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利益を出して競争に勝ちコンビニ経営で生き残る秘訣

コンビニFCチェーン加盟店様向けブログです。継続して利益を出すことで生き残り、結果としてコンビニ競争に勝つ手法を説いています。コンビニのシステムや本部及び加盟店様、メーカー・物流の現状を熟知した上で利益を出す手順説いております。その原点は独自の「商いの理論」です。その理論をFCチェーン加盟店様のコンビニ経営に落とし込み「生き残りのための秘訣」を提供しております。

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アイテム数は絞る

売上最盛期を迎え、品揃えも広がり、発注数も伸びてきます。そろそろアイテム数を絞る時期です。
特に冷麺は種類も多く、品揃えに迷いが出ます。今回は冷麺の例で説明します。

夏の最盛期のピーク売場、冷麺は冷蔵ケース1本使います。棚の上から下まで冷麺。もちろん目の高さより高い場所の陳列は無理ですから、棚段数を減らし、全体的に低くし、商品を2段に積み上げて陳列します。

登録は「そば」「とろろそば」「うどん」「たぬきうどん」「素麺」「きしめん」「冷やしラーメン」「冷やし中華」「担担麺」等様々ですが、それぞれの味もいくつかの種類があります。そんなにいろいろ並べては品切れや廃棄が増えるばかりです。

店によって違いますが、定番として「そば」「うどん」「冷やし中華(酸味)」この3アイテムをずっと在庫確保し、天候や気温に合わせて発注数を増減する。その他Aの下位からBランク上位は昼のピークのみ在庫を持つ態勢で良いと思います。

基本の定番3品は24時間ずっと在庫を持ち、それ以外は昼のピーク時間のみ品揃えし、売り切れたらOKと。
店により冷麺の売れる時間が異なりますので、冷麺のピーク時間帯のみ、アイテム数は多くて良い=品揃えの幅を広げる。そしてピーク時にいろいろ売り切って、その後は定番のみフェイスを広げて対応するという感じです。

*夜に冷麺のピークがある店は夕方(3便)で冷麺のアイテム数を増やします。そしてピークで定番以外を売り切ると。

ここでいう定番とは24時間在庫を持つ商品を指します。複数便持つ商品で1便だけ、2便だけ、3便だけ入れる商品は定番というより品揃えアイテムとして考えます。品揃えアイテム⇒定番の売上を助け、売場の陳腐化を防ぎ、幅広いニーズに応える商品

売れる時には売れる商品をより多く売る、これが鉄則です。売れ筋に絞ることで発注や検収、陳列等効率が上がり、さらに品切れを減らすことで売上が確保できるのです。もちろん売れ筋=確実に売れる=その商品しかなくても満足して買っていただけるのですから、廃棄も減ります。
今こそ、売れる分類こそ、売れ筋に絞り、品切れと廃棄をなくし、大きな利益を確保しましょう。アイスやドリンク類も同様ですね。

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体感温度と絶対温度

最近、天候や気温の変化が激しく、単品管理が上手くできないという声を聴きます。普通の単品管理をしていると確かにそういう状態=品切れや廃棄がたくさん出て、自信をなくしている、ですね。

ここで原点に戻ります。私の提唱する「自然の法則」に従うです。季節は今「真夏」です。
日照時間も長く、太陽も高い位置にいて、雲や雨がない限り、真夏なんです、たまたま前線や台風、オホーツク海の寒気の影響は受けていますが。いつもであれば梅雨末期の時期ですね。

単品管理において、今重要なのは「体感温度」です。同じ24℃でも20℃の後であれば暑く感じ、30℃の後では寒く感じる。これは人間として当たり前ですよね。この気温の推移に合わせて、つまり体感温度も含めて「品揃え」&「発注数」を決めていくのです。客数は天候に大きく影響を受けますが、買上率は気温に影響を受けるのです。

分かりやすく言えば、活動する中で購買行動があり、つまり天候により活動や購買行動は変わる可能性があります。しかし買物行動に出たなら、つまり店へ入ったなら買物をします。ただし何を買うかは気温により左右されるということです。

蒸暑く、冷たい麺類が食べたい。でも涼しい時には「ざる蕎麦」、急に気温が上がった時には「冷やし中華」と変わると予測されます。気温の変化に合わせて嗜好が変化すると考えられるのです。
「冷やし中華」といっても「酸味の利いたスープ」と「ごまだれのこってりスープ」とでは全く売れ方が違います。
欲しいものが品切れして仕方なく購入された場合も要注意です。(酸味品切れ⇒ごまだれで代用⇒次回から買わず)

自分の発注したデータとPOSデータの背景に潜む「お客様の購買行動の変化」も捉えれるようになればベストですね。

同じような気温が続く時は現状維持でも良いですが、気温の変化が激しい時は「絶対温度」と「体感温度」を同レベルで判断し発注に活かします。気温の変化に対応できていない店がほとんどですので、気温の変化と購買行動の変化にきっちり対応し、お客様の信頼も勝ち取るチャンス到来です。
さらにできる店は湿度も分析に活かしてください。なお、くれぐれも店内の感覚で判断しないでください⇒外で出て自らの体で感じてください。

