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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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内と外

今回もこのブログの構成というか全体の話をします。

内というのは店の内側、内部ですね、そこで各段階(粗・営業・経常)の利益を継続して確保する。
外というのはお客様向けですね。単品管理と商いの原理原則という道具で「お客様の支持を得ること」です。よく云われる「お客様のニーズとその変化に対応する」ということです。

この内外が、「外⇒内」&「内⇒外」の相互関係で成果或いは結果を出すんです。分かり難いですが「主と従」「全体と部分」「原因と結果」でも解釈はいろいろあります。とにかく1つで生み出すのではない、いくつかの要素の複合、相互関係の結果が良い結果なんですね。

言い方を変えれば、単品管理で正確な発注をすればOKではなく、棚の掃除や陳列位置、そして商品お買い上げ時の接客が全て重要ということです。1つの要素でも不可であれば、どんなに正確な発注をしようとも利益には結びつかないということです。

最後に式で見てみましょう。

売上-売上原価(仕入れ)=粗利益          商品(モノ)+情報(単品管理)
粗利益-一般及び販売管理費=営業利益            人・設備(モノ)
営業利益±借入金利±その他                     金・資産(モノ)

つまり商品経営で利益を出し続けるには、経営の資本4つ(人・モノ・金・情報)を上手く使わなければいけないという基本に至る訳ですね。それをいろんな角度から説明しているのがこのブログなんです。
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同じ道具でも

いつもご覧いただきありがとうございます。

FCコンビニチェーンでは、ほぼ同じようなシステム(POS&EOS・物流他)で闘っております。しかし同じ道具でも使い方一つで全く結果が異なることをみなさんはご存じですよね。だから毎日、このブログにアクセスいただいている訳ですよね。

実は私の持つ秘訣、つまり「儲かる商いの手法」⇒商品の選択・仕入・カット・在庫の切替、さらに「粗利益の増やし方も含めて、お客様のニーズの変化に対応し、支持を得る手法」を順次説明してきてますよね。ただ理屈を聞いていても決して効果があがる訳ではありません。

理論を聞いて自分なりに実践して、ぜひ質問していただきたいのです。理論は理論、人それぞれ自分の経験に基づく解釈をしますので、私の伝えたい真髄が伝わっているとは限りません。ツールを購入いただいた方は日々、仮説の立て方や、POSデータの検証の仕方、問題点の改善等、いろいろ関わることができます。しかしブログでは一方的に発信し、個々で解釈し、個々で実践し、それで終わっています。

申し訳ありませんが、読んだだけではあまり成果に結びついていないのではと懸念されます。ツールの宣伝ではありませんが、まずツールの①を購入いただき、客数予測から基本を学んでいただき、メールでの指導を受け、1日でも早く、現状から抜け出し、明るいコンビニ経営を実現していただきたいというのが本心です。

投資金額は小さく、すぐ回収できると思います。何よりもコンビニ経営に日々自信がついてくることが大きいですね。

ツールの詳細はHP http://ww3.ctt.ne.jp/miraicom/

チャンスを活かす

コンビニは消費支出の大部分の落としていただくように物販だけでなく、サービスも充実しています。
そこでサービス、つまり公共料金や通販代金の支払いでご利用いただいたお客様に1点でもいいので商品をお買い上げいただきたいと思います。

そこで必要なことは大きくというか目立つPOP、これであまりない衝動買いというかついで買いを起こす。そして次に声掛けです。接客も大きな声で、周りの人も聞こえてしまうような声で、どんどんPRします。相手は固定客でも、従業員でも良いんです。とにかく話を聞いて自分も得したいなと思っていただけることが重要です。

今2個買ったら30円引きとか、来週からおにぎり100円セールがあるよとかです。

店のというかチェーン本部の政策を上手く利用するんです。これがこの店のオリジナル販促なんですね。何でも活用する、全部自分でできなくてもどんどん他人の力を活かしましょう。それが縁でもありますので。

プライスゾーン

価格破壊という言葉が飛び交っています。コンビニ業界は、本来は価格政策に飛び込む、いや巻き込まれてはいけないのです。しかし、体力があるにもかかわらず今、おにぎり100円セールをやっているチェーンがあります。気持ちは分かりますが、何故今?マーケティングや商品政策の観点からは不明です。私の知らないレベルの高い戦術があるに違いないです(笑)。

本部推奨の商品も低価格商品が多くなりつつあります。立地によって異なりますが、低価格商品の品揃えに挑戦して良いと思います。けれども、価格競争=安売りに入ってはいけません。価格の安い≒値頃の商品が売れるか?品揃えが必要か?を見極めるためです。決して低価格の商品ばかり品揃えしてはいけません、客単価が下がるばかりですから。

