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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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廃棄と品切れ

廃棄は字の通り商品の廃棄、つまり廃棄ロスです。そして品切れ、商品がない状態です。チャンスロスとも云いますね。廃棄は目に見えるもので業態を問わず、全国共通です。品切れについて私の理論では商品が切れた時全てを対象とはしません。廃棄の具体的な例としては、時間問わずに定番(売れ筋)商品が切れた(在庫0の状態)、または品揃え商品(Bランクまたは見せ筋商品)がピーク時間前に切れた、この2つの状態を指します。つまり品揃え商品がピーク時間を過ぎて、切れても品切れとは認定しません。しっかりとピーク時間で対応し、無事売り切れたなら。

いつでも誰でも買う可能性が高い、或いはコンスタントに売れ続ける商品がAランク=売れ筋です。いつも同じ人が買うことによる売れ筋もありますが、全体として販売数量がベスト5に入る商品が売れ筋でしょうね。
その他、新商品や季節商品、確実に毎日一定の数が売れるとは限らない、少し安定しないのがBランク商品です。

品揃えは売れ筋(Aランク・定番)を必ず、そしてBランク・新商品をピーク時に向けて発注します。原則としてBランク商品はピーク時間で売り切る(朝・昼・夜の店のFF販売ピーク時間で)、そして売れ筋は1日中、つまり3便を渡って在庫を持つことです。結果として廃棄は売れ筋で出す。Bランク商品での廃棄は極力減らす。また売れ筋(Aランク)の品切れをなくす。ピーク時間以外のBランク商品の品切れという概念はないと。

本当の単品管理の世界では「品切れも廃棄も売れ筋(Aランク)商品で出る」、「Bランク商品では廃棄も品切れも存在しない」ということが(あくまでも私の理論です。この世界を実現し続けることが最大の粗利益高を得る世界なのです。
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日照時間が長くなる

冬至を過ぎ、日の出は早まり、日の入りは遅くなり、日照時間が伸びています。生物である我々人間にとってもありがたいことですね。冬場に日照不足(太陽光に浴びない)により「うつ」になる人もいます。それくらい太陽の光はありがたいものなのです。朝に太陽の光を浴び、徐々に体自体が起きてくる、こんな感じなんですね。

太平洋側は冬でも日中は日が差し、太陽光を浴びる機会が多いです。それに対して日本海側や北海道・東北の冬は太陽の光に恵まれていません、ましてや年中無休の24時間営業のコンビニ経営をしていると体内時計も狂ってしまいますよね。これは職業病というか、困った問題です。利益が上がってシフトに入らなくても良い店は除きますが、ほとんどのオーナーさんは深夜勤務が多いでしょう。

少しでもベストの状態でコンビニ経営をするため、早朝の朝日を浴びることをお奨めします。朝の光は体を覚醒させると共に1日を生きるエネルギーを与えてくれると私は信じています。あの朝の少し透き通った淡い光が好きです。夕日の赤くどんよりとした重い色とは異なり、軽く爽やかな色ですよね(そう感じるのは私だけかもしれませんが)。

体調管理をよくするためにも、日照時間の伸びるこの季節、5分でも良いから太陽の光を浴びてください。自然の恵みです。今でしたら日焼けや紫外線の心配もそんなにありませんので。これから日照時間が長くなり、気温が上がるほど、生物も人間も活発に活動します。コンビニでは客数が増え、売上利益が伸びますね。

太陽から、そして自然から力をもらうことも商売繁盛の秘訣です。

濃い味が必要

関東甲信越地域でも雪が降りましたね。今年の冬はなかなか手ごわいです。雪国はもちろん普段、積雪のない地域でもこれから「大寒」に向かい、ますます冷えていくのでしょうか。しかし昨年の12月からは「寒」と同じくらいの寒さがずっと来てる感じがしますが。

こういう寒い時、気温の低い時は「鍋」や「中華マン」「おでん」を思い浮かべるのは普通ですね。また人間として、こってり系もありがたいですね。コンビニのFFで云えば、具のせ系の弁当が代表的です。牛丼やカツ丼、中華丼、すきやき(丼)等です。それ以外にも今、比較的弱い分類であるパスタ、この中で云えば「カルボナーラ」ですね。スープパスタも良いですが。

気温が低い⇒寒い⇒体温維持のため基礎代謝を上げる⇒カロリー必要・・・・という流れですね。これらを理解しているとその季節に売れる商品が見えてくるのです。もちろん各メーカーも売れる時期に目がけて商品を出してきますが。

