品はないと思われるので、導入⇒カットの繰り返しです。
初回導入条件がついていて売れそうな商品のみ初回2~3ロット発注します(リピートはなし)。その代わり売れそうもない商品は導入しません。売れない新商品は導入=死に筋になりますので。
導入条件がない時は、導入する週をずらしても良いです。例えば菓子は週に3アイテムまでしか導入しないとか決めておくと良いでしょう。アイテム数≠販売数でしたよね。
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滞在時間を短縮する

コンビニのレイアウトは動線を長くして、1品でも多く購買いただくよう構成されています。
しかし、今の繁忙期、お客様も必要な商品を短い時間で購入し、次へ向かう。店もレジ時間を1秒でも短縮し、早くお買い上げいただくことが必要です。暑くて店内で休息される方は別ですが。

いつものレイアウトで売れ筋はフェイスを拡大し、商品を分かりやすくします。もちろんPOPを掲示します。例えば「暑い今、冷麺とおにぎりをどうぞ!」と。そうするとお客様にお奨めの商品を迷わず選んで、購入していただけます。

夏や12月の繁忙期はお客様も忙しく、そして道も混んでいるために、いろいろな店を買い回りする余裕がありません。つまり信頼のおける店を優先して選ぶのです。近くて、欲しい商品が必ず品揃えされていて、品切れの少ない店を1番に選びます。ここが重要です。繁忙期こそ、普段の行いが物をいうのです。お客様はしっかり店の状態を観ています。

今からでも間に合います。売れ筋の発注数を増やし、フェイスを拡大し、POPを掲示します。あとはさわやかでスピーディ、そして基本の接客をします。客数が多い時こそ、店の良い所をPRするチャンスですね。もちろん笑顔とレシートを必ず渡すと。

コンビニは半月先取り

以前ファッション(服飾関係)の話をしました。ファッション関係は季節を3ヶ月先取りが望ましく、SM(スーパーマーケット)は3日前くらいがベターです。コンビニは?と言いますと、半月先がベストですね。
半月先の売場を実現するということは遅くとも1ヶ月前にはアクションし始めているということですね。

SMは確かに季節商品を上手に取り込み販促に活かしています。しかし、来店頻度が高く、より実態に近い品揃えが求められます。だからこそ、3日前が大事なのです。(主力の葉菜は3日に1回以上購入するから)

コンビニは即時消費性・非常温性商品がメインでSMよりも季節の感覚が薄れています。だからこそ、入口エンドやPOP等で季節感を打ち出すのです。あくまでメインはFF(デイリー)商品ですから、他の部門を含めて店全体で季節感、つまり変化を醸し出しているのです。

しかし、真理が理解できているチェーン本部では、しっかり旬の商品を活かし、商品自体で季節感を演出し、お客様の心を上手に捉えてますね。でも最近ではほとんど見かけませんが。

コンビニは効率を求めるため、商品の企画書通りの単品を大量生産します。同じ規格の商品を全国各地で大量に作るのです。
それに対して、季節商品(旬の商品)を扱うということは商品の確保も難しく、期間が短く、結果として総扱量が少なく、単価も高くなり、大手では扱うのは難しいのです。だからコンビニのチェーンストアシステムからすると非効率の最たるものと云えるでしょう。

この旬、或いは地域性、これらを活用すると、自然にMDができてくるのですね。実際私はこの2つ+αで年間MDを作り、多くの新商品を開発し、多くの支持を得、チェーン力を拡大しました。 開発に協力してくれたメーカーさんも次からは取扱先が増え、売上利益を拡大できましたね。 (私の方針では開発した商品は1年目は自社のみ、或いは一部許可した小売りだけ販売可能です。しかし翌年以降はどこで販売しても可です。1年目は創業者利得&差別化、2年目以降はメーカーさんが利益を獲得するという考え方です)

これができるのは毎年新たなコンセプトの商品を開発し続けれるからです。真理が見えると自然にMDができ、商品が生まれてくるのです。なお一緒に実践していただける優れたメーカーさんの力も必要ですが。
お客様に向かうため、私が知恵を出し、メーカーさんが具現化する、この信頼関係で新たな商品が生まれてくるのです。