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梅雨明けとともに

九州・北陸・東北地域を除いて梅雨明けしましたね。九州では大きな災害がありまだ続いています。
「ライフラインを守る」というコンビニの役割をこれからも果たしていただきたいと思います。

梅雨明けと共に盛夏の品揃えと発注の開始です。梅雨明け以前から真夏日や猛暑日があり対応されてたとは思いますが、一気に勝負する時です。今までに増して売れ筋に絞り、売れ筋の品切れを起こさない、この徹底です。
アイス・冷麺・ドリンクの売れ筋上位3品はずっと在庫確保です。もちろん菓子パン系はぐっと発注数を減らしますよね。朝晩は少し売れますが日中は期待できません(惣菜パンやサンド除く)。

体から水分がなくなる時、水分を補給したり、体温を下げる商品が好まれます(もう暑いので本能で選びます)。
アイスは氷菓系、冷麺は酸味の利いた冷やし中華系、ドリンクはお茶や水もそうですが、スポーツドリンクや炭酸系の大容量です。中分類ではなく、もう単品の世界で戦います。売れ筋の在庫確保、特に土日祝日、行事と合わせて発注数を吟味してください。売れ筋は在庫が貯まっても発注を飛ばせばすぐに在庫はなくなるので心配なしです。

あとは大手メーカーのナショナルブランドNO.1の品切れ情報だけ掴んでおいてください(予想より梅雨明け早く気温上昇も早いので)。

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現場近くで購入

気温が上昇し、食品が傷みやすい時期になりました。こんな時は、米飯に限らず麺類も含めてお客様は現場近くの店で購入される傾向が強くなります。というのは朝の通勤時に、昼用に買っておいて、昼食にしてもずっと冷蔵しておかない限り傷んで食べられないのです。つまり現場系のお客様の昼食の購買はより現場近くの店で、お昼の時間帯に集中して行われるということです。
オフィス立地や駅前等はあまり大きな変化は見られないと思いますが、ロードサイド立地では注意が必要ですね。主食の動向に合わせて飲料も動きます。売れ筋上位3~5品は品切れしないようきっちりと管理しましょう。まだまだ売上を伸ばすチャンスです。客層やお客様の購買行動が変わる時、つまり変化がある時はビジネスチャンス発生です。

品切れを減らす時期

いよいよコンビニの最盛期がやってきます。沖縄から順次、梅雨明けし、7月8月と売上のピークを迎える。そして9月も前半は売上を稼げます。
この時期に重要なことは「品切れをなくすこと」です。全商品の品切れをなくすことは不可能と思われますので、各時間帯では上位3品、ピーク時間帯は上位5品(分類によっては10品)と決め、重点商品の品切れを発生させない単品管理をします。
極端な例を挙げると、予測販売数を上位3アイテムだけに振り分けても良いのです。登録或いは店での導入商品全てが揃わなくても、本当の上位アイテムさえあれば目標売上は確保できるのです。さらに売上上伸させる場合も上位アイテムの発注数増がモアベターです。立地によりアイテム増が良いという店も若干ありますので。

とにかく売れ筋を切らさない、最低でもピーク時間に切れさないことが最大の売上と最大の利益を確保するコツです。ぜひ自信を持って発注してください。なお発注の前には曜日別の品揃えを的確に決めてください。

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買上率の設定

今回は買上率の説明をします。最近質問が多いので。

客数予測は移動平均で機械的に数値を出します。買上率は月毎に設定しておき、その数値を予測客数にかけて予測販売数を求めますよね。この買上率は発注者の意思が、そして経験が、勘が活かされる数値なんです。最近暑くなってパンやパスタが売れない、逆に冷麺の数値が伸びている。こんな状況を掴んでいるなら簡単です。
発注者が「えいやー」と買上率を決めればいいんです。でも基本があります。それは曜日特性です、そして天候と気温です。最近のデータを分析し、曜日別・天候別・気温別特性を掴んだなら、もう自分の思った買上率を設定し発注してください。買上率が1%違っても、600人に客数に対して1%はいくつ?6個ですよね。これなら次の便、或いは翌日の発注で調整できます。今こそ自信を持って買上率を決め発注しましょう。たぶんそれでも早い時間の品切れの日が出てくるとは思いますが。

味の違いは明確に

単品管理において、最近多い間違いは味の違いを理解していないことです。一口に冷やし中華といっても「酸味の効いたレモン系」や「ごまだれ」等いろいろあります。
このブログを読んでいる人は気温と味の嗜好の関連はご存じと思いますが今一度確認を。
気温が高い或いは急上昇する時は酸味の効いた、また気温が低い、肌寒い、でもじめじめする、こんな時はごまだれがと大体分かっていると思います。