ということで、今の季節は現場系に限らず、ホワイトカラー(死語?)も味の濃いものを求めがちです。味の濃い、暖かい商品の分類を強化し、また分類の中でも味の濃い、暖かい(温めることのできる)商品の品揃えをしてください。

いろいろためになり、単品管理が楽しくなります。もちろん粗利益も増えますね。
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陳列の原則

商品を陳列する時にはいくつかの原則があります。フェイスアップ、つまり商品の顔(ラベル)を見せるように立てたり、正面へ向けて陳列する。また商品の間は空けずに積めて陳列する。同一分類、同ブランドの商品は前後左右(上下左右)に陳列する等です。これらの原則は日配品もグローサリー(食品や雑貨、雑誌)等共通です。

日配品の場合はPC(プライスカード)で陳列位置を固定していませんね。曜日や時間によりアイテムや在庫数が変動するため分類毎に棚板等の陳列場所は決まっていますが。特に今の閑散期、アイテム数や発注数が少ない時には弁当ケースや惣菜ケースがカラカラの状態があるかと思います。こんな時も先ほどの原則を適用します。分類毎に、商品の間は空けずに陳列する。実際には弁当ケースが5段ある場合には、在庫数が少なければ5段全てを使用するのではなく、例えば下3弾で「おにぎり」「すし・小さい弁当」「弁当」と並べます。もちろん幅が3尺(90cm)或いは4尺(120cm)であれば左右全部使わずにできるだけ中央に集めます。
ケース幅を全部使い、商品の間隔を空け、無理に少ないアイテムを広げる必要はないのです。

現在ある在庫をできるだけ集中させる陳列が大事ですね。空いているスペースは仕方がないのです。要するにお客様が空きスペースを見るのではなく、今ある商品を見れる状態にするのです。人間の視線も集中した商品に向かい、空いた部分は気にならないのです。如何に今ある商品をより魅力的に見せるか、売れ筋ばかりで、必ず買う商品がありますよということが大事なんですね。次に同じ弁当が3個あったらどうします?アイテムが少ないから3個それぞれ横に並べますか?私だったら2個並べてその上の中心に1個置きます。これには正解はありません。ただ云えることは如何に売場にボリュームを持たせておくか、侘しい売場にしないための工夫なんです。実際に売場でいろいろ陳列して、その店の時間帯毎のベストの陳列方法を見つけてください。

対してグローサリーは品切れしている場合には、そのスペースを空けておきます。PCはあるが商品がない状態です。こうするとお客様が商品を探し、今品切れしているんだと理解されます。PCもないと品切れしているのか、商品自体を扱っていないのか分かりかねるからですね。

陳列も単品管理を実現する手段の1つなんです。発注だけでなくクリンリネス、陳列等様々な要素を確実に実現できてこそ、正しいデータが生まれ、正しい発注ができるのです。陳列場所がバラバラでその日、その時間によって違ていたら、いつも買う人も買えない状態ですよね。日配品の場合、「ああ、ここにないから今日は入荷してないんだ」と。

陳列の原則はまだまだあります。機会があればまた紹介いたします。まず本当の単品管理のための正しい陳列⇒分類毎+定点管理を実践してください。

本当の単品管理シリーズ好評発売中 詳しくはHP  最新情報1~3で
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発注における全体と部分

画面での発注で注意することがあります。いきなり単品データを見て数値を入力してはいけません。多くの人が実践されていると思いますが、まず全体を捉えることです。チェーンによりPOSデータの分析画面は異なっているでしょう。分類計の発注と販売数、そして廃棄数が出るものもあれば単に単品のデータのみとか表示されるとか。

でも単品毎のデータしかなくても、どんどんページを送り、単品の動向をざっと見通します。すると共通点を発見することがあります。多くの単品が早い時間に品切れしているとか、多くの単品で廃棄が出ているなあとかですね。

こういう傾向を掴んだ上で単品の発注に入っていくのですね。分類全体で廃棄が多いにも拘らず、この単品で廃棄が出ているから発注数を減らそうとか、誤った発注になりかねないのです。

全体で廃棄或いは品切れが発生しているときには、まず原因を掴むことです。明らかに客数が予測よりも少なく廃棄が大量に出た時には、店の前で突然道路工事があったとか、近くで交通事故があった、電車が一時不通になった、等、いろいろ原因を推測または情報収集します。
多くの商品で品切れがあった場合は、停電で食料を買い出しに来た、現場系の工事関係者が多く来たから、部活が始まった等、事前の情報と現状との差異を確認します。