台風に備える

今も台風が接近してますね。今年は台風が多い年なのでしょうか? 台風対策として2つあります。

?設備面-店外の対策として置き看板等はあらかじめ寝かして重石を載せる。また駐車場に折コン・バンジュウ・段ボール等あれば、業者に回収してもらう、または倉庫(バックヤード)に入れる。入口が手動ドアの時は、片方を固定し、「台風のため締切」のPOPを掲示する。自動ドアは風雨が強くなったから止めて手動にする?
停電時はアイスクリームケースと冷凍リーチインを締め切って開けないこと。 そして、とにかく外に目を向けて、車や人、そして物が飛んでいないかと確認してください。特に、サインポールやファサードの板面が外れないか注意してください。

?発注面-災害時・緊急時に売れる商品をリストアップし、在庫を持つ。震災の時に分かったように、多くの人がコンビニに期待&依存します。大容量の水やお茶、レトルトごはんや乾電池等在庫を持ちましょう。これから9月にかけて台風や秋の長雨で売れるから心配いりません。陳列場所は入口或いはレジ前のエンド1本で。ここで在庫を持ち、PRもします。
デイリー商品ではいつもの「困った時のパン」ですね。その他停電等でおにぎりや弁当も売れますね。
それと重要なことが台風により物流が乱れる。つまり発注しても商品が入ってこない可能性も出てきます。
比較的安全なのが1便ですね。深夜ですので交通網の乱れの影響も受けにくいですね。
ということで、通常のお客様以外の台風関連の商品はできれば1便での発注を多くします。

今回は台風をテーマにしましたが、これは災害にはすべて適応できることです。暴風雨や雷、大雪等自然災害で対応する基本です。なお、災害時のシフトは流動的になる、つまりオーナー夫妻のインする時間が増えることも覚悟しておきましょう。そのために緊急時のオーナー・店長用の最低限の作業割り当ても決めておきます。

夏はチャンス(確認)

今まさに盛夏です。コンビニの夏は粗利益を稼ぐチャンスですね。売上上伸はもちろん、主力のドリンク・冷麺・アイスクリームいずれも高値入商品ですよね。

今一度、値入率から見た品揃えを確認してください。先日から絞り込みの徹底を指導していますが、もし今導入してないアイテムで、値入率が高く売れそうな商品があったら、お盆までの限定で導入してみてください。
なお、お盆明けのリピートは決してしない。お盆までの間に売場の活性化を兼ねて、もっと利益を稼ぐのです。
正直いって、売れる時には何でも売れるのです。勢いがつくというか、びっくりするような商品が売れてしまうのです。ただしリスクもあるので導入は各分類につき、1~2アイテムまでです。

こんな商売の現場で起こるうれしい事例もぜひ体験してください。

鮮度管理を徹底する

1年で今が一番、食中毒が多い時期です。鮮度管理を徹底しましょう。
単に消費期限内、賞味期限内であればOKというのではなく、しっかりと目視して確認します。特に危険なのが冷麺に入っているネギやキューリです。期限内でも品質が落ちていたら廃棄します。何よりも安全第一です。

その他冷蔵ケースや冷凍ケースの温度チェックも2時間毎に実施、異常があれば即対応、微妙だったら30分間様子をみます。正しい温度でない場合には、商品の鮮度も表示通り維持できないからです。

またアイスクリームケースが故障し、全部溶けてしまったら大損害。お客様にも迷惑がかかりますね。
もし故障した場合は、すぐ業者や本部へ連絡します。その後はそのケースを封鎖して「故障中につき開けれません」とPOPを貼ります。なお、時間がかかりそうな場合は、板氷やロックアイスをケースに詰めて冷気を維持します。決して店でもお客様も扉を開けないことです。或いは大丈夫なケースに商品を移動しても良いでしょう。特に冷凍関係の商品は要注意ですね。