理想の数式では、1品単価はできれば高めに、買上点数は今よりプラスに、客数は漸増を。
1つ1つ手順を踏んで、実践しましょう。結果は必ずついてきますので。

天国と地獄

よくブログで話題になっているコンビニ経営、天国と地獄が挙げられますが、天国はあまり聞かないようですね。

このブログの目的は、FCチェーンコンビニに加盟した以上、しっかり利益を出して、競争に勝ち残り、経営者としての自己実現をしましょうですね。
ということでコンビニ経営で、天国の人にはほとんど縁がないです、しかしこのブログの読者を地獄に落とすわけにはいきません。約1年間多くの切り口で、「商品経営を通じて、利益を出し競争に勝ち残る手法」を説いています。実際にこのブログを毎日チェックされる方や休みの日にまとめて閲覧或いは印刷されている人、各大手メーカーやチェーン本部、大学の研究等様々に活用されており、非常にありがたく感じております。

アクセス数も非常に多く、やりがいを感じております。この世の中、決して楽な仕事はないと思っており、実際私自身も日々苦労しております。ただ言えること、信じていることは「正しい心遣いで正しい手順、正しい道を誠実に進めば必ず結果は伴う」と。これを信じて、日々行動するしかないと思います。日々行動し、何らかの結果を出し、継続することが大きな成果となるのです。決して諦めないで、少しでもいい、毎日を大事に過ごしたいと思います。

世間の認識と異なる

コンビニ経営者と世間のコンビニを見る目が異なっていることを最近、痛感します。確かに利益を上げている店も数%あります。しかし多くの店の実態と世間の評価は異なると思います。
特にチェーン本部の収支発表はずっと良い数字で。でも客数は伸びずに、非食品(主にたばこの値上げ)による売上増加とは誰も思っていません、ただコンビニは好調なんだと。しかし、今年の11月以降の数字ではっきりするとは思いますが。客数の伸びがなく、客単価も伸びない、つまり売上自体が伸びないという事実が。

チェーン本部はともかく大半の加盟店は苦しい状況です。また今、安泰でもいつ、競合店(同チェーン店もあり)ができるか不安です。毎日をどう乗り越えるか?廃棄の山を見ながらため息をつき、体が持つか心配であっても健康診断さえ受けれない、この状況が続く、いやますますひどくなるのではないでしょうか?

だから私の提唱する「本当の単品管理」、最初はみんな素人。でもしっかり原理原則を学び、手法(手順)を身につけ競争に勝とうではありませんか。道具は同じ、でもよりレベルの高い、利益を出せる使い方を知っている。これこそが「利益を出して競争に勝つ」なんですね。

雑貨の知識 2

今回も雑貨の知識を1つ。10月に入り、ある地域ではもう乾燥気味になってきています。
1年の内で最も乾燥する時期を迎えております。湿度の変化にはいろいろな要素が関連しております。私は気象の専門家ではないので、深い知識はありません。しかし、単品管理に使う、ウエザーマーチャンダイジングの基礎として知っていて欲しいのです。

湿度に影響を与える要素として気温があります。気温が低下すると、飽和水蒸気量が低下する。つまり(相対)湿度が下がる。一般的には乾燥するという言い方になりますね。
ですから9月からの雑貨エンドには、乾燥対策のリップクリームやスキンケア用のローションやミルクが陳列されるのです。下記に主な都市の過去30年間のデータを出します。
過去30年間の気象情報(湿度)  
  年間平均(%) その都市での湿度の低い月
札幌 69 2・3・4・5・10・11月が70%未満
東京 62 1・2・3・11・12月が60%未満
新潟 71 3・4・5月が70%未満
沖縄(那覇) 74 1・11・12月が70%未満

各都市の大体の傾向はつかめると思います。春先や冬に湿度が下がる傾向ですね。
この表の中では新潟を除いて11月が湿度の比較的低い月になっています。そう間もなく11月ですね。
実は新潟も11月はそんなに湿度は高くないですが、3~5月の春が最も低くなるのです。
これは冬型の気圧配置(西高東低)と春型の気圧配置(南高北低)の影響ですね。結局、寒気の影響で日本海側で多く雪が降り、太平洋側では乾燥した空気が流れてくるという例で分かりますか?

「本当の単品管理」で指導しているのは、雑貨の陳列ではありません。その棚割の背景を知り、自店における商品の動きを予測し、品切れや廃棄ロスを減らそうということです。
いつもいうように私は1店1店での正解は知りません。何故なら1店1店、環境や立地や競合度合いが異なるからです。まず自店の環境⇒どの地域で、その時々どんな気象なのか?これを知って単品管理して欲しいのです。人間にコントロールできない要素を知り、それに対応することがまず第一歩です。いくら単品のデータを見ても環境を捉えていなければ何も見えてないのと同じなんですね。

今回は雑貨としましたが、雑貨以外にも、これからの気温の低下、湿度の下がる時期に変化する商品はありますか?さあ単品管理を始めてみましょう。

菓子の知識

今回は菓子の知識を。菓子といっても幅広い登録があります。今回は袋スナックについて説明します。
袋スナックというのは、子供のおやつだけでなく、大人のおやつ、或いはアルコールのつまみとして購入されています。酒の肴というと乾き物=珍味を思い浮かべるかもしれません。しかし、ここ15年以上珍味の売上は減少しています。代わりのつまみとして、安くて量が多い、袋スナックも購入されているのです。
売場では場所をとり、回転が速い、でも売上金額は小さい袋スナックは悩みの種ですね。