予測と異なることは多く、できるだけ異なった原因を掴んでから発注に入りたいですね。でも原因不明、多くの商品で廃棄が出た、或いは品切れがあった場合は、もうそのデータを無視して発注します。
全体での傾向を掴んだ上で、単品の発注に入る。この手順が出来ていたら、もう大きなデータを基に単品の発注に入るのです。その場でいくら原因を追及してもなかなか分かることもないですし。

要するに単品のデータの多くで廃棄或いは品切れが発生したということは何らかの大きな変化があったということです。これは単品のせいではなく、「大きな流れの変化のせいであると」こう考えます。だから単品データに現れた一時的な異常値は無視して発注するのです。

一般的に物事を実践する上で必要な原理原則、「全体で捉えて部分で対応する」「大局着眼、小局着手」を単品管理でも実践してください。正しい部分の積み上げは必ずしも合計とは一致しないのです。合計とは+-が混在する中の合計であり、ある意味平均でもあるのです(⇒言葉使いが自己流で難しくてすいません、また分かりやすい表現が見つかればご案内いたします)。

発注に入る時、まず売場を見て、データの合計を見てから(或いは単品を全部さらっと眺めてから)単品の発注に入ることをお奨めします。

シェイプアップする

2月中旬から下旬、そして3月の新商品発売に向けて、在庫をどんどん減らします。人間と同じように余分な在庫を削り、シェイプアップすることで売場も動きが良くなります。今からシェイプアップしておくことで新商品をどんどん導入でき、良い場所でたくさんのフェイスをとってPRできます。すると売れ方も良く、商品の回転も早まります。もう良いことばかりですね。

逆に不良在庫或いは死に筋がたくさんあるとせっかくの新商品を並べる場所も少なく、入れても1フェイス取るのが精一杯、これでは目立たず売れる訳はありませんね。

原理原則が分かった店はもう12月中旬から冬物或いは売れ行きの悪い商品のカットを進めています。ただでさえ、売上が下がる時期、カットしてもなかなか減りませんよね。だから分かった店は売れにくい商品を年末年始のバタバタで売り切ってしまうんですね。

いつも云うように「売れ筋をカットしたら売上は落ちる」しかし、「死に筋をカットしても売上は落ちない」のです。では死に筋ではないが売れ筋でない商品は?これも立地や店の売上規模によりカット基準が異なります。
日販2,000千円の店であれば、そこそこの商品=Bランク商品もしばらく継続しても良いです。しかし日販が400~500千円クラスの店では明確なカット基準が必要です。例えば、ペットボトル飲料であれば週販8本とか。

1回の発注で入ってくるロット(発注単位)との兼ね合いでカット基準を決めます。もちろんこのカット基準は個店のこの時期(閑散期)の基準です。店や時期が変わればカット基準は変わるのが当たり前ですから。

とにかく今発注したら、この商品はいつに売り切れるかを判断して発注するのです。先ほどのペットボトルで云えば、1ロットの発注が24本、24÷8=3。つまり明日か明後日に納品されたら、3週間先には売り切れる予定ですね。具体的には1月最終週から2月第1週辺りかと予測されるのです。この場合2月中旬に新商品が入る前に売り切れるであろうということで発注します。

ただしここで要注意です。発注するためのデータは過去のデータです。今ですと年末年始のデータも入ってますよね。もし出来るならば今週の日販数を見て欲しいのです。これからは売上がさらに下がる傾向にあります。本当の先ほどの週販8本いけるのかと?再確認が必要です。もし迷ったら発注を止めてください。売場が空いたら、売れ筋のフェイス拡大で対応すればいいので。無理に発注してずっと売場を死に筋で塞ぐことはないのです。売れない時期には無駄な(必要のない)商品を置くことはないのです。売れていない商品がなくても売上は下がりません。

四季というか季節の流れと新商品の発売時期、そして売場の動きを全体的に捉えて、確実な手を打ってください。
もう一度云います「発注に迷ったら、発注停止と」

安売りの功罪

今、大手飲食チェーンで既存店売上の前年割れが続いており困窮しています。そのチェーンの戦略は低価格商品を強化し、まず客数を伸ばす。そして客数が増えた所で、単価の高い商品を導入し、客単価アップをはかる。そして売上を伸ばすと。