利益を稼ぐチャンス

例年より梅雨明けが早く、気温も高い状態が続く。そして節電も叫ばれている。さらに震災によりコンビニは「ライフラインの1つ」との認識を得た後、コンビニを利用する人が増えた。ということは「利益を稼ぐチャンスが来た」ということです。

コンビニという業態の特性と自然現象、社会現象が相まった今がチャンスです。徹底的にお客様の立場に立つ店づくりをすれば、必ず数値は好転或いは、良い結果が出ます。

ロス額というのはFF(デイリー)売上の大小にかかわらず、最低限必要な金額があります。そこで売上が伸びれば伸びるほど、ロス率は下がり、粗利益高が増えるのです。

売場(棚)毎にある「アイテム数×単価」が基本在庫ですね。
発注金額は、「アイテム数×単価」×数量です。つまり基本の品揃えを何回転させるかで、売上が決まります。単品管理をしていると、回転率がどれだけ上がろうと、ロス金額はほぼ一定ですね。ということは売上が伸びただけ、粗利益高が増えるのです。

今こそ、追い風のチャンスを活かし、大いに拡大均衡に入ろうではありませんか。原理原則を守れば心配はありません。売れ筋上位3品或いは5品のみを徹底的に増やし、品切れをなくすことで。その他のアイテムはピーク時間を過ぎたら売り切れOKと。こんなシンプルな指導はなかなかないですよ(笑)。

*人件費も固定費であり、売上の大小にかかわらずほぼ一定です。ということは営業利益高も稼げる時期ですね。

季節商品は売り逃げする

今が盛夏です。今年は梅雨明けも早く、例年よりも半月くらい真夏のスタートは早くなりましたが。

一般的な店では、季節商品はもうカットを始めます。殺虫剤関係は9月にも売れるので主力アイテム(虫よけスプレー・ノーマットの液・蚊取線香)のみ継続しますが。日焼け止め、制汗剤、うちわ等はカットです。

海沿い或いは野外スポーツ施設等、日焼け止めが売れる特定の立地の店以外は、季節商品は全てカットし、徐々に売場を縮小します。棚3枚から2枚⇒1枚へと。

雑貨、特に季節商品は売れたら利益は大きいですが、3個に1個残ってしまうと、儲けがゼロという状態です。
こんな商品は、売れる時に売り切ってしまうのがポイントです。ずっと以前のように、営業時間の長い店が少なく、季節商品の購入場所が限られていた時とは異なり、現在は、事前に必要とする人は、DG(ドラッグストア)やHC(ホームセンター)で購入してしまいます。またこの不況が続く中で、定価での購入や、衝動買い、コンビニでのその場買いは確実に減っています。

コンビニは、主力である即時消費性や非常温性のカテゴリー(FF・デイリー・アイス・ドリンク)に注力してください、そして極力、主力アイテムの品切れを排除してください。雑貨や食品の品切れはあっても構いませんので。

これが私の推奨する「商品経営」です。その業態の主力カテゴリーで儲け、その他はさっさと売り逃げする。この割り切った、ドライで分かりやすい手法が粗利益を確保するコツなんです。

当たり前のことを当たり前に

これからの繁忙期、当たり前のことを当たり前にしましょう。
基本の徹底、単品管理、当たり前のことを確実に、継続する。これが競争に勝ち残るためには不可欠です。

奇をてらった政策や、安売りは一過性であり、逆にストアロイヤリティをなくすだけです。
日々当たり前のことを当たり前にすることを全従業員に徹底しましょう。


何故こんなことを出すか?あまりにも基本が出来てない店が多いからです。それも売上が悪い店です。(私は表現に気をつけていて、印象の良くない言葉は使いません。だから「悪い⇒良くない」、「劣る⇒出来ていない」という優しい表現をしているはずです。ここであえて悪いという言い方をします)

一番目立つのがレシートの手渡しです。どうしていつも「レシート手渡し」にうるさいかというと商いの原則だからです。買物をした証がレシートです。不良品等で返品したい時、その証になるのがレシートです。それを渡さないなんて、商売の道に反してます。たとえば、アメリカでは渡すのが当たり前、たぶん、日本のコンビニだけが当たり前のようにレシートを渡していないと感じます。