袋スナックといっても、ポテトチップスばかりではありません。実はポテトよりもコーン、つまりトウモロコシを使った成型物が主流なんです。じゃがいもは5月に九州で集荷が始まり、順次北上し、夏に北海道で収穫されるのです。ポテトチップスでも「新じゃが」の表示を見ることもあると思います。大手のK社は大きな自社冷蔵庫でじゃがいもを保存してほぼ一年中供給しています。しかし、他のメーカーはじゃがいもの流通在庫が切れると、成型物の袋スナック中心になる訳です。消費者はあまり意識してないと思いますが、じゃがいもとコーンの違いは大きいですね。

売場でもポテトチップスを中心に品揃えを考えると良いです。でもアイテム数は2~3、各フレーバーも2~3で十分です。もうそろそろコーンスナックの新商品が出てくるかもしれません、でも定番以外はほどほどに。売れ続ける新商品はないでしょうね。新商品の初回導入&カットで、売場に変化をつけてください。新商品が出ない時の対応はまたご案内いたしますので。

競合店対策(SM)

あなたの店の競合はありますか?コンビニ対策はこのブログの「本当の単品管理」の内容中心で進めれば大丈夫です。しかし近隣にスーパーマーケット(以下SMと表記)があれば、別の対策が必要です。

ずっと続く不景気の中で、消費支出、特に食料、食品に関しての支出は抑えられる傾向にあります。コンビニ同士であれば「本当の単品管理」で闘えますが、SM対策では商いの理論、つまりプライスゾーンやプライスラインを含めた品揃えの幅と深さ、さらに価格を考慮した政策が必要となります。

特に最近のSMの弁当やおにぎりの低価格には驚きます。おにぎりは1個58円~88円、弁当も298~398円で十分揃っています。以前はコンビニで購入していたサラリーマンやOL,現場系の人までSMへお昼の弁当等を買いに行っていますね。

価格政策ではどうしようもない、でもチェーンの登録アイテムの内、一番低価格を2便で入れる方法もあります。SMの値段の安さには到底勝てませんが、ただ昼のお客様の価格という選択肢にはコンビニでも応える必要があります。でも決して安売り競争に参加しろという訳ではありません。あくまでも登録の中で値頃、廉価なものを昼に限り、並べることも必要だと。

しかし朝や夕方はSMの品揃えが格段に落ちます、というか、深夜SM以外は15:00位でSMの弁当やおにぎりは売り逃げを開始するからです。ですから昼は多少SMにお客様を取られても、朝と夕方以降はコンビニスタイルでいけると思います。

競合の強み、つまりSMにとって強い商品と時間帯、これを押さえて少しでも集客を落とさないことです。SMはコンビニ以上に客単価を落とし、何とか客数増で売上を伸ばそうと考えています。
いつもいうように売上と利益は比例しない、特にSMの安売りは自分の首を絞めているだけです。何とか昼間だけの影響でとどめておけば将来何とかなるかもしれません。決して諦めずにコンビニスタイルを貫いてください。

数値を観る

先月発表されたデータご覧になりました?
2011年8月の実績です。下記に出しますね。
JFAコンビニエンスストア統計調査月報
2011年8月度  
     
既存店 前年同月比(%)  
客数 +0.04  
客単価 +7.90  
売上 +7.90  
     
全店 商品構成比(%) 前年同月比(%)
日配食品 33.5 +5.5
加工食品 28.1 -2.6
非食品 34.1 +23.5
サービス 4.3 +17.4

8月もそうでしたが非常に好調であるといわれていますね。しかしそれがどうかな?客数が増えずに客単価の伸びに売上が依存している。中でも、非食品の伸びが大きいですね。構成比でも日配食品を超えています。
実は昨年の10月にたばこ税の増税がありましたよね、その影響がずっと続いているんです。昨年の9月は値上げ前の買い込み、そして10月は買いだめした反動があった。結局は今年の11月にならないと正しい前年対比にはならないんですね。

でも数字は見えてます。コンビニの主力である日配食品が伸び悩んでいると。そして利益の少ない非食品やサービスの構成比ばかりが高まると。つまり見せかけの数字はどうなろうと、自店の手取りが増えなくては商売をやっている意味はないんです。これこそ、評論家のいう「コンビニは好調です」。本当に分かっているのか?「好調」と云われる中で現実の店は疲弊しているんです。だから私の提唱する「真理」を見る目、そして「本当の単品管理」です。

理屈や理想ではなく、現実の道を切り開いていく、それはオーナーさん自身なんです。正しい道で正しい努力をすれば必ず成果が出ます。事実私の指導している店は力をつけ、数字が好転し、利益も増えています。
大変で、面倒、でも1つ1つこなしていくしかないのです。それが結果として一番近道で、成果の上がる方法なんですね。

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