偉そうに云う立場ではありませんが、この戦略は一見正解のようですが、真の商いを知らない素人の発想としか言いようがないですね。このブログでもずっと書いているように安売りを続けると「安物買い」でストアロイヤリティの低いお客さんばかりどんどん集まると。そしてそんな店は「良いお客様=価格よりもシーンや品質が大事するお客様」がどんどん減っていき、安物買いの人ばかり来る店になる。もちろん客層だけでなく、従業員の質も落ちていく。もう悪循環の連鎖です。

安物買いの人は今、安くしても満足せず、さらに1円でも安く或いは1%でも安い店を求め続けます。そして1円でも安い所へガソリン代をかけてでも出かけます。決して1店では固定することはない方々ですね。こんな人に振り回される戦略はありません。もちろん、このようなお客様は単価の高い商品を買う訳がありません。

戦略と云うのはこちらからは見えない深い世界であり、一般の人が見えているのは戦術なんですね。

安売りは時には必要です。自店或いは自業態が決して高価格の店でないと示すために。また他チェーンと差別化をはかるために。でも継続することはありません、あくまでスポットで実施する。そうしないと安売りの効果が出ないんですね。

牛丼チェーンでも安売りの功罪に気づいたチェーンは違う路線を歩んでいますよね。やはり早く誤りに気づき路線変更することが必要なんです。先ほどの大手飲食チェーンは以前も安売りで失敗しているのに反省してないというか、間違いに気づいていなかったんですね。たぶん、また同じようなことをしかねませんね。

コンビニにとって飲食業は競合します。こういう自滅するチェーンは反面ありがたいです。しかしコンビニにも安売りが好き、得意という大手チェーンがあり、要注意ですね。自分の加盟するチェーンが安売りをしないからといって非難しないでくださいね。もしかすると原理原則が分かっていて安売りしないのかも。(資金がなくて出来ないチェーンも存在します)

真の商いとは「お客様が欲しい時に」「欲しいものを」「欲しいだけ提供する」ことです。それが旬であり、品質であり、機能なんです。決して価格は前面に出てこないのです。業態によって違いはありますが、コンビニ業界は決して価格競争の業態ではありません。また価格競争の世界に入って勝てる業態でもありません。コンビニは「決して価格は高くないよ、値頃な価格の商品もあるよ」にとどめるのがベターですね。

また真の商いに近道はなく、日々、「本当の単品管理」で、旬の商品を品揃えし、最適な在庫で、見やすく買いやすい売場を提供するのです。もちろんきれいな売場、心地よい接客を実現した上で。

1品1品仕入れた商品を確実に売り切って、確実に粗利益を積み上げる、こんな地味でシンプルな商い、もっと云えば商いの原点と先進性が同居した業態がコンビニかもしれませんね。
普遍性と発展性があり、ますますコンビニが楽しく思えますね。

作業割当の見直し

これからの閑散期、時間に余裕があると思いがちです。しかし時間に余裕がある時こそ、行うべきこともたくさんあります。その中で優先順位が高いのが作業割当の見直しと深耕です。

現在使用している作業割当は全期間向け、全従業員向けでしょう。今この閑散期に向けて、見直しや深耕をはかり、この時だからできる差別化を図りましょう。例えば前出しです。普通前出しと云えば、商品が売れた後、奥にある商品を手前に出すことを指します。忙しい時でも疎かにせず、手隙があれば絶えず行う作業ですね。
この閑散期にはレべルアップさせます。それは「フェイスアップ」という作業も同時に行うのです。実践されている店もありますが、できていない店の方が多いと思います。

それでは前出しとフェイスアップの違いは?
前出しは奥の商品を手前に出すこと。それに対し、フェイスアップとは商品のラベルを手前に向け、商品のネームやラベルに書いてある成分や機能等を読みやすく&分かりやすくする、つまりラベルを見せることです。また食品や雑貨等で商品の厚みが薄く、ペタッと寝てしまい、商品が良く見えない時に、縦に立体的に陳列する。具体的には後ろに箱を置いたり、商品を重ねて、手前の商品を立てて、ラベルや商品自体をよく見せることを指します。
単に前に出すのではなく、商品自体をはっきり見せる陳列をすることを指すんですね。前出しは必要なくてもフェイスアップの必要な商品も多いのです。

数多くのコンビニの中で「基本の徹底レベルの高い店」は前出しをしながらフェイスアップも同時に行っています。そうすることで商品&売場の活性化がはかられ、従業員の稼働効率を上げながら、売上向上にもつながるのです。また万引き防止にも役立つことも知られています。万引き犯にすると前出しやフェイスアップで商品がきちっと管理されている店=売場や金銭管理、防犯体制もしっかりしていて、万引きしにくい店であると感じるのですね。