レシートを持って帰る、捨てるはお客様の判断です。まずレシートを差し出す、それで受け取らないなら処分するのが道理です。それを店側の勝手な判断で渡さない、もっと言えば捨ててしまう。こんな店はつぶれます。レシート1つとっても商いの道を理解していない、反しているからです。こういう店はレシートだけに留まらず、自分本位で嫌な店になっています。

◇レシート手渡しは一部⇔全体(以前説明したように一部は全体を、全体は一部を抱合、示しているのが事実)

忙しい店(売上の高い店)は必ずお釣りと一緒にレシートを渡します。受け取ればそれでOK、いらないといわれたら、すぐ処分すれば良いのです。お釣りと一緒にレシートを渡さず、「レシートください」と言われて渡す、これは二度手間であり、両者共不愉快ですね。接客時間も余計にかかり、他のお客様にも迷惑がかかります。たぶん、こんな嫌な(レシートをくれない、レジに時間がかかる)店は避けたいです、近くに新しく、全て基本通り(当たり前)にする店が出来たら、間違いなくお客様はその店を利用しますね。

忙しい店ほど、気持ち良く、無駄なく接客もこなします。基本というかお客様の立場に立った「当たり前のことを当たり前に実行することを、徹底、継続しています」。

売上の不振な店はよく考えてください。立地以外に、自分たちが自分本位=自分勝手な経営をしてませんか?
お客様は店の不出来を厳しく指摘せずに、黙って違う店を利用しますよ。

(注意点)
・今レシートを渡してなくて、売上が高い店⇒競合店が出来たら間違いなく大幅に売上が落ちます。
・毎回「レシートは要らない」というお客様に対しては、アイコンタクトで確認し、カウンターにレシートをおき、取らなければそのままレシートを下げます。
・全てに「絶対これだ」という決まりはなく時代と共に変化します、店でいろいろ対応してモアベター⇒ベストを見つけてください。店の成長と共に固定客も増えてきますので。

年間計画の確認

もう一年の半分を過ぎ、コンビニのピークを迎えます。ここで今一度、年間の計画を確認します。

                          単位;千円・%
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 年計 月平均
日販 400 400 420 420 460 450 510 520 480 450 430 450   450
月販 12,400 11,200 13,020 12,600 14,260 13,500 15,810 16,120 14,400 13,950 12,900 13,950 164,110 13,676
粗利益率 13.76% 13.76% 13.76% 13.76% 13.76% 13.76% 13.76% 13.76% 13.76% 13.76% 13.76% 13.76% 13.76% 13.76%
粗利益高 1,706 1,541 1,792 1,734 1,962 1,858 2,175 2,218 1,981 1,920 1,775 1,920 22,582 1,882

粗利益率は分かりやすいように、敢えて13.76%で設定してます。実現粗利益高から本部へのロイヤリティを支払った後の数値です。この数値の根拠は7/5の記事を参考にしてください。

上表のように、今月から10月までは利益を獲得&蓄積してくださいね。この数字450/日(千円)で生活は維持できますね。

なお、売上はある程度、他者依存ですが、粗利益は自己責任です。経営力というか商いの能力の差がはっきりでます。ロス金額は売上の増減にかかわらず、店毎でほぼ固定されていますので、夏に売上が伸びた分、ロス率は下がるということです。また売上が高い時ほど、売上を伸ばしやすく、低い時ほど、伸びにくい。さらに低い時ほど、落ち込みが大きくなる傾向があります。

この時期、固定客をしっかりと確保し、そして一見客も固定客へとつなげましょう。売上を伸ばす=能力を最大限に発揮する=顧客造りのチャンス到来です。このブログで学習したように急激に気温が上がる、または寒暖の変化が大きい今こそチャンスです。

詳しく知りたい方は質問ください、流れを説明しますので。まず大掴みで理解し、細分は「本当の単品管理」を実践してください。数字が大きい時ほど、分かりやすく成果が出やすいのです。

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