単品管理では分類は麺類、その中で冷やし中華とくくりですが、明らかに別の商品という認識が必要です。
冷やし中華⇔そば、また冷やし中華(酸味系)⇔冷やし中華(ごまだれ)でもあります。

気温の変化と売れ方の関連をしっかり捉えて売れ筋の品切れのないようにします。これが利益を最大限に競合に勝つ秘訣です。

衣替え

いよいよ6月ですね。衣替えの季節、そして酸味が恋しい季節となってきました。気温も上昇し、湿度も高くムシムシとして。つまり甘味は敬遠されるということですね。一部の人を除き、本能で行動される方は秋の涼しい季節まで、チョコやキャンディー、チョコビス等お別れです。

ということで単品管理も日々の予想最高気温や最低気温等、着実に確実に対応できればできるほど、売上利益に貢献できます。品切れもなくし廃棄もなくす、この2つのロスをなくす神業を実践し、多くの利益を蓄積し、お客様の支持を集める時なんですね。

急に気温が上がり暑くなる。昼に冷やし中華を食べたいと思っても大半の店が品切れ、その中でフェイスも多く、在庫も豊富な我が店は信頼度アップですね。困った時にはまた来ようと思う店、これを実現できる季節でもあります。

単品管理のヒントはこの過去のブログ記事にたくさんあります。ぜひ読んで実践してください。
端的に学びたい方はこちらへ。

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値入を意識

値入とは「売価-原価」ですね。よく分かってますよね。粗利との違いも分かってますよね。粗利とは売れた時の利益を表すので、当初決めた売価で売れたなら値入=粗利です。しかし、値下げして売れた場合は「売価-値下高-原価」となり、値入高が値下げ分マイナスとなります。つまり値入 ≠ 粗利です。

商売のコツは入れた商品をそのままの値段で売り切ること。値下げや廃棄をしないで売り切ることです。また移動もできるだけしないことです。コンビニではありませんが、店間の移動や返品等、商品が移動すると減耗(損)が発生しますので。

FCコンビニでは新商品の案内が毎週来ます。その中で、商品名やデザイン、ブランドも大事ですが、値入も意識してみることが大切です。なお値入が大きくても売れなければ仕方がないので、まず売れそうな商品、そして値入の高い商品という順でセレクトしてみましょう。

また既存の商品の中で、乾電池等、政策商品は売れる商品と値入の高い商品をセットで陳列されています。しかし、在庫を削りたい店は政策商品は値入の高い商品だけに絞っても良いです。店頭の中の品揃えの中で購入され、例えば乾電池が必要というニーズには対応できます。

同じ売価でも20円の値入れと30円の値入、そして50円の値入と様々です。
お客様視点からは売価ですが、店側視点からは値入高です。コンビニ経営継続の源である利益、発注担当者が毎日1品で良いから登録商品の中で、値入の良い商品を探し出す。それを導入するためにカット商品を決め、場所を開ける。そして見つけた高値入商品を導入する。この地道な作業を始めてください。売上は変わらなくても、半年後、1年後には今より大きな利益を生み出していますので。

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天候と気温と湿度

これからの季節、単品管理での最重要要素は天候と気温そして湿度です。曜日特性や祝日、行事等は一律的ですが、自然に関することは日々、またその日の中でも変化します。この変化に対応できてこそ、売上と利益が増加するのです。

晴れの日は日中の気温が高く暑く感じるでしょう、しかし夕方から夜にかけて気温が下がり、ひんやりと。また雨の日でも晴れた後はすこし肌寒く感じます。雨が続くと今度は蒸暑く感じたりと様々に変化します。

週間予報で天候と最高気温・最低気温を見て、週の動向を予測します。そして発注時点で納品日(便)に合わせて修正をかけていきます。昼間は初夏型、夕方から深夜は春型のアイテムでと。
おにぎりもパンも冷麺も同じ日の内に売れて混乱しがちですが、時間毎のお客様の買物行動を予測し、発注すれば問題ありません。合計で見てしまうと分からないだけです。単品を時間毎に観れば、動きがよく分かります。

なお陳列位置も重要です。昼間に冷麺が売れるなら、より良い位置でフェイス拡大して売ります。麵関連で云えば、パスタや焼きそば等と冷麺を時間帯で入れ替えるとか、フェイスの拡大縮小でお客様の購買行動に対応します。納品便が3便なくても、在庫さえあれば、陳列の幅と奥行きで十分変化対応できますので。

変化の激しい時期こそ売上拡大、利益と客数確保のチャンスです。何故なら、一日の中での激しい変化に対応できる店は少ないのです。例を挙げると気温が25℃を超えた時に冷麺が売れる。でもそれに見合ったアイテムと在庫量を確保できている店は少ないのです。前日や前々日の流れで発注し、「品切れ大発生」が一般的です。

今こそ「本当の単品管理」の出番です。普通の単品管理をやっている他店との差別化をはかり一気に顧客獲得しましょう。それがこれからの盛夏の結果にも繋がります。

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