作業割当に書かれている単なる1つの作業と思われることでも実は奥は深く、幅も広く、関連することが多いのです。最初に作った或いは他のコピーである作業割当も店独自の、できればシーズン毎の作業割当に発展していって欲しいのです。また実際に作業するパート&アルバイトにも話を聴いて全員で作り上げるのがベターですね。

今厳冬期(閑散期)バージョンで、次は春(新生活&春物)バージョンで、なお春は人の入れ替えもあるので多少ゆとりを持たせた作業割当が望ましいですね。新人さんが作業を習得するまでには時間がかかり、作業割当通りにいかない可能性が高いので。

まずたたき台を作り全員参加で新しい作業割当をつくってください。また不都合があれば修正し、レベルアップしていけば良いのです。あくまで初回はたたき台です、時間がなければ現在のものをたたき台にしても良いですね。

作業割当をつくるポイントは、①その人、その時間しかできないことを優先する。②平準化(平均化する)こと=昼夜関係なく、シフトに入っている一人当りの作業量を同じにする⇒いつでもできるが必ず必要な作業(例えば窓ガラス清掃等)は比較的余裕がある時間に組み込む。

作業割当の見直しの質は問いません、まずやってみることです。それがスタートです。

廃棄を低くコントロールする

今売上が最低期であり、FF(日配品)の発注や売場の展開に苦労する店も多い方と思います。このブログに興味のない高日販の店は除いてほとんどの店は、売上に対する廃棄の多さに悩んでいる時なのです。いくら売上が小さいからと云って売れ方に合わせていたら、弁当や総菜ケースがガラガラの状態になりかねないのです。

以前から説いていますが、これらを解消するポイントは2つ。まずピーク時にはフルアイテム(各店の売れ筋と見せ筋)でFF(日配品)の在庫をしっかり確保する、でもピーク時間を過ぎたら売れ筋のみで売場を展開する。次に総発注数を販売予測数に合わせる。つまり客数予測を実施し、機会ロス削減分として追加する数量を限界まで抑えること、店によっては総発注数が分類計で販売予測数+1や+2個にします。

もう一度まとめると、「客数予測&買上率予測」で総発注数を販売予測数に限りなく合わせる。そしてその総発注数をピークの時間帯に「売れ筋+見せ筋」でボリュームを見せながら、ピーク時間帯以外は売れ筋のみで展開すると。
この売れ筋+見せ筋のアイテム数コントロールが重要です。売れ筋を切ったらすぐに売上は落ちます。見せ筋は切っても売上には大きな影響は有りません。

アイテム数のコントロールと同時にアイテムの設定(売れ筋に入れるか、見せ筋に入れるか)が重要ということです。
そうすると現実が見えて来ます。1月~2月にかけて発売される苦し紛れの新商品の入る余地はほとんどないと。

本当の単品管理、今こそ実践です。そして2月下旬まで最小の廃棄で最大の利益を目指しましょう。
詳しくはHPの最新情報1~3をご覧ください。  http://ww3.ctt.ne.jp/miraicom

年間ワーストに向かって

あまり良い話ではありませんが、年間ワースト売上に向かい日々進んでいます。このブログを読まれている方はご存じとは思いますが、今年は21日(月)辺りがワースト1になる可能性が高い(立地により異なることもあり、また精算日の違いで20日もあり)のです。この流れを知っているか、知らないかでは大きく違ってきます。先行きを悲観して命を絶つ人まで出てくる時期です。
しかし流れを掴んでいる経営者は日々の売上に悲観せず、コツコツと次の準備を始めています。2月中旬からは春物が出てくる。それまでに売場をきれいにしておく。このきれいにというのは「クリンリネス」以外に「死に筋カット」も含まれています。この静かな毎日の中で死に筋を排除して、売場を来る新商品のために空けておくという作業を続けるのです。もちろん空いたフェイスは売れ筋のフェイス拡大で対応しますね。

今、手持ち無沙汰な人が出てきますので棚板を外して水洗いするのもお奨めです。水が冷たく大変かと思いますが、棚板の裏や横も結構汚れています。マジックリン等を使い、貯まった汚れを洗い流し、晴れていたなら水を切る、或いは雑巾等で水分を拭き取っても良いです。

その他エアコンのフィルターやオープンケースのガラス等、きれいにする箇所はたくさんあります。春に向かって今、心を落ち着けながら、静かに売場の準備をしましょう。

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